20位:『俺は/私は オタク友達がほしいっ!』
作者:左リュウ
アニメ、ゲーム、漫画、フィギュア、etc.etc……。俗に言う<オタク趣味>。それは普通の人には言いにくい趣味である。中学時代にいじめにあっていた主人公、<黒野海斗>は中学卒業後に心機一転。過去の自分を振り払う為に一人暮らしをしながら地元から大きく離れた学園で高校デビューすることを決意する。自身をオタク趣味へと引きずり込んだ最強の姉に鍛えられて高校デビューにのり出した海斗だが、強くなりすぎてしまった彼はいつの間にか絡まれて行った喧嘩で無敗神話を築いた最強の不良として君臨してしまい、結果的に仲間であるはずのオタクたちからも敬遠され、幼女キャラの歌うアニソンを聴きながら不良生徒としてのぼっち生活を送っていた。だがある日、学園のアイドルである<天美加奈>に自身が<幼女アニメ大好き人間>であることを知られてしまう。しかし、同時に天美加奈の<秘密>を知った海斗。彼女と共にオタク趣味を分かち合える場である<日本文化研究部>を作り、最強の不良、<鬼の海斗>の新たなるオタクライフが始まった!※目指せテンプレ学園ハーレムラブコメな作品。本作品は頭をからっぽにして難しい事は考えずに生暖かい目で見守ってやってください。作中のネタは完全に自己満足です。※500万PV突破しました! ありがとうございます!※はぐれ勇者さんから加奈のイラストをいただきました。はぐれ勇者さんありがとうございます。※ネット小説大賞を受賞。書籍化が決定しました!※発売日は2月17日となります。レーベルは「ぽにきゃんBOOKS」様です。※本編完結しました!
19位:『エリートだから、何ですか?』
作者:soy
父も母も魔法使いのエリートの小鳥(ことり)・ミロード・アーツは平凡に憧れる。 平凡とかけ離れた小鳥が平凡に過ごそうと選んだ高等科には平凡とは違う人達ばかり……… 小鳥の平凡ライフはどうなることやら………
18位:『ゴブリン、頑張って生きる。』
作者:くろいボール
目が覚めたらゴブリンの赤ん坊になっていた。しかもステータスはオール1。攻撃に使えるスキルもない。しかし、そんなゴブリンはありふれた物から伝説級の物を作るスキルが自身にあることを知る。いかにこのスキルを活かして最弱ステータスでも異世界を生き抜くか。悩み奮闘するゴブリンの物語です。3/18完結しました。
17位:『元プログラマーは、異世界魔法が気に入らない』
作者:紅月シン
アラン・クラヴェルが全てを思い出したのは、五歳の誕生日を迎えたその日のことであった。 それは所謂前世の記憶であり、直後にこの世界には魔法が存在していることも知る。 しかもそれはなんと、見覚えのあるもの――プログラミング言語で構築されていたのだ。 しかし憧れであった魔法が使えると思ったのも束の間、アランはすぐに失望することとなった。 魔法を構築するそれが、所謂クソコードだったからである。 だがそのことが逆にアランのやる気に火を灯した。 憧れの魔法がこんなもので成り立ってるなんて我慢がならない。 そう決意したアランは、まずはそれをどうにかするために魔法の解析を始めるのであった。 ※タイトルやあらすじにプログラマーとかプログラミング言語とか書かれていますが、内容は基本気楽に読めることを目指して書いていますので、よろしければ暇潰し代わりにどうぞ。 ※2016/9/28 総合日間1位、2016/10/3 総合週間1位にランクインしました。皆様の応援のおかげです。いつも本当にありがとうございます。 ※第一部完結。第二部再開未定。
16位:『カロン・ファンタジア 『オフ』ライン――鎌倉住みの裁縫士――』
作者:穂積潜
ある日唐突に、全世界は大人気のVRMMORPG『カロン・ファンタジア』と融合した。 この世にいないはずのモンスターが容赦なく人々を襲い、ゲーム時代は質量を持たなかった大剣は、運動不足のネトゲ廃人たちの細腕にずしりとのしかかる。 人類を覆う怪現象に、世界は混沌の渦に――巻き込まれなかった。 当初の混乱は、状況に順応することに成功したプレイヤーの有志と各国政府によって抑えられ、世界は未知の冒険と少しの不便さだけを内包し、日常を取り戻す。 これは、そんな『カロン・ファンタジア』と融合した日本の鎌倉で生きる、一人の少年――鶴岡大和の物語。彼が極めた職業『裁縫士』は、ゲーム時代は『鍛冶士』の下位互換として見向きもされない冷遇職でありながら、今や軽くて誰でも装備可能な防具を生産できる『神職業』となっていた。 永遠に続くかと思われた日常――しかし、世界は彼に平凡を許さない。※皆様のおかげをもちまして、GAノベル様より書籍化して頂きました。ただ今、第一~四巻発売中です。※本編完結しました。
15位:『4度目の正直』
作者:冬真
今までの数々の悪事が暴かれ、貴族としての地位を失い没落させられたシャロン。実は同じ世界を繰り返し転生していた。それを知りつつ悪役令嬢を演じる彼女の目的とは・・・。
14位:『マンガを読めるおれが世界最強~嫁達と過ごす気ままな生活』
作者:三木なずな
魔導書を読めば魔法を覚えられる世界、その魔導書の内容はマンガだった。異世界人は一冊読むのに一年くらいかかるけど、おれにとってはマンガだから一時間もかからない。あらゆる魔導書を読みほどいた世界最強の大魔道士になったおれは、愛らしい嫁と自由気ままな生活を送る。
物語の構成が上手くできていてスムーズに読める作品です!『マンガを読めるおれが世界最強』のタイトル通り、漫画を読んでいく主人公は最強です!やっぱり最強はロマンなんですね!そして、何よりも私がいいと思ったのは出てくるキャラの可愛さです。主人公ですら可愛いと思ってしまうほどこの作品のキャラはどこか幼さを持っていてかわいいです!ハーレムに抵抗のある方じゃなければハマってしまう確率大です!私もこれから、成長していく主人公たちを温かい目で見守っていきます!(o^―^o)ニコ
無無 無無
もの凄くスラスラ読めてしまいます。 ストーリーも面白いです。俺TUEEE!なのに商売に使っているから全然イラつかないし。 特に女の子がみんな可愛くて見ていて(・∀・)(←にやにや)しちゃいます。 最新も早いので、飽きずに楽しめています。 僕は異世界ものはあまり好きじゃないんですが、ハマってしまいました。 最近読み始めたんですが、応援しています!
13位:『雌狼と独りきりの番(つがい)』
作者:忍丸
魔力が当たり前にある世界。人それぞれ違う色の魔力を持つが、世界にただ独りだけ同じ色を持つ「魂の番」と呼ばれる相手がいる。そんな世界に生きる雌狼は、魂の番を探し世界を彷徨い、漸く運命の相手に巡り合った。それは森の奥の一軒家に引きこもり、独りで研究を続ける人間の男。研究に夢中な男に、狼はせっせと食べ物を運び、「お前、僕を太らせて食べるつもりだろう!?」と怯える男に、「ああ愛しい番、はやく大人になれ」と愛を囁く。そんなどこまでもすれ違うふたりの、魂の番を巡る、ちょっぴり切ない異種族間恋愛譚。※向日葵様主催の、「世界に向かってもふもふ愛を叫ぶ」企画参加作品です。
12位:『転生魔術師の英雄譚』
作者:佐竹アキノリ
全6巻がヒーロー文庫から発売中です!貴族の末っ子ヴィレム・シャレットは、あるとき前世の記憶を取り戻した。それは希代の魔術師レムのもの。レムはかつて魔術師の悲願である聖域の奪還を目前にして、奸計により処刑されていた。ヴィレムはかつての知識を駆使して膨大な魔力を手に入れ、魔術の遺伝子操作により力をつけていく。そして自身の英雄への道を探し始める。今度こそしくじらないと心に刻みながら。二つの魂が再び大望を掴まんと動き始める。転生から始まる成り上がり英雄譚、開幕。
11位:『おめでとう、俺は美少女に進化した。』
作者:和久井 透夏
改稿してカドカワBOOKSから書籍化。発売中です。冴えない大学生の鈴村将晴には、家族に絶対言えない趣味があった。女装コスプレである。ひょんなことから女装した将晴に弟と妹が惚れてしまい、更に親友(男)の彼女のフリをすることになり、ヤンデレの気がある親友の幼馴染に絡まれ、親友の元婚約者に目を付けられ、隣に越してきたイケメンに迫られる。頭抱えっぱなしの将晴の明日はどっちだ!?※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。※物語の性質上、BL要素GL要素がエッセンスとして使われてますが、BLやGLを求める方には物足りないレベルです。苦手な方も好きな方もご注意下さい。※この作品はカクヨムでも掲載しています。
なんとも、奇怪で複雑な趣味やら関係やらがもつれにもつれ、止まることなく物語を動かしてく!その場その場でよかれと思ってしたことが後に大きくなって帰ってくる。ノンストップで襲いかかる出来事に振り回される。いや半分くらい自業自得な気がするがそれはそれ主人公の可愛さで帳消しと言うことで。もはや女装ものであることを忘れそうなくらい面倒なことになっている。ただそれが続きをきにさせるスパイスとなっていて面白い。またドタバタコメティが好きな人は女装物に興味がなくてもおすすめです。ところでこの主人公もたいがいなのでは…
この小説のジャンルは「恋愛」となっている。確かに作中人物たちの行動動機のほとんどは恋愛感情であるし、私はこの話を読んでドキドキした。ただし恋愛としての甘酸っぱいドキドキではない。それはスリル!いわゆるハラハラドキドキのほうである。この物語は恋愛というジャンルで括るにはもったいないほどの、優良サスペンスドラマなのだ。個人的に女装を楽しんでいただけの主人公が、瞬く間に知名度があがり、さらには身内に惚れられるという引くに引けない所まで追いつめられる。そしてこの物語が素晴らしいのは、ただのサスペンスだけで終わらないところだ。ジェットコースター的な前半を終えると、今度は魅力なキャラクターたちによって物語に深みが与えられていく。その頃になればジャンルは恋愛だったなと思い出すどころか、正真正銘の恋愛ドラマとして、胸打つ展開があるという、一粒で二度美味しい素晴らしい作品なのだ。
空見未澄
10位:『異世界ダンジョンのボーナスポイント――魔王になって地球と異世界で悠々自適のダブルチーレムライフ――』
作者:穂積潜
ある日、俺が自宅でギャルゲーをやっていたら、突然クローゼットから飛び出してきたサキュバスとエンカウントした。そいつの話によれば、どうやら俺は、異世界でダンジョンを経営する魔王とやらに選ばれてしまったらしい。 そんなことして俺に何の得が――え? 何? 魔王になって魂的なポイントを集めるとチートが貰えるの? まじかよ。そんなのあったら絶対現実はかどるじゃん。しかも、ハーレムもつくり放題だって?じゃあやります。 っつても、俺にも学校があるし、一日中ダンジョンに張り付いてる訳にもいかないなー。 よしっ。せっかく、地球と異世界を行き来できるんだから、それを活かして商売しよう。宿屋・アイテムショップ・飯屋。なんでもやってやる。困ってる冒険者に地球の素晴らしいサービスを売りつけてやれ! あ、サキュバスは店番お願いね。 嘘? 安いって? 日本基準ではぼったくり価格だけど……、とりあえずはお客様に喜んでもらえたようでなによりです。※異世界のダンジョンで、主人公が商売をして奴隷を手に入れたり、時には自衛のために戦って女冒険者を捕らえちゃたり、現実では、魔王として手に入れたチートを使って、カンニングしたり、同級生を攻略したりするだけのお話です。基本ギャグ調でスローペースな感じです。※主人公は割とクズですので、そういうタイプが苦手な方はご注意ください。※異世界パートと現実パートがありますが、基本的には異世界メインです。※サブ視点がちょくちょく入ります。※基本的に書き溜めたものを片っ端から投稿していくスタイルでいこうと思ってますので、はじめは毎日更新ですが、その内ストックが尽きたら不定期になると思われます。皆様のおかげをもちまして、書籍版1~2巻、ただいま発売中です。※本編完結しました。
9位:『古龍の昔話』
作者:理不尽な孫の手
龍鳴山には、人の姿をした古龍が住んでいる。その龍の傍らには、身の回りの世話をする少女がいた。ある日、少女は古龍に言った。「あなたのことを教えてほしい」。古龍は答えた。「いいとも、しかし長くなるよ」。少女は頷き、古龍は語り始めた。遠い遠い昔、神話の時代の物語を……。
十一話まで読了。緻密な世界設定と、人物創作・描写の巧みさが好きです。人気作品である無職転生(以下、無職)と同じ世界の物語だが、無職未読でも問題のない内容となっています。物語の主軸を、神話のような時代から生きている古竜の語りに置いており、説明くささ無く、世界設定を1から知ることができます。情報開示のしかたが上手いのも、この作者の特徴でしょう。本小説を導入として、この世界の新たにファンになる事があるかもしれません。また、無職を既に読んだ人間にとっても、もちろん楽しめる内容となっています。無職読了時点では、無職の主人公であるルーデウスと同様に、敵役を憎みきれずにいた読者も少なくないと感じています。いずれ描かれるであろうラストバトルの前に、読者がこの敵を本当に憎むために必要な物語になるでしょう。
ももいぬかい
無職転生のあの理不尽な孫の手先生の新作、連載開始です!ドラゴン達の古のものがたり。柔らかな文体で何処かセンチメンタルな雰囲気ただよう書き方は本当に目の前で年配の親類に昔話を語ってもらっているよう。ドラゴンならではの社会情勢や伝統なども描写されていて、ただのファンタジー作品に留まらない世界観の広がりが感じられます。
Rima
8位:『ヴァフスジルサニアについて』
作者:いちい千冬
王子様は、あるとき貴族のお姫様たちを集め、言いました。お姫様たちの細い腕に、ドラゴンの大きな卵を抱えさせて。飛竜を育てよ。その手でもっとも優秀な飛竜を育てた者を、自分のお妃としよう、と。シルヴァリ家にやって来た飛竜の卵→子供と、観察係の侍女、その周りの人々のお話。(全4話)【ドラゴン愛企画】参加作品です。
7位:『何回ガチャを引いてもレアが出ないから腹いせに書いたファンタジー』
作者:槻影
――確率はきっと収束する。召喚魔導師の従兄弟が竜を召喚する瞬間を見て、僕は召喚魔導師になる事を決意した。これはランダム召喚に翻弄される一人の召喚魔導師の物語。※当作品はカクヨムとの重複投稿になります
インフルエンザになって学校に校則でいけないため、ここ5日でなろう小説を50個くらい読んだんですが飛び抜けて面白かったため紹介します。この小説は主人公が召喚術でのドラゴンの召喚をめざす物語なのですが、召喚しても召喚してもスライムしかでません。でもそのスライムを利用しまくって大暴れするストーリーがとても小気味よく、一瞬で読破できます。ちゃんと落ちもあって笑えるのでぜひ読んでみてください!友達とかにも勧めたら面白いと言ってたので読んで損はないと思います
えすたあ
6位:『入れ替わり令嬢奮闘記録』
作者:蒼玉藍玉
公爵令嬢エリーゼは混乱の極地にあった。ある日、目覚めたらまったく別の令嬢シャルロットになっていたのだ。元に戻る術は無く、自身がエリーゼであることを信じてもらえる見込みも無く、すっぱり諦めたエリーゼはシャルロットとして生きていく。さしあたっては、この贅肉だらけの身体を元の身体に戻すために運動を始めるのであった… ※読み難さ・くどい等あると思いますがご了承願います 更新は不定期
5位:『傍観者の恋』
作者:ナツ
契約に基づいた婚姻を結び、私は目の眩むほどの幸福と不幸を同時に手に入れた。夫が愛しているのは、私ではない。私が彼を愛していることにも、気づかれてはならない。あくまで傍観者として、私は夫の禁断の恋を見届けなければならない。そんな夫婦の物語。(紅葉さま主催「許されざる恋企画」参加作品)※Jパブリッシング・フェアリーキス様にて書籍化しました
4位:『勇者様のお師匠様』
作者:ピチ&メル/三丘 洋
両親を失いながらも騎士に憧れ、自らを鍛錬する貧しい少年ウィン・バード。しかし、騎士になるには絶望的なまでに魔力が少ない彼は、騎士試験を突破できず『万年騎士候補生』という不名誉なレッテルを貼られ、追い抜いていく後輩たちにまで馬鹿にされる日々をすごしていた。そんなある日、勇者が魔王を倒し世界を救った。見目麗しき美少女であった勇者の動向に世界中の注目が集まる。そして勇者は世界に向けて発信した。「私は師匠であるウィン・バードの元へ戻ります」と。 この物語は落ちこぼれの『万年騎士候補生』から『勇者の師匠』になぜかクラスチェンジした少年の物語。★印の回には挿絵があります。2014年5月31日にエンターブレイン様より書籍化しましたが、削除及びダイジェストに差し替え等はございません。書籍版、web版ともども引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
剣の練習に励む幼い二人。一人は「騎士」に憧れる貧しい平民の男の子。もう一人は「貴族」の実家になじめなかった女の子。数年後二人が再会した時、女の子は「勇者様」になって世界を救い終わっていた。……という所から始まる物語。努力型主人公の男の子は、ヒロインと出会った事がきっかけとなって、実力が認められるサクセスストーリー的な出世や、勇者関連の大きなトラブルに巻き込まれるようになり、最終的には勇者と共に戦うことになりますし、ヒロイン勇者は逆に、「貴族」という元々の地位に加えて、新たに得てしまった「勇者様」という地位のせいで、さらに広がってしまった主人公との距離を埋めるべく一生懸命頑張ることになります。久しぶりに主人公とヒロインを応援してあげたくなる作品でした。実に良質なボーイ・ミーツ・ガールだったと思います。
Taranome
二周目。というか、魔王倒したら大魔王が居た。って感じかも伏線は結構しっかりしていると思います。ウィンが最強と見込まれている所以も、過去編と叛乱編の2パターンで明示されていました。ボクがなによりも評価したいのは、「最強キャラ」をしっかりと苦戦させている点です。それは、勇者やその師匠たちにちゃんと弱点を保たせて、敵役たちにそこを突かせているという事です。こういう展開は、いまのラノベには向いていないのかもしれませんが、これをうまく描けるというのは、素晴らしいことだと思っています
西田啓佑
3位:『八男って、それはないでしょう!』
作者:Y.A
平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男という、存在意義さえ怪しい子供に憑依した彼は、幸いにも魔法の才能があったので早くに自立しようと我が道を進む。家門と領地継承も、内政無双も経験が無いから無理。魔法で金を稼いで、自由に生きて何が悪いというのか。まあ、結局人の営みで発生する柵(しがらみ)からは逃れられないのはこの世の常として。これは、そんな若造ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターの世界なんて救わないお話である。 ※2020年アニメ放映予定。書籍版第十七巻まで発売中。コミック版は第六巻まで発売中(コミックウォーカーにて連載しております)。ドラマCDも発売中です。同じく書籍化された、銭(インチキ)の力で、戦国の世を駆け抜ける。(七巻まで発売中)と共によろしくお願いします。
異世界で貴族に転生。辺境の零細貴族で、八男。冒険者を目指して修行。魔法の才能があり、良い師匠に恵まれ成長。どんどんと実績を挙げて、地位を向上させていく。異世界転生の主な要素を盛り込んだ作品です。特訓して実力伸ばしてるので、無いのはチート要素くらいかな?それにしたって成長限界がかなり高くて、どんどん技習得してますが。前世の知識使って商品開発とかもしてますし……王道を行く作品ですね。
宵凪海理
前半~中盤は登場人物のキャラが立っていることもあり、「こいつ誰だっけ?」ともならず、楽しく読み進められたかと思います。というか、内政系の中でも普通に面白いです。後半のアキツシマ編で戦国大名(名前が伊達政宗や武田信玄)のような名前の、ヒロイン候補が大量に出てきます。西洋貴族風の話の中に、戦国時代を無理やりぶち込んできたのは、違和感が半端なかったです。そこを差し引いても、後半は話がグダグダな上に、選ばれなかったヒロイン候補への扱いが酷く、いいところは皆無でした。全話読んだ結果、自分の中では☆2。アキツシマ編に入った直後から最終話の三話くらい手前まで飛ばして読めば☆4か5をつけていたかなと思います
みかん
2位:『セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~』
作者:稲荷竜
『死なない宿屋』 冒険者垂涎のそんな都市伝説をもつ宿屋があった。 少女ロレッタはある目的のため、駄目元でその宿屋にたどり着く。 そこで知った『死なない宿屋』の秘密とは。「セーブポイントです」 そこの宿屋は、異世界から来たという、『セーブポイント設置能力』をもったカンスト冒険者の経営する店だった。 冒険者を引退して宿屋を経営、しかも冒険初心者に修行までつけているらしい。強くならなければならないロレッタは宿屋主人アレクに修行をつけてもらうことになるのだが…… 死んだってロードすれば平気! な引退冒険者の新人育成プラスαな宿屋ライフストーリー。各章あらすじ&キャラ表 http://ncode.syosetu.com/n3788de/
作中世界でのキャラの生き方として『ゲーム感覚』を否定しておきながら『ご都合主義』満載な作品が多い中、この作品は一味違いますご都合主義な作品世界の特殊キャラに強引なまでのゲーム感覚修行をさせることで努力だけでは覆せないはずの不条理をハッピーエンドへと変えて行く痛快小説なのですライトノベルに必要な軽さを満たしつつ多少強引な部分すら納得の笑いにしてしまうテンプレなのに大人が読んでもストレスフリーオススメですよ
ぽよん
とにかく会話が面白い!大冒険はありません主人公はタイトル通りに真面目に宿屋さんを営んでいますその中で理解できるようで理解できないマスターの言い分に翻弄されていくお客さんたち理解できないと思っていたマスターの発言がマスターと修行する事で時折理解できてしまう気がしてきたりこなかったり噛み合わない会話を笑いながら読むのもよし噛み合わない会話に一緒に悩むのもよしテーマになるのは生と死なんて真面目で大きなもののはずなのに作者さんの独特の世界観と言葉遊びに翻弄される作品どこかブラックジョーク風の独特の笑いを一緒に楽しんでみませんか?
natuki
1位:『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』
作者:香月 美夜
本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いくら読みたくても周りに本なんてあるはずない。本がないならどうする? 作ってしまえばいいじゃない。目指すは図書館司書! 本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めよう。※最初の主人公の性格が最悪です。ある程度成長するまで、気分悪くなる恐れがあります。(R15は念のため)
マインの「本が好き」という熱量が、とてつもない。本が貴重な異世界に転生してなお本を求め、努力し結果を出す。彼女の溢れる情熱と行動力によって、周囲の人々が振り回されて。悪目立ちして狙われる事もありますが。彼女の価値を認めた周囲の人が助けてくれるのが良い感じです。書籍化・コミカライズも順調に進み、書き下ろし短編がつくこともあって。そこでまた作品の違った魅力が見えてくるのがたまりません。作り込まれた世界観、その中で生き生きとしているキャラクターたちが素敵。
宵凪海理
読む前は600ページ超えの長編という点に『長い…』としか思いませんでした。しかし、ひとたび読み終えた後は微塵もそのような感想は全く抱かず!寧ろ正反対で名残惜しく思うレベルでした。一つの別世界がそこにあります。読んでいると頭の中で勝手に映像化されていて、気がつけば自分もエーレンフェストにいたり、貴族院にいたり……一度読み終えた後も『本好きの下剋上』の世界に戻りたくなり、幾度となく読み返しています。ラノベが好きで色々と読み漁っていますが、こんな風に何度読んでも楽しめる作品は後にも先にもありませんでした。唯一無二のなろう名作だと思います!
夏うみ