20位:『いせおち 《異世界転落物語 アカシャリーフ》』
作者:大和尚
いつものように仕事から帰る途中の神社で犬をかまっていたら知らない場所へ来ていた。何を言っているか解らないだろうけど、俺も解らない。そこから始まる異世界冒険物語。食べ物に拘ったり、もふもふが好きだったりする男の戦闘あり商売あり……になるはずのお話。
19位:『黒髪の雨 ~僕と美少女と、極々まれにスキル共有~』
主人公レインはスキル鑑定の日に『無能』と診断されてしまう。親には捨てられ、学校ではイジメられる。辛く苦しい日々。そんな主人公が、なんやかんやで美少女たちと仲良くなりつつ、きゃっきゃうふふと成長していく話。硬派なようで、軟派な作品にしていきたいです。▼作者が書きたいもの据え膳系の超ハーレム(4章終了時点では小ハーレムくらい)積極的なヒロインずっと若いヒロインソフトなヤンデレソフトなドロドロノクターン未満のエッチな話(↑主人公が16才くらいから)▼作者が書かないもの寝取られ※追記:5章再開まで間が空いてしまうので、いったん完結設定にしてます。
18位:『このくらいの復讐は許してくださいませ?』
作者:あさづき ゆう
姉が事故で死んで3年。姉の婚約者との婚約が決まった。姉の婚約者は愛人がいる。学生の頃からの付き合いらしいが、8歳年下のわたしには全く知らない男だ。そう、彼の愛人は男なのだ。当然、侯爵家の跡取りを産むことはできない。だからわたしが姉の代わりに婚約す羽目になったのだが……こんな姉をぞんざいに扱った男、冗談じゃないわ。でも両家の家の状況からすると、最終的には結婚するしかない。だったら、条件を付けて結婚したらいいじゃない!この2人に苦難を乗り越えた真実の愛というものを見せてもらおうじゃないの。わたしのちょっとした嫌がらせ……ううん、復讐をご覧あれ。※すみません。ちょっとした嫌がらせに非常に近い復讐です。がっちり復讐ではないので、期待している方はご注意を。
17位:『公爵夫婦は両想い』
作者:三国司
17歳の幼妻ピチカと、25歳の天才魔術師の夫。結婚して一週間の二人はまだお互いに気を遣う関係だ。「素敵な旦那様と結婚できて幸せ!」と毎日楽しく暮らす妻と、そんな妻を危険な目に遭わせないため、裏で色々頑張る天才変人夫の話。※この作品はアルファポリスでも公開しています。
16位:『娘は陛下の眠りを守る(墓守OLは先帝陛下のお側に侍る)』
作者:遊森謡子
【書籍化】異世界の大帝国に迷い込んだ籐子は、下級女官として小さな霊廟を管理することになる。霊廟で働きつつ町で言葉を学ぶ彼女は、翼のある虎を助けたのをきっかけに、虎の主人で霊廟に埋葬されている先帝の幽霊に気に入られてしまった。「さっさと死んで私の妾になれ」「嫌です!」冗談(?)を交わしつつ互いに踏み込まないまま、籐子は先帝の無聊を慰め、先帝は籐子の疲れた心を癒していく。しかし、二人の穏やかな日々はやがて……※2018年2月、Jパブリッシングさんのフェアリーキスピュアから『墓守OLは先帝陛下のお側に侍る』として刊行しました。詳しくは活動報告にて。web版は最初に掲載したものの改稿版、書籍はさらに全体的に改稿しました。
15位:『皆さん、わたしが悪役令嬢ですわ』
作者:あさづき ゆう
わたしは悪役令嬢なの。もうかれこれ、100回以上繰り返しているわ。100回を数えたところで数えるのはやめてしまったけど、これだけ繰り返しているんだもの。悪役令嬢としてはベテランの域よ。夜会でのワイン掛けだって、華麗に決めることができるし、嫌がらせは面倒だから噂を流して、学園内で罵りパフォーマンスしてそれっぽく見せるのも大得意。でも、階段落ちは苦手だからなるべく避けているわ。だってあれ、難しいのよ。今までも成功率が低くて、数回しか上手くいっていない。今回も上手く悪役令嬢をこなして、勘当後の人生をまったり過ごすの。でもね。本当は、彼にずっと愛してもらいたい。だって、わたしは彼を愛しているんだもの。
14位:『よみがえった勇者はGYU-DONを食べ続ける』
作者:稲荷竜
先の大戦で大活躍をした勇者。 彼が魔王を倒し神に願ったことは、『毎日腹いっぱい食事をしたい』だった。 この願いを神は聞き入れたのだが――用意できたのはGYU-DONという異世界料理を無限に生み出す建物だけだった。 しかし勇者は大満足。うまい! 早い! 無限! ……でも、これしかないのはさすがに……え、同居人が増えたらメニューが増えるんですか? 食糧はたくさんあるからどんどん食え! ……とかやってたらなんだか孤児院めいていく、女神と暮らす勇者のGYU-DON物語。
13位:『転生者は魔法学者!?』
作者:藤原 高彬
生まれ変わったら異世界だった!?そこは、地球と同じ物理法則が支配する、けれど魔法が存在する異世界。そこに【俺】は、前世の知識を有したまま生まれ直した。だから、【俺】はこの世界で生きていく。この世界を知る為に。これは、前世の記憶を宿したまま生まれ変わった【俺】が、冒険者となり、騎士となり、国の滅びを見届け、新たに国を興すまでの物語。一話あたり文字数2,500~3,000、隔日3:00更新です。注:この作品は、PC横書き環境に最適化しております。その為縦書き形式やスマホなどでの閲読の場合、多少の不都合が予想されます。またブラウザごとの特殊環境は想定しておりませんので、予めご了承願います。作者の活動報告は、画面最下部左「作者マイページ」よりお進みください。本作の有効成分:第一章:自惚れた主人公、孤児院改革、異世界技術、迷宮単独踏破第二章:ケモ耳ヒロイン、技術革新、事件発生、旅立ちの準備第三章:二人旅、他の地球人の噂、事件、迷宮攻略(二つ)第四章:戦争、叙勲、決闘、船旅、学園、第二の転生者第五章:逃亡、国家の滅亡、興国への決意、知識と教育、異世界産業、第一章again第六章:再会、戦記、一騎打ち、経済戦争、測量、「地球を舐めるなファンタジー」、教育第七章:竜、山、冒険、国造り第八章:建国、戦記、旅立ち次世代篇『拝啓、姉上様~異世界でも、元気です~(n4012ep)』、現在連載中です。
好きな作品は沢山有っても、このお話に出会えて良かったなと思えるお話はほんの僅かで、それも更新されず終わらないものが多々ある中で1,000,000文字超えできっちり完結。完結が最後まで読めて嬉しくもあり、もう終わってしまったのかと寂しくもあり、只々作者様にありがとうと言いたくなり生まれて初めてレビューなんて偉そうなものを書かせて頂きました。テンプレ設定なのにひねくれていて、とんでもないのに論理的、ファンタジーなのに科学的で、全く万人向けを狙わないのに惹き込まれると脳内に刻まれ不思議なほど心に残る。きっと好き嫌いが激しく別れる気もしますがw、これを好きになれると幸運ですよー。きっと最後まで読んだ人がみんな幸せを感じていると思います。素敵なお話を有難うございました、きっと一生忘れられないお話の一つとして、宝物にさせていただきます。
sho2xyz
何度もレビューを書こうとしても、上手く書けない作品がありますが、それは面白い作品の特徴かも?五回以上迷うのは久々…〜お正月はやっぱりエゾ鹿だよねぇえぇの、北海ひぐまです〜異世界の魔法は何故発動するのか?魔法にあふれた世界の文化文明、戦争と王国貴族の役割とは?多くのなろう作品において、その考察と内政チートがなされてますが、この作品程作り込まれているのは、他に記憶がありません。特徴として前世で教授だったらしき主人公の背景として作品ページ末に引用先の記載があります。オマージュとリスペクトに溢れた引用にニヤリとなるでしょう。※まだお正月休暇のある人に超絶オススメ!
北海ひぐま
12位:『元剣聖さんのスライムライフ~二周目は最強xチート~』
作者:すみもりさい
戦い続けて25年。おっさん【剣聖】ラウルは、疲れ果てて引退を考えたその日。 少女を助けようとしてスライムに不覚を取るも、逆にスライムの体を乗っ取った。 ガタついた体は若返って完全復活。スライム独自の不思議能力をも得た彼は、世界最強の力を全振りして――悠々自適なスローライフを目指す。
11位:『信長の庶子』
作者:壬生一郎
庶長子・織田信正。織田家の跡継ぎ織田信忠よりも一つ年上の男子である彼は長男であって嫡子ではないという立場にあった。うつけと呼ばれた父、狐と呼ばれた母の子に生まれ、なんだかんだで子煩悩な両親や賑やかな家臣・弟妹・友人に囲まれながら、自身すら分かっていない歴史改編物語が始まる。書籍化のお知らせ2019/4/15(月)1・2巻同時発売2019/12/5(木)3巻発売(以下続刊) 書き下ろし・瑞風の章宙(おおぞら)出版様の新レーベル『ヒストリアノベルズ』の第一弾として出版させていただくこととなりました。予定では以下続刊、可能な限り書き下ろし多めで出版してゆこうと考えております。
読み終わった感想から言えば、最高の一言に尽きます。転生者が物語上に出ることはなく、主人公が最強無敵な存在ではないので、そういう意味では期待を裏切られますが。信長を主体に置いた架空戦史はごまんとありますが、その周囲の人間、しかも実在したか定かではない息子を主人公に据えた所がとても新鮮でした。大河ファンの私では、所々難しい言葉づかいもありましたが、決してお堅い作品ではなく、歴史エンターテイメントとして最初から最後まで夢中になれる名作です。一人一人のキャラクターがとても魅力的で、名前しか知らなかったような戦国武将も、誰もが知っているあの人物も、今まで以上に好きになりました。個人的に好きな場面は、主人公と小早川隆景の会談シーンです。主人公の生き様を理解し、共感する隆景に主人公が語りかけるところは、何故か涙すら出るほど熱いものを感じました。
土井利勝
織田信正。一部の資料にしか名を残さない、実在しなかったのではないかといわれている信長の庶長子。彼を主人公に、巧みに歴史的な様々な事件や人物と、未来からの転生というSFを組み合わせたエンタメとして一級の作品。設定やギャグだけでなくヒューマンドラマとしてもド直球の重量感。この時代に詳しくなくても、元々その人物を知らなかったとしても、一人ひとりの人生を思いながら読むだけでも楽しく面白い。出会えてよかったと思える作品。さらにすごいところは、歴史の「IF」の部分にも裏づけがしっかりしているところ。歴史の本を片手に読むと新しい発見が何度もあって、何度も新しい楽しみ方ができる。歴史ものがそんなに得意ではない方も、最初のほうだけでも是非是非。苦手意識があっても、マイナー人物をwikiで軽く調べつつ読むとすごく楽しめるので是非。祝書籍化!
真曽木トウル
10位:『転職の神殿を開きました』
作者:土鍋
生まれ持ったジョブに人生を左右される世界。そんな異世界に召喚された森本要には「人を転職させる」能力があった。彼は生活費を稼ぐため転職屋を始めるが、その能力を狙って貴族や教会が動き出す……。 やがて、自衛のため王国最大の宗教組織に潜り込んだ彼は、宗派の派閥争いに巻き込まれながらも、自らの足場を固めていく。※完結済みですが、たまに後日譚や外伝を投稿します。※双葉社様のモンスター文庫にて書籍化されています。
本編は2016年11月、エピローグ含めて翌年12月完結の、書籍化もされてる作品。転職云々は、もちろん話の根幹ですが、それ以外で注目したいのは、魅力的なキャラたちです。主人公カナメは、社会経験があるためか考え方が俗物的。商売、お客さん、売り上げ等、宗教関係者が使ってはいけない単語を連発します。機転も効き、交渉術も巧み、企画力や運営力もあり、次第に信用を得、最終的には神殿長にまで昇ります。〈キャロちゃん〉にもホッコリ。明らかに言葉を理解してる(?)うさぎのマスコットです。癒されます。ヒロイン候補も、剣士、魔法使い、聖女、同僚等豊富。選ばれるのは一人なので、ハーレムにはなりません(笑)。誤字も少なくスムーズに読める文章、本当に楽しめます。是非御一読を。(時系列的には〈エピソード0〉から読むとよいかも?)
下水道
とても楽しく読了しました。よくある異世界転移ものだと思って読み始めましたが、決して主人公が無敵と言うわけではなく、出来ることと出来ない事がはっきりしていて、だからこそ脇を固める仲間たちも個性が引き立っている様に感じます。そして、多彩なジョブの存在。それぞれの強みや弱みも考え込まれていて、唸らされる事もしばしばでした。大きな力を持っていながら、多くを望まず、仲間とともに強敵に挑む、言わば青春譚ですので、読み終わった後も爽やかな気持ちになれる作品だと思います。次回作も期待です!
小沢 健三
9位:『転生先は現人神の女神様』
作者:子日あきすず
結婚もし、息子と娘も既に結婚済み。孫の顔も見たし、妻は先立った。89歳の生涯……後はペットと死を待つだけ。……だったはずなのに、現人神の女神に異世界転生?お爺ちゃんはもういない! 今日から私は女神様。精霊が暴れてる? そうか、大変だな。頑張れよ。人間は神々に選ばれた種族だ? 何言ってんだこいつ。助けてくれ? 国が大変だ? おう、自分の国ぐらい自分達でなんとかしろ。可愛い精霊達の為に未開の地開拓しよっと。ハーレム? 逆ハー? 他所でやれ。お前の息子? いらねぇよ帰れ。見て見て! 魔法使えば川で海上スキー的なのでき……へぶぅ!?そんな女神様の話。あらそいは どうれべるでしか おこらない by めがみさまどう足掻いても主人公最強。※初めての投稿、どころか初めて小説を書きます。2017/07/02 なんとなくあらすじ変更。2017/07/07 完結しました。
8位:『神様の定食屋』
作者:中村 颯希
【双葉文庫さまより1~2巻発売】両親を事故で失った高坂哲史は、妹とともに、定食屋「てしをや」を継ぐことになる。ところが料理がからきしだったために、てんで役に立たず、妹に罵られてばかり。ふと立ち寄った神社で、「いっそ誰かに体を乗っ取ってもらって、料理を教えてほしい」と愚痴をこぼしたところ、なんと本当に神様が現れて、魂を憑依させられてしまった。魂に料理を教わる代わりに、その魂の望む相手に料理を振舞い、未練を解消してやってほしいということらしい。母親から息子へ。店主から常連へ。姑から嫁へ、夫から妻へ――。様々な魂とともに料理をつくり、その想いに触れるうちに、哲史は少しずつ、料理への姿勢を変えていく。
神様に死者の魂を憑依させられた主人公が、魂に料理を教わり、その魂の望む相手に料理を振舞うことで未練を解消していくお話です。どの話にも切ないくらいの愛情が込められています。読んでいて、涙腺をやられながら、同時に論理ではなく腑に落ちて学べたことがありました。優しさを注がれて、返したいと思ったときに、その相手がまだ健在である。ごちそうさまの言葉を、涙も交えずに告げることのできる相手がいるのは、実はとってもありがたいことなのですね。また、帰省した時に母や祖母の手料理がやたら美味しく感じるのが不思議だったのですが、味に加えて当時の楽しかったことや、愛情を思い出すからなのだなと、勝手に納得しました。素晴らしい作品をお書きになられた中村先生に感謝申し上げます
いのりん
ジーンと染みるお話が好きな方に。主人公の哲史は、料理のできないニート(元社畜・休職中)です。妹に頭があがりません。両親の遺した定食屋を妹と一緒に継ぎますが、全く料理ができない上に、食べることや料理に対して軽い考えしか持っていません。そんな哲史に実地で料理を教えてくれる人その定食で心をほぐされた人哲史の料理への姿勢が段々と変化する過程1皿作るごとに各々の事情が絡み合い、哲史の感情が揺さぶられます。エピソードが心に染みます。ちょっと呑気な神様が出てくるのも癒されます。前後編で、読み切りの形でまとまっています。読みやすいです。でも電車の中などで読んではいけません。集中できる一人の部屋で、読むのがオススメです。おかわりしたくなります。丁寧に料理されたお話ですから。『てしをや』は、いつまでも続いて欲しい。出会えてよかった、そんな物語です。
まりあんにゅ
7位:『猫(精霊)になりました。』
作者:あさづき ゆう
ずっとずっと雨の中、待っていた。だって、約束していたから。だけどノエルは来なかった。わたしは諦められなかったけど、暗くなってきたし体も冷たくなってきた。仕方がなく治療院に帰ると、沢山の患者がいた。やけくそに、来る患者をどんどん精霊魔法で治していった。あれ?わたし、死んでる?え、精霊(猫)になった?そうか、雨に打たれて流感に罹って、魔力足らなくて、死んじゃったのか。最後にノエルに会いたかったな。というか、死ぬ前に出した愛溢れる手紙、死んだ後に届いたらただの呪いじゃない?やば、ノエルが読む前に、回収しなくちゃ!!!
6位:『お前みたいなヒロインがいてたまるか!』
作者:白猫
アラサーOLだった前世の記憶を持って生まれた椿は4歳の時、同じく前世の記憶持ちだと思われる異母妹の言葉でこの世界が乙女ゲームの世界だと言う事を思い出す。ゲームでは愛人の子である異母妹がヒロインで自分はヒロインを苛め抜く悪役令嬢であった。しかも最後は必ず自殺END。しかしこの世界、ゲームの設定とは大分違う所があるようだ。もしかしたら自殺する母を助けられるかもしれないと思い、母とメイン攻略キャラのいとこを異母妹の魔の手から守ろうと頑張るお話。※12/25改稿しました。※アリアンローズ様から書籍化されました。2016年12月12日に第3巻が発売となりました。※本編完結しました。
5位:『玉葱とクラリオン』
作者:水月一人
ソシャゲで遊んでたら異世界に迷い込んでいた青年、但馬波留。剣と魔法が支配するゲームみたいな世界に困惑しつつも、現代人の知識を頼りに立身出世しようと目論むが……そこはかつて勇者が君臨していた内政チート国家だった。 空腹は満たされ清潔な衣服を纏う人々。経済的に町は潤い鉄筋コンクリートの家が建ち並ぶ。生半可な知識は通用せず、ろくな職にもつけず埋没する彼は、生き残りをかけた起死回生の策に打って出た。「他ならぬあなただけに、特別なお話があるんです。いえいえ、怪しくなんかありません。私の故郷ではねずみ講と言うのですが……」 これは詐欺師と蔑まれ、後にソープ王と呼ばれた男の異世界サクセスストーリー。
こんなにも素晴らしい作品があったのかと感動しております。これほどまでに濃厚なストーリー、設定、キャラで構成される小説は中々お目にかかれないだろうと思います。序盤のコメディーが強烈で不快に思う人も居るかもしれませんが、ネタを知っていたら思わずクスッと笑わずにはいられない、そんな面白さがこの作品にはあります。現代知識チートはそこら辺の安っぽいモノとはレベルが違います。作者はその手の専門家ですか?と言いたくなる程の圧倒的知識量。しかも画像での解説付き。凄いとしか言えない。キャラの個性も魅力的で、セリフや心情描写はとてもリアル。特に主人公とヒロインとのやり取りには読んでるこっちがドキドキしてきます。もちろんヒロイン以外のキャラ達も際立っていて、この作品に良い味を出してくれます。レビューしたい点はまだありますが字数制限なので断念。とても良い作品です。ぜひ一読してみては?
高梨 竜也
序盤はあらすじ通りに少々展開がふざけている転生ものにしか見えないが、一章の終わり辺りから急に化け始め、ドシリアスなファンタジーになった。特筆すべきなのは優れた世界観。異世界転生ではお馴染みの転生する理由、チート能力、スキル、ステータス、魔法、亜人種などなど。これらが一体どうして存在してるか、どうして私達の世界とそんなに違うのか、そんな追及してはいけない『お約束』を全部ちゃんとした理由を作って、世界観に組み込んでいる物語です。その他笑いもあり、涙もあり、サブキャラの性格が立っており、ヒロインとの感情描写もしっかりしている。特に終盤のアナスタシアちゃんの心情吐露は胸を打つ。既にそれなりに読まれているが、それでももっともっと評価されるべき作品だと思う。
キリタニ
4位:『ライオットグラスパー ~異世界でスキル盗ってます~(旧:異世界で盗賊やってます)』
作者:飛鳥けい
現世で事故死してしまったアガツマセイジは、ある理由から死後の転生先を地球ではなく異世界に決める。転生時に特別に付与してもらったスキル『盗賊の神技(ライオットグラスパー)』は、他者からスキルを奪い取ることができるという魅力的なものだった。 ただひたすらカッコいいものに憧れる少年が、盗賊の神技を得て異世界でどのような人生を歩むのか!?「それじゃあただの……つまらない普通の人じゃないか。 それだけは、断固拒否する。 俺は、俺であるために―― ここで逃げるわけにはいかない!!」 セイジが奪い取ったスキルを駆使して守ろうとしたものとは――!? ※書籍化しました! 完結しております。全①~⑦巻発売中です。
事故死してしまった少年(アガツマセイジ)が、盗賊の神技(ライオットグラスパー)というスキルを得て異世界に転生し、そこの住人達と交流を深めつつ成長していく物語。主人公の性格が等身大の18歳らしくて好感が持てる。聖人君子でもなく、外道でもなく、際立った才覚もなく、愚かでもない、感情移入のしやすい好青年。登場する異世界の住人たちも、それぞれ個性豊かで魅力的。特に登場人物リストなんて作らなくても、チョイ役ですら記憶にしっかりと残る。対象のスキルを盗むチート能力は、経験値獲得よりも目標が明確で達成感が高い。たちまち強くなる様は、戦闘の度に覚醒シーンがあるかのようで実にワクワクして楽しい。厨二心をくすぐられる演出と、斬新な設定。スラスラ読める文章と、熱い戦闘シーン。そしてあたたかい人間ドラマ。“絶対”に面白いので、迷っている方はほんの1~2話だけでも読んでもらいたい。
Natsuki
(´・ω・`)死亡しちゃった18才の少年が、神様から貰った他人のスキルを奪う能力と、ステータスを見れる能力を駆使して、一気に短期間で強くなって、信じられない速度で冒険者として成り上がる爽快な小説さんだよ。同じスキルを奪えば奪うだけ、どんどん複合してスキルのLvが高くなり、一章の終わりで剣術が達人とか、そんな凄いレベルに到達してた。(´・ω・`)ベテラン冒険者が剣Lv2なら、剣Lv3は達人レベルだと思う。冒険者人生を始めて、こんな短期間で既に達人になっている有様だよ。(´・ω・`)とりあえず、すらすら読みやすい小説だと思った。
3位:『悪役令嬢の毒』
作者:ぶちこ
初恋をこじらせて、婚約者に毒しか吐けなくなったマルティナ・オルブラントは、前世の記憶を取り戻したことで己の行いを省みる。もう毒を吐くことを止め、ゲームのシナリオ通り彼の前から消えること決めたが、なかなか思い通りに行かず――というお話。※人を中傷する場面が多数でてくるので、苦手な方はご注意下さい。
倒錯した複雑な”愛”が胸をキュンキュンさせてくれた。ヒロインも小学生の男の子みたいに好きな子に悪口言ってるのもいいけれど、第二王子の薄暗い感じの倒錯した愛が良すぎた。ただの甘い恋愛なのではなく、熟れ過ぎて腐りかけた果実のような、毒々しい甘い”愛”がよかった。普通の恋愛小説に飽き飽きしている人に、普通でない愛情が溢れる小説を読みたいと思ったら、イチオシの作品です
ユッケ丼
2位:『甘く優しい世界で生きるには』
作者:深/深木
勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼馴染】、【第三王女の婚約者】という大層な肩書きを持って生まれた主人公、ドイル・フォン・アギニス(十五歳)。彼は、肩書きに見合うハイレベルなスペックを持って生まれた。そして、そんな人生勝ち組な主人公は両親に溺愛されて育った結果、王道悪役な貴族の馬鹿息子街道をまっしぐら! そんな、王道では当馬役にされがちなポジションである主人公は、一週間高熱にうなされた結果、あざとく計算高かった記憶を思い出す。 そして、決意する。 己が失いかけている肩書きを取り戻し、こんな(馬鹿息子)でも愛してくれた人々の為に、真っ当な道を歩ける人間になろうと。 これはありがちな設定を盛り込んだ転生ファンタジーです。 限界以上まで下げられたハードルの中、チートな主人公が仲違いした周囲の人々と和解していきます。 また、最初から最後まで主人公ご都合主義でまいります。 時間がありましたら、覗いてみていただけると幸いです。
主人公が前向きであり、面白くしてやろうという遊び心も持ち、人を思いやる気持ちもある。聖人君子ではなく、やりたいからやる。その気持ちをなくさず目標を定めて生きるところがすごく好き。あと周囲の反応も楽しい。とくに従者。主人公を好きすぎて楽しい。そしてハーレムにもならないところがまたいい。ハーレム要素もないところも安心する。貴族社会において、子供すぎる反応しかできないような子が出てこないのが安心する。話の内容も運び方も好き。少年漫画と少女漫画を足して読んでるみたい。続きが楽しみです。
秋野真珠
続きが非常に気になります。BL臭がするという感想を持つ方もいらっしゃるようですが、私にはそうは思えず、該当部分の文章もとても楽しく読ませていただきました。よくある転成物語はハーレム要素満載で食傷気味でしたが、この作品にはハーレム要素がないところにとても好感を覚えます。主人公の今後の成長もとても楽しみにしております。
1位:『無欲の聖女は金にときめく』
作者:中村 颯希
【「無欲の聖女」の題でヒーロー文庫さまより1~4巻発売】お金が何より大好きな守銭奴少年・レオは、ひょんなことから、訳ありの美少女・レーナと体が入れ替わってしまう。なんでもレーナは、かつて冤罪で貴族社会を追われた侯爵令嬢の娘で、このままでは貴族の集う学院に召集されてしまうのだが、それが嫌で、魔術を使って逃亡を試みていたらしい。報奨として提示された金貨につられたレオは、レーナの代わりに学院に行くことを決意する。学院に顔だけ出してとんずらするつもりだったレオ。しかし、絶世の美貌と独特の価値観を持つレオを周囲は「高潔の少女」と勘違いし、侯爵夫妻や皇女、はては帝国第一皇子までもが興味を持ちはじめ――?後に、「無欲の聖女」と呼ばれることになるレオノーラ・フォン・ハーケンベルグの物語。※完結しました。最後までお付き合いくださった方、本当にありがとうございました!
ある偉大なコメディアンは言った。「笑いと悲しみと感動は紙一重だ」本作品は、勘違い、すれ違いからくるおかしみを描いたコメディーである。しかしその勘違いの向こう側には悲しみや感動といったしっかりとした物語がある。悲しみ、感動と笑い。大きなふり幅を持つ作品だ。これを極上のエンターテイメントと呼ばずして何をエンターテインメントと呼べば良いのだろう。本作品は、令嬢物、ファンタジー物と呼ばれるジャンルだ。そういうジャンルに毛嫌いはあるかもしれない。しかしジャンルによる毛嫌いだけでこの作品からもらえるひと時を逸するのはどうであろう?一つ騙されたと思って読んでいただきたい。極上の時間をあなたは過ごすことになるだろう。・・・ある偉大なコメディアンは言った。「なんてもっともらしいこと言うやつに騙されるな」
佐々笹
この作品は、読み返すたびに発見がありました。スミマセン! 当たり前ですよね。でも、そうとしか言いようがないので許してください。初読では、ホントにただゲラゲラ笑えて、安心して読めたわー!って感じでした。どんどん加速する勘違いや、先の読めない展開にのめり込み、時間を忘れました。二回目は、余裕ができたのでしょう。勘違いだけでなく、交錯する思いやりの心、ひたむきな姿勢に涙が出ました。とても滑らかな三人称の文体だからか、同時に幾人にも感情移入してしまいました。結果、困ったことに、同時に泣いて笑って大変なことになりました。――「泣けたっていわれて泣けた例がないよ?」仰る通りです。でも……ゴメンナサイ。そして三回目で、やっと一週目に感じていた「安心して読めた」理由が分かりました。作者様の「愛」です。本当にスミマセン!皆様そうですよね!!でも――安心して読めました。
あきじゃ