20位:『最後の召喚』
作者:晄
またですか…。何度目かの異世界への召喚に巻込まれた主人公。再び元の世界に戻れるのか……2015/4/27本編完結しました。2015/11/7番外編完結しました
19位:『悪役令嬢に転生したおっさん』
作者:テイク
四十歳、妻子持ち社畜企業戦士であったおっさんは過労で死んで気が付くと貴族の娘になっていた。実はとある乙女ゲームの悪役令嬢なのだが、そんなゲームをやるわけもないおっさんなのでまったく気が付かない。とりあえず、死ぬまで働いたおっさんはもう働きたくないのでぐうたら過ごすことを決めた。そんなある日、彼は運命と再会する。――これは、悪役令嬢に転生してしまったおっさんの物語。
18位:『和風乙女ゲーで(悪役/ヒロイン)やってます』
作者:しっぽタヌキ
乙女ゲームの世界に転生してしまった妖。望まず陰陽師の式神となり、恋を邪魔する悪役になってしまう。一方ヒロインは何も知らず毎日を楽しく暮らしていた。少し不思議な力があるだけの普通の少女として。……最後の日、小さな体が消えるまでは。ヒロインは消えていく体を腕に抱き、決意する。――必ず取り戻す。――そのためなら何度でもやり直してみせる。
17位:『ロリータ・ガンバレット ~魔弾幼女の異世界戦記~』
作者:すてるすねこ
「死ぬには良い日だぁっ!」 幼女は笑い、魔導銃とともに戦場を駆ける。大切な人達を守るために―――。 ぅゎょぅι゛ょっょぃ ひとまず完結しました!
16位:『亡国の剣姫』
作者:きー子
貴族にありえざる黒髪の娘として生まれた妾腹の末姫、シオン・ファーライト。 少女は若干一二歳にして、親族のクーデターによる王位簒奪を機に、追われるものの立場となる。 手にあるものは武断で知られた父王に師事した剣術。そしてひとりで生き延びるためのすべ。 隣国に亡命すべく一路ひた走る道すがら、立ち塞がるは魔剣をたずさえし魔人たち──”魔剣遣い”。 剣姫の行く末や果たしていかに。 亡国の妾腹の姫(十二歳)が武断で知られる父王譲りの剣術を手に亡命する道すがら、立ち塞がる”魔剣遣い”をバッサバッサ斬殺していくお話。
子供のお姫様が、刺客に追われて逃げる話と言えば、シンプルだが、作者の筆力の高さで、毎回、毎回がわくわくする展開になっている。作者のきー子先生は面白いと思える展開だけ書き、そこが過ぎたらさっさと連載を、終えてしまうだけあって、アクションも、ストーリーも十分な読みごたえを保っている。はっきり言ってもっと評価されるべき作品。なぜ書籍化されないか疑問だがやはり短いとファンがつきにくいのかもしれない。テーマや雰囲気を替えて第二部もやると、更に評価されるかも。
よういち
15位:『私はそんなキャラじゃない!』
作者:みりんこ/増田みりん
私ことエドウィーナは、10歳の時婚約者であるイーノス殿下と出会ったことにより、ここが乙女ゲームの世界で、自分が悪役令嬢であることを思い出した。破滅エンドを回避するべく10歳の頭で考えた。―――そうだ! 殿下に嫌われて婚約をなかったことにしてもらおう!しかし、この行動のせいで思いもよらぬ展開になってしまい…。※変態ドM王子×無自覚天然ドS悪役令嬢の、コメディー多めのラブコメです。R15は一応念のため。※現在、番外編のような、後日談のような小話をお題を借りて更新中です。http://ncode.syosetu.com/n7673cz/
14位:『魔王様と砂時計~転生したら妖精さんで将来の魔王に病まれる話~』
作者:ころ子
転生したら恋愛シュミレーションRPG世界で「私の世界が危ないのお願い異世界に行って魔王を倒して勇者様!」ってお願いする役割(予定)の妖精になっていた。けれど将来魔王(微チート・微ヤンデレ)になる予定の少年に捕まっちゃったお話。※本当に微妙な性的表現あり。(ちょっと危ないのは18禁の方に番外扱いで投げます)唐突に迫ってくる少年から逃げ切れず家政婦→恋人→妻へジョブチェンジした。ラスボスの手前で戦う、魔王の側近的な立ち位置になるかもしれないというだけのストーリー。※カクヨムにも掲載中
13位:『異世界娼館の支配人』
作者:Sin Guilty
現在当短編の連載版「異世界娼館の支配人 ~夜噺百花~」を投稿中です。http://ncode.syosetu.com/n6581dc/ 俺が転移者としてこの世界に放り込まれたのは、もっとずっとガキの時分だ。代償として得た力は衛生、体調管理に特化された各種魔法。戦闘にゃなんの役にも立たねえ俺の力だが、娼館の支配人としちゃそう捨てたもんでもなかった。命を救ってくれたオーナーに店を任されてから、はや幾年。今宵も娼館「胡蝶の夢」に燈は灯り、金と情欲に塗れた夜の幕が上がる。是非ともお立ち寄りくださいませ、お客様。当店は選りすぐりの美女を取り揃えて、お客様のご来店を心よりお待ちしております。
12位:『趣味人なまおー』
作者:海蛇
剣と魔法が支配したりする世界『シャルムシャリーストーク』。ここは人間世界と魔族世界の二つに分かれ、互いの種族が終わらない戦争を繰り広げる世界である。魔族世界の盟主であり、最高権力者である魔王。この度、新たに偶然にもその座についた彼は、どうしようもなく変人であった……愛する人形の少女アリスや、敵でありながらも最大の理解者である人間の勇者エリーシャ、黒竜の姫君や吸血族の姫君と出会い、変人は、やがて世界を大きく動かしてゆく。
戦記物をある程度読み進めると、必ず登場する立ち位置のキャラクターがいます。世界の情勢に全く興味を示さず、ひたすら自らの趣味に没頭し、だというのにその情勢を左右するほどの力を持つタイプの人物。この物語はそんな魔王が主人公の物語です。なので、周りのキャラクターが主人公の扱いにやきもきする様が面白さのポイントかと思います。付け加えるなら、ドールに対する主人公の扱いがとても素敵です。何だか父と娘みたいな関係でドキドキします。
この作品を、一言で表すなら、表題になると思います。これ以上を書くと、ネタバレになりそうです。人間と魔族の対立構造があり、勇者と魔王がいて、と、定番ですが、作者様の絶妙なスパイスにより、これらが独特の世界観へと昇華されています。人間の世界、代々の勇者に歴史あり、また、魔族の世界、代々の魔王にも歴史あり、と、時間軸によって変化していく世界が描かれ、そして、とある謎が、常に伏線として張られており、物語を魅力的に仕上げています。さらにお勧めできるポイントとして、定期的な更新があります。現在に至るまで、週に1回、必ず更新されています。内容はいいのに、続きが読みたいのに、1年、2年待ってもなかなか・・・・な小説がある中、読者としては、とても嬉しい要素です。こうした優良小説でありながら、ランキングの低さは不当と思ってます。是非、もっと多くの方の目に届くことを願い、今回レビューさせていただきました。
シルディ
11位:『惚れ薬は切れない』
作者:如月あい
【本編完結済】 魔法士を目指すシフォンは、魔法学校で勉強中。負けず嫌いの努力家なシフォンだが、魔法薬学だけは超がつくほど苦手だった。 そんなある日、シフォンは自分の調合した薬をドジなクラスメイトなせいで誤って天敵であるヴィクターにぶっかけてしまう。すると彼は突然、シフォンに愛を囁きながら迫ってきて、その場は大混乱。 どうやらシフォンは失敗して惚れ薬を作ってしまったらしい。しかも何故か教授の解毒薬も彼には効き目がなくて……? 頼むから元の不愛想な俺様ヴィクターに戻ってほしい。 そう願うシフォンと、フェミニストに変貌したヴィクターのドタバタ劇。
10位:『望まない結婚』
作者:小鶴
ルージマナリア王国の第三女として生を受けたローデリアは、母親の身分の低さを理由にお世辞にも贅沢とはいえない生活を強いられてきた。そんな彼女はある日突然、侯爵子息との結婚を決められてしまう。 けれども結婚相手のアレイズは、親の敵のような顔でローデリアを睨みつけた。 これはローデリアの結婚と、小さな成長のお話。――――――――(貴族・身分制度などについては、数世紀前の事実と作者の捏造が合わさっております。ご了承ください)
冒頭から惹きつけられ、2ページ目に入る頃にはもう夢中で物語りに入り込みました。中盤で、初めて知った感情を彼女が切なく散らすくだりは同じように胸が痛んで熱くなり、追い詰められて出す結論への心理描写がとても自然で、彼女が、心が沈む先に見ている光が何なのか、哀しいくらい津々と伝わってきて、もういいよと、思わず”楽にしてあげたい”と同調して祈るところでした。それでもやっぱり、最後は幸せになって欲しいと期待を込めてラストまで――――――!もう、本当に素敵でした。ゆっくりと、二人の未来が胸に収まりました。視点を変えながら、読者の持っているであろうフラストレーションの手綱をとって緩和していく小鶴様の筆力に、ただただ感服しています。胸を熱くする物語を、本当にありがとうございました。
イチ香(カ)
生い立ちや立場、周りからの偏見や誤解。それらを理解し、悪意に晒されながらも直向きに生きる主人公。「どうして?こんないい子なのに・・・」気付けば、読みながらボロボロと涙が零れていました。自分の存在に意味を見いだせなくなってしまった彼女。この優しく、けれど悲しい女の子は幸せになれるのか?本当の彼女を知った時、人々はどう変わるのか?願わくば、そんな健気な彼女が幸せになれますように。そんな応援をしたくなる作品です。
紫月 成知
9位:『異世界商売記』
作者:桜木桜
異世界に転移してしまった少年、アスマ・ハルト。帰る方法も分からないので、異世界で生きていくしかない。少年の武器は石鹸作りの知識のみ。果たしてハルトは異世界で無事に生きていくことができるのか。 主人公は趣味だった石鹸作りを生かして商売を始めます。少しづつ経営が軌道に乗っていき、主人公が金持ちになっていく物語です。 完結を目指します。ブックマークや評価点が付くと、作者はとても喜びます。完結しました。
8位:『はるあらし』
作者:はな
桜庭家の次男であるおれは、ある日母親によって強引に見合いをさせられた。相手は、大和撫子を形にしたような美人の春音さん。結婚するつもりはカケラもなかったので断ろうとしたのだが、思わぬ成り行きで、彼女と(仮)の付き合いをすることに。しかしこのハルさんという人、かなり……。自サイトより転載。番外編は、主人公ではない人物が語り手になります。一迅社第1回メゾン文庫キャラ文芸大賞、特別賞。
ある日突然、母親からお見合いをさせられた主人公は現代の大和撫子といってもよい女性と出会うのですが、最初は結婚するつもりはないと言っていたのに彼女の素を知っていくたびに少しずつ惹かれていきます!『御曹司×突然のお見合い』というなかなか女性向けの王道的な展開になっていますが、あくまでこの作品は男性視点なので男性向けといえる作品かと思います!しかし、女性も好きな展開が入っているため性別関係なく読みやすい作品となっています!基本的にヒロインであるハルに振り回される主人公ですが、全体的に明るめの雰囲気となっておりますし、2人の掛け合いが楽しいのでサクサク読めます!ハルがとっても可愛いのと最後の壺のくだりが私は好きなのでオススメです!2人のお見合いの行方がどうなるのか、是非本編を読んでみてください!
ひょろ
7位:『転生したから新世界を駆け巡ることにした』
作者:氷純
赤田川ヨウは飛行機事故に巻き込まれ、失意のまま死亡すると異世界で第二の生を受けていた。男爵家に生まれたものの前世の記憶が災いして生活に馴染めず、厄介払いをかねて開拓学校を受験させられてしまう。――え、人型兵器があるの? 適性ないの? 落第? ……どうすんの?第一章は毎日更新します。
この作品は共依存の構築と脱却がテーマのようで、最初は前世の記憶により、今世を上手く生きられない主人公とヒロインが2人だけの世界を構築していきます。主人公とヒロインがお互いに依存していく過程とその脱却は丁寧に描かれていて、とても良かったです!また、世界観や考察、キャラクターや転生の謎などもしっかりしているため、とてもリアリティーがあり読んでいて素晴らしいと感じました!戦闘シーンも迫力があって、最高です!特に強敵達との戦闘シーンはとても素晴らしかった!ヒロインも可愛いし、主人公との掛け合いがとても楽しいですよ!主人公とヒロイン以外のキャラにも活躍の場面があるのも好印象でした。とても面白かったので、まだ読んでいない方は是非とも読んで見てください!
typhoon
異世界ファンタジーですがロボットがメインの小説です。なので一応文明自体はそこそこ発展しています。そもそもロボット物の作品が少数なのであまり読んだことのないタイプの話しでした。いろいろと転生した主人公にも葛藤があり、確かに死んだことをすぐ受け入れることはなかなか難しいと思いました。ただまあ、そのことから作中でヒロインと結構共依存になっていることや人間不信がみられるので、そういうのが苦手な人は微妙かもしれません。しかし、作品自体はよくできていますし主人公も少しずつ精神的に成長したりするところもあるので苦手な人も読んでみてほしいです。また、主人公が自分がなぜ転生したのかを疑問に思い探っていくことも物語の重要な部分に関わってくるので自分なりに考えながら読むと面白いかもしれません。ロボットを使った激しい戦い、転生に隠された陰謀そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
ひょろ
6位:『異世界ドライブ旅行記』
作者:hachikun
コンビニから出てきたら、そこは異世界だった!片手には、さっき買いものしたコンビニ袋。旅の相棒は、愛用してきたおんぼろの軽四ワゴン。勇者でもなんでもない、どこにでもありそうな、ごく普通の異世界放浪旅行物語。2015/11/25 完結しました。
まず、基本として、主人公の思い通りにならない展開は殆どありません。主人公がそうしようとして、思い道理に動くのではなく、作者が主人公の回りの環境、流れを無理矢理に思うままに動かすために使っているので結果対して、疑問を浮かべる部分が少なくありません。主人公グループが正しいと言う状況を作るために矛盾を感じる状況、設定を作っている所も多々あるように感じられました。何か特定のジャンルに対して話を始めますが特に深く掘り進めることなくそのまま終了します。このような点に我慢ができるのならば読んでみるのも良いでしょう
るれろ
5位:『変わらぬモノ <きらめきのゴーレム>』
作者:雨野千晴
主人公は不幸な事故に巻き込まれ、突然、自分の状態もわからず、動くこともできない状態に陥った。ただ思考することはできる。主人公がひたすら瞑想を続ける中で、突然頭に声が響いてきた。驚きつつも、それは悟りを開いたことを告げていた。ついに動き出す主人公。メタルゴーレムとなって世界中を駆け巡る!
話の進み方、テンポ、個性等非常にバランスが良いなと思います。文章量も程よく、主人公の味が染み込んでいて面白い。あまりみないような形なので、新鮮な感じもしました。一つだけ、最後がうーんって感じですね。どうなるんだろうって期待があった分すこし物足りない感じがしました。ただ、そんなマイナスなんか吹き飛ばすくらいの質だと思います。非常に素晴らしいと思います。
ごんごん
よくある人外転生物?え?ゴーレム!?面白いのかな?そんな気持ちで読み始めたら止まらない止まらない何が止まらないかって?ゴーレムさんの怪進撃!こんなに楽しい作品はなかなかお目にかかれません大事件が発生する時、無自覚、天然、斜めうケフンケフンえっと……そうそう!悟りしモノ!ゴーレムさんが見事に怪決!気が付けば貴方もゴーレムさんのメタルボディの煌めきに夢中になっている事でしょう痛快アクション大作です序盤は文字数少な目でちょっと冗長に感じますが上陸した辺りからの面白さは最高です!
たこわさ
4位:『悪魔公女 〜ゆるいアクマの物語〜』
作者:春の日
【改修終了しました】彼女は光溢れる世界の夢を見る。家族。学校。友達。電車。バス。映画。本。彼女は光の世界で成長し……最後に白い部屋の中で、闇に包まれた。彼女が夢から覚めると、小さな一体の悪魔になっていた。魔界でののんきな生活。強大な存在との出会い。長い時を悪魔として過ごすうちに、その心に広がるのは、光の世界への憧れ。彼女は目の前に現れた召喚魔法陣に飛び込む。そして……再び彼女が目を覚ますと、人間の赤ちゃんとして産まれていた。そこは神聖王国。悪魔でありながら、赤ん坊の力しかない彼女は恐怖する。悪魔だとバレたら、やばい。自分は人間なのか悪魔なのか? 彼女は生き残ることが出来るのでしょうか?一章はラノベ一冊分相当で換算しております。通常パートとシリアスパートの落差にご注意ください。悪魔的な描写がございます。読み方は『あくまこうじょ!』と元気にお読みください。※全四章、第一部として完結しました。第二部『悪魔公女Ⅱ ~ゆるふわアクマ旅情~【リメイク】』を新たにはじめました。http://ncode.syosetu.com/n5520de/
3位:『魔法少女を助けたい』
作者:クンスト
主人公は化物に襲われ、魔法少女に命を救われる。魔法少女の実在を知り、化物の自主警戒を開始する。主人公に義務はなかったが、それでも監視を続けた。そして、ある夜。美味そうにツバを飲み込み魔法少女を眺める黒幕が現れる。化物をワザと倒させ、レベルの上がった魔法少女を狩ると黒幕は語る。経験値は心臓が止まるだけで取得可。だから少女は何度も殺される。レベリングに退屈したなら、少女の体を壊して楽しむもよし。太ったガチョウの肝の味を思い浮かべるように、魔法少女の結末を語る黒幕に恐怖した。何故、魔法少女を助けるのか。これがあらすじである。
魔法少女系の物語なのにかなりダークなあらすじに最初びっくりしたのを覚えています。あらすじだけ読むとホラーやグロ系メインなのかと思われる人も多いかと思いますがホラーではありませんしそこまでグロい表現もありません。ただ不幸な運命を決定づけられた魔法少女たちを救う物語、、、かどうなのかは読んでから判断してください。最後まで読んでからじゃないとわかりません。主人公自体がいろいろあれなので詳しくは言えませんが面白いと思います。最後の方の展開も推理などがありハラハラさせられる部分も楽しめるので是非読んでみてください。ちなみに続編があります。そちらはまだ未完結ですが定期的に更新しているのでこちらが面白かった方は読んでみるといいと思います。
ひょろ
昨今では、猫も杓子も魔法少女と忙しない世の中である。けれども本作はそれらとは一線を画している。作者様は、非常にしたたかだ。何故魔法少女がいるのか、何故ステータスが存在するのか、何故魔法少女が危機に陥っているのか、そのすべてが巧みに計算され尽くしている。読み進めれば読み進めるほど、先が気になって仕方がなくなる。けれどそれは本作を支える魅力の片輪に過ぎない。本作のもう片輪は主人公である御影だ。主人公である御影は控え目に言っても最高だ。一時流行ったやれやれ系主人公の皮を被ってはいるものの、初っぱなから自分の命の危機を省みずに、どう考えても無理ゲーな強大なボスに立ち向かう。そのモチベーションは確固たる「魔法少女を助けたい」拙いレビューではありますが、最初から最後まで熱い主人公、かわいいヒロイン、魅力的な謎を散りばめた本作を自信を持ってお勧めしたいと思います。
比音 ちょこ
2位:『吾輩はXXXである。』
作者:cardy
死んだ後で転生先の生物を選べることが出来た彼。しかし、ロクなものが無い。ならば、どうなるかわからないが異世界へ。そんな彼が生まれ変わったのは・・・。***一応タグは保険です。初の長編ですのでヨロシクお願いします。
1位:『堕落の王』
作者:槻影
気がついたら異世界に転生していた。寝ていたらいつの間にか望んでもないのに魔王になった。働かなくていいなんてこの世界、最高じゃないか。きっと日頃の行いがよかったからに違いない。怠惰の味は蜜の味。栄光、勤勉、貞淑、名誉など興味もない。堕落の王とは何を隠そう――この俺の事だ。*****作者からの連絡*****2015/12/26 ファミ通文庫さんより書籍化致しました。書籍版もよろしくお願いします。2015/11/02 第二部完結しました。ありがとうございました。2015/2/28 続き組んだので第二部を掲載中です。2015/1/30 無事完結しました。ありがとうございました。※現在、二巻まで発売中
悪魔と言えば、割と知られているのが七つの大罪。嫉妬、傲慢、憤怒、飽食、色欲、強欲そして、この物語の要となっている、怠惰誰だって、少なからず身に覚えのあるその罪。だけれど、その事を我が身に感じれば恥じてしまう、罪。しかし、持たずにはいられない、原初の罪。なによりも私は、怠惰の感情に覚えがある。めんどくさい。寝てたいな。なんて、みんな思ったことがあるんじゃないだろうか?でも、生活をしている中で怠惰なままではいられない。嫉妬とか、傲慢とか、強欲とか、突き詰めたらどうなるか?って、なんとなくは考えつく。だけど、怠惰は?怠惰っていうのは突き詰めたらどこに行くのだろう?そもそも、どうして怠惰になるの?これは、その問に答えが見つかる、かもしれないお話。ユーモアで、欲に塗れた、だけどちょっぴりセンチメンタルな物語。ぜひ、ご一読ください!
まりそ
漠然と語られる大罪は本当に『罪』なんだろうか?自身も悩んだ事があります。大罪と呼ばれる物が『生』を持ち、営み、関わり合う事で巡り巡られ、望む望まないに限らず産まれるものがあるんですね。時間を忘れて読んでしまう物語です。短編ですので、読みやすくわかりやすいですが、感じる事は人それぞれです。是非ともページを読み進めてみてください。
出雲