20位:『グルノールの転生少女 ~ないない尽くしの異世界転生~』
作者:ありの みえ
異世界に転生したティナは、恥ずかしがり屋の日本人な前世の知識に足を引っ張られて片言トークが通常仕様。いずれ流暢に話せるようになればいいや、とのんびり構えていたら両親に先立たれて孤児となってしまう。昔ティナの父親に恩を受けた事があると言う騎士レオナルドに引き取られる事になるが―― 青年×少女のほのぼの溺愛系ハートフル(ボッコ)ストーリーになる予定です。異世界転生ですが、チート能力で戦闘無双・現代知識で異世界開拓・逆ハーレムありません。ないない尽くしの異世界転生モノです。清々しいまでに「自分が読みたいものは自分で書く!」の一言に集約される作者の趣味をひた走るお話です。
このお話に、ご都合主義的な展開はありません。出だしハードモードでいきなりフワッと軽くなる話でもありません。そして、ひたすら重苦しいような、つまらない話でもない。優しい人が沢山います。が、主人公にだけ優しい、ぬるま湯のような世界ではないので、身近な人が亡くなったり、イタズラな男の子に嫌な絡まれ方をしたり、兄は英雄なのにポンコツだったりします。かといって辛いだけの世界ではありません。その辺りのさじ加減が絶妙です。むしろ、読みやすい語り口でしょう。丁寧に作り込まれたプロットのおかげで、『この世界ではこうなのだ』と納得させられます。そして、ちりばめられた伏線!あちらこちらに絶妙に言葉が隠してあって、読み返すと『あー!!あれはそういう意味だったのか!』と膝を打ちたくなります。レビューって難しいですね!面白いから読んでください!ティナ、かわいい!!
ササガミ
説明の「片言トークが通常仕様」に惹かれてなんとなく読み始めた作品ですが、予想以上に面白いです。レビューがないのが本当に不思議です。本題、最初はあまり喋れない主人公、ティナとあらすじにいるレオナルドさんとのほのぼのなストーリーが書かれています。しかしほのぼのに油断した瞬間来るシリアスにまさに泣けてしまいました。この世界の「転生者」についての発見、何も知らないティナがいろんな事を学んで行くのを思わず応援しちゃいます。文章はいらない部分が削られていって読みやすくて読み込んであっと言う間に最新話に追いついて最初との違いに驚きます。ティナの周りにはいろんな人が来て、様々な出会いと別れ、時々入る他人視点からの主人公視点で分かりやすくて物語を掴みやすいです。人物の一人一人の個性と意外な真実、読みやすい文章力と視点交換、試しに読んでみても損はないと思います。四百文字じゃ足りない…
19位:『レベル99冒険者による、はじめての領地経営』
作者:藤崎
これは、ハッピーエンドの後の物語。ファンタジー世界ブルーワーズへ世界転移した高校生、天草勇人は大魔術師となって仲間と共に世界を救った。その功績で叙爵された女聖騎士ヴァルトルーデのため、今度は領地経営に携わることになる。しかし、廃墟となった街の復興、鉄を産出しなくなったドワーフの里、税を納めない海運都市、モンスターに悩まされる村々と問題が山積していた。ブルーワーズ最強の冒険者となった勇人は仲間たちと力を合わせ、時に魔法で、時に現代知識で、そしてだいたいはチート級の資金力で問題に挑む!地球へ帰還する、一年後のその日まで。☆累計3000万PV、300万ユニーク突破しました。ありがとうございます。☆双葉社モンスター文庫より書籍版1~6巻発売中。☆2016/04/30完結しました。現在は、番外編を不定期に投下しています。
18位:『この度、公爵家の令嬢の婚約者となりました。しかし、噂では性格が悪く、十歳も年上です。』
作者:飯田栄静@市村鉄之助
※※集英社ダッシュエックス文庫様より①巻②巻が好評発売中です※※男爵家の長男だが家督を継ぐことができないジャレッド・マーフィー(十六歳)に婚約者が決まった。相手は公爵家の令嬢オリヴィエ・アルウェイ(二十六歳)。誰もが口をそろえて美女だと言うオリヴィエだが、悪い噂と性格と口の悪さで有名だった。しかも十歳も年上だ。貴族社会とおさらばして冒険者を目指す予定だったジャレッドの小さな野望が終わりを告げると同時に、魔術師なら誰もが憧れる宮廷魔術師の道が開いていく。派閥争い、魔術師と騎士の不仲、魔獣討伐、暗躍する組織との戦いを乗り越えながら、婚約者のオリヴィエの本当の姿を知り、近づいていく。そして、同じ学園の生徒、騎士、魔術師、貴族令嬢のヒロインたちとも出会っていく。学生魔術師が公爵家の令嬢の婚約者となり宮廷魔術師まで成り上がっていきます。
17位:『悪魔は 異界で 神となる 【人外進化】』
作者:春の日
【本編完結済み全100話】 基本(?)に戻ってモンスター進化物語です。 新作VRMMORPG―『イグドラシア・ワールド』のβテスターが全世界に募集され、1万人のβテスターが、地球と同じ広さを持つ剣と魔法の世界に旅立つ。その裏で、人体実験で集められた100人の【裏テスター】達が、モンスターの身体を与えられて、秘密裏に同じ世界に旅立った。その裏テスターの一人である白い少女は、逆境を乗り越え『魔物』として進化を繰り返し、現実世界からの侵略に立ち向かう為、世界を滅ぼす最悪のケモノ――『バニーガール』へと進化する。 白い少女『……え?』 主人公に悲壮感はなく逞しく生き延びます。
本当に、ただ『凄い』という言葉だけが浮かびました。ああ、VR作品の頂点はここにあったのか、と。心理描写もさることながらストーリー構成がしっかりしていて、読み手を飽きさせません。設定も上手く練り込まれていてひたすらに話の中に引き込まれていきます。ほのぼの、殺伐、戦闘、心理、思惑、懐疑……全てが噛み合ったかのような傑作です。また引き方、魅せ方が上手いのですね。知らず知らずのうちに、時間を忘れて次へ次へと読み進めてしまいます。正直、ここまで引き込まれたのは『本好きの下剋上』以来です。まさかここまで面白いVR作品があったとは……。……ん、ハイファンタジーじゃないのかって?ええ、ハイファンタジーなんですよ。だから凄いといいますか……。でも初めて読む方には、ぜひVR作品と思って読んで頂きたい。必ず、出会えて良かったと思える作品です。ぜひ一読してみてはいかがでしょうか。
夜桜てる
私は人外転生のウェブ小説が好きで、いろいろ調べていました。そんな時に出会ったのがこの作品です。まずタイトルに惹かれ読んでみると、私にピッタリの作品でした。特にガストと云う私が読んできた中であまりなかった所とステータス?です。この作品はとても面白いです。!!!!更新頑張ってください!!!!!!体調にも気をつけてください!!!!!
山田さん
16位:『私、興味がないので(連載版)』
作者:柚木ゆきこ
第一王子との婚約者だったアレクシアは、国王から謝罪を受けた上で婚約解消となった。婚約解消されたアレクシアは、父である公爵から国を追い出される事となる。そんなアレクシアの婚約破棄・追放からの、彼女と王国のその後。*本文完結。現在ざまあ部分の番外編を執筆中。本文で載せていなかった公爵と妹ミラのその後も執筆する予定です。一度完結済みにしましたが、番外編を入れるため連載中に戻しました。
15位:『錬金術は魔法より圧倒的に強い~転生した最強の錬金術師は、劣等とされる錬金術で無双する~』
作者:えぞぎんぎつね
錬金術は魔法よりも圧倒的に強い。 そんな錬金術を極めたルードヴィヒは、史上最強の魔王を追い詰める。 だが、死の間際、逃亡するために魔王が放った謎の魔法に巻き込まれてしまう。 ルードヴィヒが目を覚ますと、そこは千年後の世界だった。 その上、齢80を超えていたルードヴィヒは若返っていた。 実は魔王の転生に巻き込まれて、自分も転生してしまっていたのだ。 ルードヴィヒは錬金術師として生活することにしたのだが、その世界では錬金術自体が衰退し、錬金術師は劣等職、役立たず、詐欺師の別名になっていた。「今のは魔法などではない。錬金術だ」 最下級魔導師を名乗る天才錬金術師の無双が始まる。アルファポリス、カクヨムにも掲載しています。【旧題】魔王の転生に巻き込まれた史上最強の錬金術師は、錬金術の衰退した世界で無双する。
14位:『【Web版】麗子の風儀~悪役令嬢と呼ばれましたが、ただの貧乏娘です~』
作者:ベキオ
【1/31よりコンプエースUPでコミカライズ配信開始!】【KADOKAWAエンターブレイン様より書籍化しました】 私、九条院麗子は天涯孤独の貧乏娘である。2か月前に亡くなった祖母は我儘お嬢様で生活力なんて皆無。赤ん坊の私を押し付けた父親は九条院家を潰した挙句、未だに行方不明だ。そんな私を育ててくれたのは祖母の女中さんのフキさんである。フキさんのお陰で、私は生活力を身につけることができた。一方の祖母は気位がエベレストよりも高く、私を九条院家のお嬢様として相応しいように教育を施す。二間しかないオンボロな借家にピアノを置き私に厳しい指導をする。ダンスもマナーも語学も。祖母はヨーロッパに長くピアノ留学していたのだ。 そんな私は特待生制度のある名門明聖学園の高等部に入学することになったが、入学式の日に後ろからタックルを受け、「悪役令嬢!」と桜田優里亜に罵られるのだ。彼女はどうやらこの世界が乙女ゲームの世界だと思い込んでいる模様。幼馴染たち(彼女曰く攻略対象とのこと)には私の事を警戒するように注意し、ヒロイン結城美羽と攻略対象である小鳥遊亮とくっつけようと奔走する。 私はド貧乏でそんなことしている暇はないのに。そんな中、女中のフキさんの引き取られた先が攻略対象の小鳥遊亮の家だと判明。フキさんは小鳥遊亮の曾祖母に当たる。彼はフキさんをこき使ったと私をなじるが、私はもう一度フキさんに会いたい。そんな時、土砂災害によって家を失ってしまう。頑張れ私! 負けるな私!
悪役令嬢を題材にした作品が多い中、久しぶりにそういった作品群から飛び抜けた逸品です。極貧な主人公と彼女を悪役令嬢だと信じる少女、更にそれを取り巻く魅力的な登場人物達が織り成す現実世界を舞台にした物語。現代を扱う令嬢ものには必須の設定や造形物に対するリアリティー感をこの作品は強くに感じさせてくれます。登場人物も皆魅力的で、特に主人公レイちゃんの純朴さやツンデレのサラちゃんの可愛らしさには、読み進めるうち虜になる事間違いなしです!以下はなろうで実際に書かれる方へなろうで投稿される人なら、この作品の構成の妙に舌を巻く事でしょう。読み手をぐいぐいと引き込む構成の上手さ、文章自体の美しさ、魅力的な登場人物の描写の仕方。読み手の事を非常に考えて書かれた作品という事が一読すれば理解されると思います。読み手として純粋に楽しめ、書き手としても勉強になる作品です。是非一読下さい!
林野
更新が待ちきれなくて、何度も読み返す作品は久々です。モノローグがしっかりしており、小説としての形ができているので、一般の人も読みやすいオススメ作品です。よくある鈍感ものとは一線を画しています。舞台設定は女性が好むものですが、ストーリーの運び方に不自然が少なく、どなたでも読みやすいかと思います。主人公の思考に偏りがありますが、背景が丁寧であるため、人格形成に至る経緯が読み手に伝わり違和感はないです。文章はコミカルな手法を取っているので、冗長にならずよいバランスです。
みなりん
13位:『転職の神殿を開きました』
作者:土鍋
生まれ持ったジョブに人生を左右される世界。そんな異世界に召喚された森本要には「人を転職させる」能力があった。彼は生活費を稼ぐため転職屋を始めるが、その能力を狙って貴族や教会が動き出す……。 やがて、自衛のため王国最大の宗教組織に潜り込んだ彼は、宗派の派閥争いに巻き込まれながらも、自らの足場を固めていく。※完結済みですが、たまに後日譚や外伝を投稿します。※双葉社様のモンスター文庫にて書籍化されています。
生まれ持ったジョブに、人生を左右される世界。あらすじにあるこの一文が、作品の根幹を示しています。多くは非力な村人で。特殊なジョブを持っているのは一握り。そんな世界に召喚されたカナメは、「人を転職させる」能力を持っていて。最初は辺境で転職屋をやっていますが、やがて自衛もかねて神殿に所属し、困難に見舞われながらも、居場所を確固たるものにしていく物語です。キャロというマスコットキャラも居ますし、カナメの周囲のキャラも魅力的。能力の貴重さと危険度とかもしっかり描いてくれてて、楽しめました。
宵凪海理
本編は2016年11月、エピローグ含めて翌年12月完結の、書籍化もされてる作品。転職云々は、もちろん話の根幹ですが、それ以外で注目したいのは、魅力的なキャラたちです。主人公カナメは、社会経験があるためか考え方が俗物的。商売、お客さん、売り上げ等、宗教関係者が使ってはいけない単語を連発します。機転も効き、交渉術も巧み、企画力や運営力もあり、次第に信用を得、最終的には神殿長にまで昇ります。〈キャロちゃん〉にもホッコリ。明らかに言葉を理解してる(?)うさぎのマスコットです。癒されます。ヒロイン候補も、剣士、魔法使い、聖女、同僚等豊富。選ばれるのは一人なので、ハーレムにはなりません(笑)。誤字も少なくスムーズに読める文章、本当に楽しめます。是非御一読を。(時系列的には〈エピソード0〉から読むとよいかも?)
下水道
12位:『アラフォー社畜のゴーレムマスター』
作者:高見 梁川
社畜松田毅は過労死した。せめて生まれ変わったら、ホワイトな会社で穏やかに過ごしたいという思いを抱いて。ふと気づけばショーン・コネリー似の神がいて、松田はファンタジー世界への転生を告げられる。「せめて!せめてもっとホワイトな世界に!」「自己責任でお願いします」「ちくしょー!あんたらはいつもそうだ!俺たち社畜をスマホと同じだと思ってるんだあああ!」「…………なぜにスマホ?」「定額使い放題(残業代なにそれ美味しいの?)」せめてものお詫びにと、土魔法のチートをもらった松田は、はたして念願のホワイトな生活を手に入れられるのか?社畜生活で人間不信に陥っていた松田は、とある知性ある秘宝と出会い、決して裏切らない人造人間に心惹かれていく……。小心者の元社畜の成り上がり英雄譚?ゴーレムはおやつ(ハーレム)に入りますか?9/20ようやくタイトルに追いつきました!
以下当てはまる物が2つ以上の方に無責任にお奨めしております。・俺強ぇえーが好き・獣耳、幼女好き・無機物萌え・まな板好き(今後に期待大)・社畜好き・頭の可笑しいオッサン(外見美エルフ)好き・オッサンドワーフ好き 最近タイトルに絡んだ展開を見せ始め、ますます今後に期待が膨らむ作品。 今のところ、そんなにストレス展開は無くかつ俺強ぇえーがお楽しみ頂けます。 まだ頁数はそこまで多くないから直ぐに最新のページまで追い付けるので、上記項目に当てはまらない人にも良いかも知れません。
猫派
11位:『どうせゲームなのでストレス発散にやりたい放題に遊んでいたら、どうやら本物の英雄になっていたらしい』
作者:にくうどん
仕事を辞めてニートな俺は、暇潰しに古いゲーム機を購入して遊ぶことにした。 なにせ、最新のフルダイブ型VRゲーム機はクソ高いからだ。 おまけで付いてきたのは「滅亡都市防衛圏」という名前の3DアクションRPG。 魔物や機械兵器、果ては宇宙人やらにまで攻められて滅ぼされそうな人類達が、剣と魔法、銃と戦車や戦艦、ロボは人型、肉食獣型、恐竜型から更には巨大な物まで有り、それらでド派手に防衛戦を繰り広げるというカオスな設定のストレス発散ゲームとのことである。 ネットで軽く調べてみた所、少しイカれた凄腕の天才プログラマーが独自AIをなんたらかんたらにより、ゲーム内のキャラ達がまるで生きているかのように反応を返してくれるということで、それなりに売れたらしい。 そんなゲームを、俺はストレス発散の為に無茶苦茶なプレイで遊んでいく。 全裸になったり、女性キャラにセクハラしまくったり、魔物をいかに効率良く殺せるかを追求したり、他人の家を漁ったり、うざい男キャラはぶっ飛ばしたり、でも、時には人助けしたり、レベルをあげて無双しまくったり、お金を稼いで酒場で豪遊したり、仲間をこき使ったり、自由気ままにレアイテム掘りしたり、力こそ正義で暴れたり……のやりたい放題。 現実の穏やかな性格の俺とは似ても似つかない破天荒プレイヤーキャラが、やがては英雄となってゲーム内の滅びゆく終末世界を痛快に救っていく時、実はそのゲームが普通のゲームでは無いことが判明していくのだが、今更、痛快プレイは止められないという感じの一大スペクタクル物語。★月間ランキング1位!(ローファンタジー)
10位:『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ』
作者:壱弐参
神薬《悠久の雫》。これを飲んだ者は悠久の時を生きられる。才能がない男《アズリー》は、偶然精製する事に成功したこの神薬を飲み、不老の体となった。才能は無かったが、時間はあった。五千年という長い年月を経て会得した、魔法や研究の数々。使い魔《ポチ》と共に、見聞を広めるべく、旅を始めるアズリー。目指す場所は最高難度を誇るダンジョン《魔王の懐》。研究ばかりに没頭した故、甘さや若さが残るアズリーが描く冒険の書、《賢者のすゝめ》をお楽しみ下さい。●2019/6/16 『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ』は「アース・スターノベル」より1~12巻まで発売中(連載中)です! イラストレーターは『武藤此史』先生が担当しております! コミカライズ版『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ と、ポチの大冒険』は「コミック アース・スター」より1~3巻まで発売中(連載中)です! 漫画家は『荒木風羽』先生が担当しております! どちらも是非、宜しくお願い致します!!
主人公であるアズリーはケーキを作ろうとして失敗し、偶然神薬《悠久の雫》という飲めば不老になる薬を精製することに成功したというちょっと間抜け人物です。そんな主人公に仕えている使い魔ポチもアズリーと同じく《悠久の雫》を飲み不老になり主人のお世話しています。この作品の一番の魅力のアズリーとポチとの掛け合いで、シリアスな場面でもシリアスになりきれない二人の掛け合いはとても面白いです。伏線も多くこれからの展開も楽しみな作品です。ぜひ、読んでみてください。
9位:『捨てられ白魔法使いの紅茶生活』
作者:瀬尾優梨
「ここまでご苦労だった、アマリア」白魔法使いのアマリアは仲間とパーティーを組んで旅をしていたが、一行は竜の討伐に失敗し、アマリアは「役立たずの年増」と嘲られ竜の山に捨て置かれてしまう。死を覚悟したアマリアだが黄金の竜はアマリアを気に入って魔界に連れていき、怪我を癒してくれた。竜は人間界に興味があるらしく、人間の子どもの姿になってアマリアと共に田舎で暮らすことになる。特技の白魔法と趣味の紅茶を生かして竜の子と共に暮らしていたアマリアの前に、一人の傭兵が現れる。彼はかつて、アマリアが孤児院で愛情を込めて育てた少年だった。※紅茶を淹れるシーンが出てきますが、全てフィクション・ファンタジーです
8位:『悪役令嬢になりたくないので、王子様と一緒に完璧令嬢を目指します!』
作者:月神サキ
※書籍化しました。フェアリーキスピュアより、1巻~3巻が発売中です。第一王子アランとのお見合いにやってきたリズは、偶然、話し声を聞いてしまう。「気をつけろよ? リズ・ベルトランは傲慢で気位だけは高い、我が儘お嬢様だからな。……ほんっとう、悪役令嬢という言葉がぴったり嵌まるご令嬢さ」「悪行の限りを尽くす婚約者の悪役令嬢に嫌気が差した兄上は、ヒロインとの真実の愛に目覚め、ハッピーエンドに辿り着く。オレ、兄上×ヒロイン推しだから、絶対に兄上には頑張ってもらいたいんだ!」アランと一緒に居た第二王子ウィルフレッドの口から飛び出すわけの分からない言葉の数々に、リズは衝撃を受ける。「悪役令嬢って何? どうして私が侮辱されなくてはならないの? 真実の愛って何よ!」あまりの悔しさに、リズはつい、涙目になってしまう。そんな彼女に見合い相手である第一王子アランが、何を思ったのか声を掛けてくる。「大丈夫。君が悪役令嬢にならないよう、僕が協力してあげるよ」ウィルフレッド王子の言う、『悪役令嬢』になんてなるものか。そう決意したリズは、アラン王子のちょっと甘すぎる協力を受け、意味が分からないながらも『悪役令嬢』からの脱却を目指す。これは悪役令嬢ではなく、正反対の完璧令嬢を目指すリズの物語です。※主人公に転生要素はありません。登録必須キーワード『異世界転生』に関しましては、運営様に問い合わせ済み。必要無いことを確認済みです。
まだ最新話まで読めていないのですが、あまりにもお話が好きすぎて初めてレビュー書かせて頂きます。はじめてのレビューなので書き方がおかしかったりするかも知れませんがご容赦ください。王子とリリの関係性が本当に可愛すぎて久しぶりに思わず顔を覆ってしまうような気持ちになりました。とても素敵な作品です。悪役令嬢が悪役令嬢にならないように、という成長を見守れるのもとても楽しいです。前の自分だったらこうしていた、というのをキチンと自覚しぐっと踏みとどまれたところをみるとリリ偉いね、と私も一緒に褒めて可愛い反応をみたいなと思ってしまいます。本当に素敵です。2人の関係とリリの成長、これからも応援していきます。作者様も無理をなさらない程度に執筆頑張ってください!
桜庭ちゆこ
楽しませていただきました!強がりでツンデレな主人公可愛いです( ´艸`)悪役転生ものはよく読ませて頂きますが主人公が転生者ではないのに悪役から脱却しようとするところが独創性があって好きです!後ヒーローが腹黒いのが大好物なので私の性癖にストライクな作品でした!もうひとつの作品も読ませて頂きました。面白すぎて夜更かししてしまい今絶賛寝不足です笑よい作品をありがとうございますヾ(≧∇≦)
わんわんさん
7位:『フシノカミ』
作者:雨川水海
【書籍化のお知らせ】オーバーラップノベルス様より、3/25二巻が刊行予定です。詳しくは、3/2の活動報告をご確認ください。2019/12/31 Web版完結。前世らしき記憶を持つ少年アッシュは、決意した。記憶にある便利な生活を、今世に取り戻そう。辺境のド田舎、何の地位も財産もない農民の倅に、そんなことが果たしてできるか。少年は笑った。まず、無理だろう。だが、笑った。どうせこれ以上ないほど絶望的な今世だ。精一杯夢を見て、全力で追いかけて、思い切り前のめりにくたばってやろうではないか。これは、文字を覚えるところから始めた少年が、田舎の寒村を仰天させ、辺境の領都を発展させ、王国を震撼させ、世界を変革する記録。後世に伝説として語られる、文明復旧の物語である。
最初はよくあるテンプレ転生オレTUEEEかと思うのですが、全く嫌味がない無双…この主人公なら仕方ないなって思えるしめちゃくちゃ好感を抱いちゃう!! まあ更に見事に騙されているんですけどね、読み進めれば、あれ? もしかしてってなります。物語もどんでん返しも奇をてらったものではありません。それなりに物語を消費慣れした人ならば覚えがあるものだと思います。けれどそれ故に丁寧に紡がれたこの作品の良さが際立ちます。ジャンキーな物語に疲れたあなたにオススメな安定した上質の作品
Suzuki-Romy
2日目位かけて一気読みしました。なろうらしい俺つえーに豊富な語彙力と観たい要所を抑えてくれる緻密な文体で「なるほど、アッシュだから仕方ないな」と登場人物と同じ感想になるぐらい説得力を持たせてくれるので最後まで読むの止まらなかったです。登場人物も余すことなく魅力的です。群衆劇に相応しいキャラにわかりやすい描写背景、強烈で魅力的な個性を放つヒロインズ、極めつけは暴走機関車な主人公!人の好みにもよるかもしれませんが自分は好意には好意、敬意には敬意を返す主人公に親しみと好感しか覚えないです。勿論悪役キャラの描写も面白く、単なるザマァではなく文字通り彼らは骨の一本余すことなく役に立つ貴重な存在でした。ウェブ版を完読して満足度がかなり高いのですがどうやら書籍も発刊しているらしく先程アマゾンでポチりました。同じ小説を書く身()として応援しております。アニメ化しないかなこれ
act.yuusuke
6位:『処刑された賢者はリッチに転生して侵略戦争を始める』
作者:結城 からく
勇者と共に魔王を討伐した賢者ドワイト。世界に平和をもたらしたはずの彼らは、次代の魔王になるつもりだという疑いをかけられ、死者の谷へと突き落とされて命を落とす。それから十年後。肉の身体を失ったドワイトはスケルトンとなり、谷底でひっそりと生き永らえていた。深い後悔に苛まれる彼は、勇者の亡骸を抱いて自問自答する。そして、一つの結論に達した。「間違っているのは世界だ。私が否定しなければ」決心したドワイトは、死者の谷の瘴気を喰らい尽くした。彼はかつての魔王を凌駕する存在となり、無数のアンデッドを率いて地上を目指す。すべては真の世界平和のため。――最強の力を得た不死の王は、人類を相手に戦争を始めるのであった。
私が本作の作者である結城からく氏の作品に出会ってから4年ほど経った。結城氏はこの数年間、ほぼ毎日投稿しており、それを毎日読むのが私の日課になっている。その作品群の中でも、本作の主人公、賢者ドワイト・ハーヴェルトは特にまっすぐなダークヒーローだろう。そして、最強系、成り上がり系、成長系の要素がうまく混ざった作品だ。読んでいくと「ああ、この淀んだ世界を待っていた」という気分になっていた。普通の冒険系やスローライフの作品と違うのはドワイトが全人類が敵となっていることだろう。戦わなければ魔王として討伐されるという緊張感、戦うことの必然性。しかも対する敵は、正統派主人公級の、ある意味主人公補正的な力で、自らの信念を貫いて全力で襲い掛かってくる。ただ主人公の強さを引き立てるだけの敵ではなく、魂の通った主人公の心を揺さぶるような敵が、この作品の一つの魅力だろう。
名前OS
人間に裏切られ、人間に絶望し、人間に恨みをいだきつつ、魔王となったアンデッドの話です。人間に裏切られた勇者の従者という設定、読みやすい文章で語られるストーリーはアンチ・ヒーローの王道を抑えつつ、大変に面白い。まだ半分程度読んだだけなのですが、この後主人公の元賢者ドワイトがどうなるか大変気になり、レビューしたくなる名作です。
紅葉姫踊り子草
5位:『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』
作者:江本マシメサ
無料漫画サイトコミックPASH!様にて、コミカライズ決定!陽気な名ばかり貴族と、元軍人の年上妻の仮契約で結ばれた夫婦の雪国暮らし。身を切るような寒さの中で狩りをしたり、仕留めた獲物の解体作業をしたり、暖炉の火で料理をしたり。毎日の生活は穏やかに過ぎていく。そんな二人の日常を綴ったほのぼの恋愛物語。
「ネットレビュー大賞 応募レビュー」 北欧(フィンランド)に行って、オーロラを見たり、そりに乗ったり、夜明けを見たり、トナカイの世話をしたり、ジビエ料理を食べてみたくなる小説です。 奥方の方の実家がドイツ(中欧)なので、そっちにも旅行したくなります。(笑) とにもかくにも料理がおいしそうです。産地直送、地産地消ばんざい。 個人的にはドイツが好きなので、ドイツ編の方が楽しかったです。何はともかく、ソーセージ!!(笑) 男女逆転のあま~い恋愛小説ですが、(旦那さんは雪の妖精さんのような外見なのに、恋愛に関しては押せ押せ状態で、両想いなのに、奥方を口説きまくる。(^_^;))恋愛のみならず家族愛の物語です。
宣芳まゆり
本作はファンタジーではない。戦記物でもなく、VRゲームでもない。勿論魔法も何らかのチートも出てこない。ただただ一組の少し変わった、それでいて真っ当な夫婦の共同生活を描いた愛の物語である。北の果てにある大地で、ただ日々を生きる事、それがどれだけ厳しく、そして美しくあることか、命が育まれるという当たり前のことがどれほどに感動的な出来事であることか、狩りを通じ、食事を通じ、会話を通じ、笑顔を通じ、本作はそれらの全てを教えてくれる。読んでいるうちに、リツの事もジークの事も愛しく思わずにはいられない。読了の後に、人生に希望を抱くことが出来る。そんな、時に厳しく時に優しい物語。
壬生一郎
4位:『つい、好奇心に負けてしまって悪役令嬢を目指すことにしたものの』
作者:蔵崎とら
※2019年11月22日、HJノベルス様より書籍化いたしました!転生者である母は幼い私に語りかける。「あなたは乙女ゲームに出てくる意地悪なライバルキャラクターなの」と、転生前の言葉で呪いでもかけるかのように。それを聞いて育った隠れ転生者である私は、気付いていないフリをしながらもその話にノってあげることにした。つい、好奇心に負けてしまって。しかし母の言葉や従者のアドバイスを参考に意地悪令嬢を目指すもなかなか上手くいかない。なんせ私は乙女ゲームをやったことがないのだから。……まぁゲーマーではあったけれども。さらにはファンタジックな世界の過去に興味を持ち始めたり夢の中で過去の偉大な人達に出会って興奮したり、自分の身に隠されている謎にぶち当たったりとじわじわ脱線してしまったり……。私は本当に意地悪令嬢になれるのか?そんな元ゲーマーヒロインがファンタジックな世界でファンタジックな単語にテンションを上げながらたまに意地悪令嬢っぽいことにチャレンジして高確率で失敗する、そんなほのぼの異世界学園ラブコメです。※2019年5月4日 本編完結しました。現在番外編更新中です。
3位:『オタク同僚と偽装結婚した結果、毎日がメッチャ楽しいんだけど!』
作者:コイル
【完結しました・感想お待ちしております】相沢咲月は普通の会社で働くOLだが、趣味で同人作家をしている。それは会社には秘密だ。ある日イベント会場で突然プロポーズされた。相手はメガネ姿のドルオタ……じゃなくて、同僚の滝本さんだった!超打算で結婚する咲月と、打算の顔して実は咲月がずっと好きだった滝本さんの偽装結婚の話。少しずつ惹かれあって最後にはちゃんとした夫婦になりますが、基本的にオタクが同居して好き勝手楽しく暮らすだけです。 裏切りなし、お互いの話をバカにしない、無視しない、断ち切らないで平和に暮らしていきます。 咲月(女)視点と、滝本(男)視点、両方あります。 (咲月は腐女子ですが、腐語りはしません。映画、ゲーム、アニメ、漫画系統のオタクです)
全体的に非常に面白かった。 営業の事はよくわからないが、オタクでSEという自分の仕事柄、会社の人間関係、技術者と事務・営業との軋轢、オタ知識・生態についてはそれなりだから、「よくわかってるな」と思った。 面白かったからこそ…。ちょっと残念な点も目立ったので、そのあたりを。 まず、相沢さんの旅館以降にとても蛇足が多いように思う。あまあまな日常が急速に増えて、いきなりテンポが悪くなった。 次に、子供ができてからのキャラに変化がない点。 人間、受験して、就職して、結婚して、子供ができて、子供が受験して…、節目節目で一皮むける。この話は結婚したところで一皮むけるところについては文句なしなんだが、子供ができた後の成長が見えない。子供がいる自分にとって、非常に違和感があった。
あきよし
打算で結婚したい咲月に、恋心を秘めつつ自分もそうだと利害の一致を主張してプロポーズする滝本。 不自由な坂の上の一軒家で、全く異なる趣味全開な二人が互いの趣味と生活を尊重しあい、語り合い、そっと布教しあいながら、距離を縮めて行く共同生活。 もう結婚しているんだけど恋をする。二人の間に漂う思いやりと優しさ。互いを通し拡がって行く新たな気付き、新たな世界。何より二人の間に漂う空気が素敵で最高なのでぜひ読んで欲しい。更新の度に何とも言えない心地よい空気に胸が温かくなり、もうもうもうっ……(>_<)と語彙を失うこと請け合いです。今、凄くいいところなので夢中です!
香上 之
2位:『屋根裏部屋の公爵夫人』
作者:もり/もりふみの
社交界デビューをしたばかりの伯爵令嬢オパールは、とある騒動からすっかり評判を落としてしまった。 それでもオパールは意地悪な噂に負けることなく胸を張り、莫大な持参金目当ての求婚者たちを断り続けていた。 二十歳になれば母方の祖母からの遺産を受け継ぎ、田舎でひっそりと暮らすつもりで。 しかし、オパールにとって最後のシーズンにするつもりだったある日、借金を抱えた公爵ヒューバートとの結婚を父親から命じられる。 また、ヒューバートはお金のために〝ふしだらな女〟に自分を身売りしなければならなくなったことで苛立ち、オパールに対し冷たく当たった。 しかも、公爵邸の女主人の部屋には、屋敷の者たちから大切にされている〝天使〟までいて……。
まずは漫画から読みました。それで続きが気になりこちらに。主人公のブレない強さと一途な所と、全てにおいて素晴らしい彼女の言動行動に止まらず一気に読み上げてしまいました!男性陣も皆それぞれに魅力的で、物語も初めから引き込まれ、細々とした全ての事柄も素晴らしいの一言!初めから最後まで、大満足です!できれば物語の続きも読みたいです!
なぁ恋
物語の最初から気持ちが持っていかれ、最後までハラハラドキドキ、そして流れのまとまり、内容の深さから関係の明確さ、ドッキリポイント、全てが心地よく、コミカライズの方もとても楽しみですが、それも元の話の成熟さのなせるもの、と思いました。最後に一つ関係がアレ?と思ったところを指摘させていただきましたが、あれは私の読解力のせいか、ひょっとしたら、それくらい、かの方の認識の甘さということなのか?とも思い、疑問形で送らせていただきました。私の読解の甘さなら申し訳なく。オパールの健気で逞しい強さが応援するしかない!という気持ちにさせられ、たいへん楽しめました。オススメです!
koke-ko
1位:『貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい』
作者:中村 颯希
ローザは、その美貌と慈愛深さで知られる伯爵令嬢。しかし実際は、薔薇愛、つまり男同士の恋愛に妄想をたぎらせ、己の萌えを追及しまくる貴腐人であった。そんな彼女の夢は、修道女となって「聖書」を記し、大陸中に薔薇愛を広めること。未来の出家に備え、修道院に寄付したり(賄賂)、識字率向上に努めたり(布教の下準備)、領民のために腐葉土を作ったり(腐らせるのが得意)して過ごす彼女だが、十四歳のある日、異母弟のベルナルドと出会ってしまう。彼こそは理想の「受け」、千年に一人の逸材だと断定したローザは、「ベルたん総受け計画」を策定し奮闘。しかしその腐りきった振舞いはことごとく高潔な行いと勘違いされ、王子や王女、さらには異国の王子まで巻き込んで、国中に影響を与えることとなり――?貴婦人の中の貴婦人、高潔と慈愛を司る「薔薇の天使」とあだ名された、ローザ・フォン・ラングハイムの物語。
ヒロインは貴腐人である。それはもう、貴腐人の鑑である。そして、ヒロイン以外の登場人物たちにとっては貴婦人である。それはもう、貴婦人の鑑である。(厳密には婦人ではないが、貴き身分の淑女であることは事実である)煩悩と欲望と妄想と理想そして盛大な勘違いと腐ォースが織りなす、一大スペクタクル!貴腐神の脳内を覗く、絶好のチャンス!大丈夫!腐の世界は楽しいよ!みんなおいでよ!ほ〜ら!読みたくな〜る、読みたくな〜る!(洗脳)
天音紫苑
なるほど、発想の革命を起こそうという貴腐人ともなると、考え方が飛躍して異世界の概念させ発明してしまうという具合、とにかく腐らせてみようという考え方から始まり、その力は腐葉土に生かされて、表向きとは裏腹に、徐々に狙いの物の為に渇望する心の行く末は、 とにもかくにも念願叶ったら、あとはひたすら突き進む見た目とは違ってバイタリティあふれる主人公なので、安心して読み進められることは確か、色んな考え方の楽しみが増えるというものです。
ぼっけんさん