名君・徳川綱吉

暴君と呼ばれる君主は果たして本当に愚帝だったのか？仕えた臣下は、奸臣・佞臣だったのか？それを諫めた副王は清廉潔白だったのか？「生類憐みの令」で悪名高い第五代将軍・徳川綱吉は「愚帝」だったのか？永遠の忠誠を誓った側用人柳沢吉保の視点から描く。本能寺の変の真犯人と春日局の怪しい関係。家康と二代将軍秀忠の確執が引き起こした駿河大納言忠長・三代将軍家光・保科忠之三兄弟をめぐる将軍職争い。伊達藩・高田藩御家騒動と伊賀忍者松尾芭蕉の東北行の謎。天下の副将軍水戸光圀の野望と後水尾帝・摂政近衛家の策謀。勘定奉行萩原重秀が創り出した莫大な黄金。綱吉・柳沢と光圀・豪商淀屋辰五郎の日本の経済覇権をめぐる激突。浅野内匠頭乱心の真相と吉良上野介の裏千家創立と朝廷工作。赤穂浪士討ち入りと八幡神社の経済ネットワーク。浪士切腹の真因とは?綱吉の「悪名」に隠されていた歴史の闇が今明かされる。
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