20位:『魔物と始める村づくり! ~やる気なし魔導師の開拓記~』
作者:佐竹アキノリ
若き宮廷魔導師ヴェイセルは天才的な魔法の素質を持ちつつも、その出自のせいで出世できずにいたが、平穏な暮らしに満足していた。そんなある日、辺境の地の調査に赴けという通達が届く。つまり、左遷であった。未開の辺境へと渋々向かったヴェイセルは、そこで魔法の才能を生かし、魔物を従えて村を作り始める。掘っ立て小屋から始まった村作りであったが、次第に人々は増えて、賑やかで気ままな生活が送られるようになっていく。そうして可愛い魔物や女の子たちと過ごす開拓記が始まった。※レッドライジングブックスから4月22日に書籍が発売されます!
19位:『サモナーさんの召喚するだけ3秒間クッキング ~大繁盛! ダンジョン前食堂~』
作者:森田季節
モンスターを召喚して戦う職業であるサモナー。青年オルフェはそのサモナーを目指してサモナー養成学校で真面目に勉強していた。努力は報われ、彼は念願のサモナーになれた。だが、肝心の魔法力が0で、モンスターを一切召喚できない……。はっきり言っておちこぼれだった。しかし、諦めきれず、むなしくモンスター召喚の魔法詠唱を行っていた時、とあることに気づいた。彼は、豚汁・タコ焼き・ラーメンといった異世界の料理を召喚することができるのだ。召喚した料理で、飢えていたダークエルフの少女を助けた彼は、少女と一緒に食堂を営むことにした。冒険者にはなれないけど、冒険者のための食堂は作れる!今日もダンジョン前食堂では、冒険者たちがその料理で疲れを癒す。
18位:『女男の世界』
作者:キョウキョウ
仕事帰りに通るいつもの帰り道。いつもと同じ時間に歩いてると、背後から何かの気配。気づいた時には何者かに脇腹を刺されて生涯を閉じてしまった佐藤優。再び目を開いたとき、優は何故か学生へと戻っていた。しかも、極端に男性が少なく女性が多い歪な世界。男女比が異なることで違った常識、違った知識に四苦八苦する優。佐藤優は価値観の違うこの世界でどう生きていくだろうか。※「キョウキョウ NOVEL’s」に同時掲載している作品です。
通り魔に襲われ命を無くした……かと思えば目が覚めればベットの上。そこにスカートを履いた男が!?さらになぜか若返り、世界の価値観が刺される前と変わっていた!今、佐藤優のあべこべハーレムがはじまる!あべこべ世界ならではの美味しいところがあります。面白いので読んでみてください!新しい世界での家族の反応。優の天然なところもニヤニヤできます!
ミケ
17位:『異世界人~無能勇者~』
作者:リジア・フリージア
クラスがまとめて勇者召喚された。召喚者の言葉に従いゲームのようなステータス画面を呼び出し、クラスメイト達が自分に与えられた能力に一喜一憂する中、俺は凍り付いていた。 高深《タカミ》 蒼也《ソウヤ》(16) 称号……異世界人 特殊能力……無し クラスの中で俺だけが特殊能力を持たなかったのだ、しかも、俺以外の者が異界の勇者や異界の剣士といった、異界の~~という称号を持つのに対して俺だけ唯の異世界人……終わった。 のんきにはしゃぎ浮かれるクラスメイトからは哀れみや蔑みを向けられ、帰還方法も用意せずに俺達を集団拉致した召喚者たちは俺への興味を失った。 このままクラスメイトと一緒に居ても碌な事になりそうに無いので、俺は早々に逃げ出した。 幸い、召喚者やクラスメイトは弱い俺のことなどどうでもいいらしく、追っ手も無いので地道に元の世界へ帰る方法を探すことにした。
16位:『分身スキルで100人の俺が無双する ~残念!それも俺でした~』
作者:九頭七尾
最強のS級冒険者、魔剣を生み出す鍛冶師、神級の料理人、新興国家を率いる女帝、魔導の真髄を極めた大賢者、さらには世界経済を影から動かす大商人に、新たに誕生した魔王…… 僅か数年の間に次々と現れ、各界を支配するまでになった綺羅星のごとき人物たち。 その正体は――「――全部俺でした!」 異世界へと勇者召喚された少年・シノブ。 分身スキルというトンデモ能力を使うことで、彼は次々と自分の分身体を生み出し、あらゆる分野へと送り出していたのだった。 これは一人の少年と100人の分身体が、異世界を支配するまでの物語。※ノクターン版あります。ただし大幅に改稿されています。主人公すら違うという…
15位:『攻略対象者の姉』
作者:水谷 あき
田舎で暮らすミルティアは幼いころの怪我から足も不自由で、目もよく見えない。彼女の家族は王都の魔術学園に通うエリートの弟のみ。毎年、長期休暇に帰ってくるが、今年はいつもと様子が違うようで。乙女ゲームベースの陰のある庶民の攻略対象者の過去を縛る姉を悪役令嬢ポジションのお話。
14位:『鳥かごの大神官さまと侯爵令嬢』
作者:奏多
一迅社文庫アイリス様で修正加筆の上書籍化しました!王子との婚約内定が取り消しになった、侯爵令嬢レイラディーナ。けれど内定だったので、また別な人に嫁ごうと気持ちを切り替え、当の王子の婚約発表の場へ出席することにした。けれど内定のことを誰もが公然と知っていた。レイラは婚約を取り消された令嬢として笑われることになってしまった。……これでは新しい結婚相手も見つけられず一生独身で過ごすしかない。絶望したレイラだったが、レイラはそこで美しい青年を見かける。アージェスという名の彼は大神官様。彼の優しさに一気に恋に落ちたレイラは……。
13位:『ドラゴンですけどマイペース』
作者:志位斗 茂家波
マイペースな主人公は、ある日ドラゴンに転生いたしました。神龍帝とか、このスキルとかチートの塊じゃん!!まあ、とりあえずはマイペースで行こうと思い、名前はアルとなっていたので湖のそばで暮らすことにしたのであった。毎日投稿ではありません。基本マイペースですよ。チートを無駄に使いますよ【誤字脱字多し。指摘があれば修正いたしますが、基本ストーリーを進める方を優先してます】
12位:『麗人賢者の薬草箱』
作者:江本マシメサ
これは、元王宮魔術師と元兵士の脳筋夫婦が、流行らない薬屋を田舎に作ることを目標に、立ちはだかる問題を主に腕力で解決する物語である。(※最初はわりと真面目に薬屋をしています)
漢方薬剤師さんもびっくりな知識量です(^^)作者さんの探求心が垣間見える作品で、かといって読み手に専門知識の難しさを感じさせない表現力は一品です!緩やかに進んでいく日々や人間模様が楽しくて、本当に読むのが止められない(><)毎回あとがきに書かれていらっしゃる「アイテム図鑑」は突っ込みどころ満載で、「読み進めたい!」という欲求を離してくれません。100話以上ありますが、時間を忘れて読みふける事ができ、なおかつ、人の優しさを感じさせてくれるお話しです(^^)
せんと
なろうにおいては「チート」な強さは鉄板といえる。しかし、「チート」な設定により逆に不自然さが目立つ小説も多いところ、この小説はその点がなく、読者に違和感を感じさせない。区分としては「ほのぼの」系かもしれないが、読み飽きない工夫がされており、楽しく読める。恋愛小説的な要素もあるが、鈍感と犬、世話焼き多数で思わずほっこりとしてしまう楽しみがある。是非、興味を持たれましたら御一読を
36-6-2
11位:『続・ふとめ令嬢は王子様の夢を見るか』
作者:三同もこ
色々拗らせている美貌の侯爵令息カルロと、食べる事が大好きで、明るくポジティブマイペースな『ポッチャリ系』男爵令嬢マルティナは婚約者同士。何だかんだで拗れていたけれど、カルロが拗れた原因の借金がついに…! ―――『ふとめ令嬢は王子様の夢を見るか』の続編となっております。長くなりそうですので、前後編で分けさせて頂きました。前編はカルロ中心のお話で、後編は殿下中心のお話になる予定です。(後編は今週中に仕上げる予定です)三角関係、横恋慕っぽい表現がありますので、苦手な方はご注意ください。追記:前後編で上げるつもりだったのですが、長くなってしまったので中編を挟ませて頂きました。申し訳ありませんが、宜しくお願いします。
太めの令嬢と明後日の方向に努力する婚約者、相思相愛な筈なのに世間の噂は「悪徳令嬢と悲劇の美形」それぞれの従者のツッコミ属性がまたテンポを良くしていて素晴らしいです!気の置けない仲なのですね…(笑)長さもこれだけの内容を100話とかにしちゃう作品が多い中、プロローグ前中後編とちょうど良かったです。オチのセリフで笑って終われて読後感もスッキリ!甘々では終われないw自分勝手なのに憎めないなぁ〜王子の全くの当て馬にもならない出番の短さ(しかしそれが良かったんですが)もあり、三角関係?の続きを読みたい気もするけどーーうん。これで多分丁度いい感じです。ご馳走様でした。
もっけ
10位:『転生したので次こそは幸せな人生を掴んでみせましょう』
作者:佐伯さん
車に轢かれるという残念な結末を迎えたと思ったら、気付いたら赤ん坊に。しかもファンタジーな世界の住人になっていました。マジですか。 というかよくよく考えれば、前世の記憶を持って生まれたなら、やれば結構いい線まで自分はいけるのではないでしょうか。幸い親の遺伝子は継いでいるので割とハイスペック。フライングしていますが、頑張って幸せな人生を歩んでみせましょうか。【本編完結済み】主婦と生活社様より全五巻発売致しました。応援して下さった皆様のお陰です。ありがとうございます。スピンオフ作品が2017年4月末5月末に上下巻刊行予定です。(スピンオフ作品は転生シリーズの所から見れます)
9位:『ダンジョン経営物語 〜 転生したWebディレクターによる迷宮プロデュース!』
作者:三上康明
Webディレクターとして残業していた俺、テロリストの放ったロケットランチャーによって異世界に転生? 転移? したのかと思ったら……なんだ、これ。人間じゃないのか? 見た目は人間。能力は――「迷宮主」。俺にできるのは迷宮(ダンジョン)を創ること。俺にできないのは迷宮から出ること。おい。俺はこれでもWebディレクターとしてサイトが迷宮化しないようにがんばってきたんだが?ならば逆に創ろう。Webの知識を活かして、訪問者を迷宮に迷わせるための仕組みを! ユーザビリティと再訪性を意識した迷宮を!ダンジョン経営物語が今始まる。※旧題「ダンジョンマスター! ~ WEBディレクターの俺、迷宮主とかいう生き物に転生する」
ダンジョンマスターの男は真っ向からの戦闘に弱いです。しかし、逃げ足はとてもはやい。ダンジョンが不利益なら、利益にしてしまえばいいじゃない!みたいな話です。 この話を読んだ、やはり奴等の認識したこと思ったこと考えたことは私には分かれるとは思っていないが予測、仮定もできそうにないと、つくづく思いました。その肉体の行動から固定観念で奴の認識、思、考を決めつけないで、よく考えて、予測仮定考えてほしいです。きっと面白いです。 また、肉体がどうであったりとか、それでも奴はああしたとか、そういう方にも目を向けて頂けると幸いです。 男がそれまで過ごしてきた地域とは違う所。そこはどのような地域か、常識等が違うところなど、肉体も違うところ、それで色々あってああなったと、そしてそれを考えたのはとても面白かった、思います。
趣に走る
暴力を振るう、勝手気ままに振る舞う、タダ飯ぐらい、最新話まで一度たりとも主人公への貢献が無い、むしろ間の悪い状況で更に状況を悪くする。ミリアがクソヒロインのテンプレ過ぎて、コイツが出る度に不快になる。いい加減この糞ガキ、ブチ殺したら?もし作者がこいつを魅力的なキャラだと思ってるなら、見当違いも甚だしい。ただただ不愉快。
まな板の上の鯖
8位:『伯爵家の悪妻』
作者:江本マシメサ
公爵令嬢ヘルミーナに持ちこまれた婚姻話の相手は、社交界一の遊び人と噂の伯爵家子息エーリヒだった。結婚を受け入れたヘルミーナは、結婚生活の条件を手紙で送りつける。無理難題ばかりのはずが、エーリヒは結婚生活が楽しみだと嬉々としていて……!?「この先の生涯、ヘルミーナ様の犬か下僕になります」って、この人何を言っているの!?迫力系美女妻と人誑しな夫の、甘いだけではない?新婚ラブコメディ。
7位:『ワールド・カスタマイズ・クリエーター:外伝』
作者:ヘロー天気
不思議な声によって異世界に喚ばれた悠介は、その世界で邪神と呼ばれる存在だった?歴史の停滞を打ち破り、世界に循環を促す存在として喚ばれた若者の魂は、新たな時代への潮流となる。※書籍化と規約改定によりダイジェスト版を削除。外伝のみを置いてます。
『小説家になろう』で一番最初に大好きになった作品です。当時完結に近い所まで書かれていたのを一晩で一気に読み、その後三日掛けてじっくり読み直した作品で、『書籍化する!この作品は絶対書籍化が実現する!』と、妙な確信を持っていた作品です。チート能力を持った主人公がハッピーエンドを目指してあれこれする話…と書くとありきたりですが、チート能力がまさしく『チート』で『現実に存在するチートツールとよく似ている』ので解かりやすいです。最初から全部上手く行くわけでもなく、失敗や研究を繰り返しながら能力を使いこなしていく過程も楽しいですが、確固たる身分制度に主人公がどういう行動を取るのか、どう変えていくのかもまた見所だと思います。設定がしっかりしてブレません。書籍化に際し、ダイジェスト版に差し替えられるということですので、興味を持たれた方は是非ご一読!『面白い』と思えたなら是非書店で書籍購入を!
美緒
いまさらレビューするまでもない有名作品をなんでいま紹介すんのさって言ったら、そりゃもうもっとたくさんのひとに読んでもらいたいからというのと、それから更新されていることに気づいてない人がいるんじゃないかという危惧からですよ、ええ。ワールド・カスタマイズ・クリエイター、更新されてますよー!完結したと思ってお気に入りはずしてる人、見逃してませんか?見逃してる人がこのレビューで気付いてくれたら嬉しいです。大好きな作品なので。
土溝井
6位:『婚約破棄のために淑女になる方法。』
作者:もり/もりふみの
自分の不注意で大怪我を負ってしまったカルヴェス子爵家の二女・オリヴィアは、その場に居合わせただけの少年――名門・アンドール侯爵家の子息、デュリオと婚約することになってしまった。 訳がわからないオリヴィアだったが、この婚約が間違いであることだけはわかった。 どうやらデュリオはオリヴィアの怪我の責任を取って婚約することになったらしい。 それはとても不公平だと感じたオリヴィアは、つらそうな表情で無理して笑うデュリオを見て強く誓った。 将来、デュリオが本当に好きな人と結婚できるよう、その時に憐れに思われることなく婚約を破棄してもらうために立派な淑女になろうと。 そうしてオリヴィアは来たる婚約破棄の日を目指して、努力を始めるのだった。※この物語は『悪役令嬢、時々本気、のち聖女。』のスピンオフとなっておりますが、この作品のみでもご理解いただけると思います。
5位:『狼侯爵と愛の霊薬』
作者:橘 千秋
学院を7年も留年した伯爵令嬢ロザリンドは『ものぐさ姫』と呼ばれていた。独身を貫き薬学研究に人生を捧げたい!と思っていた彼女の元へ、10年帰っていない実家から、極悪非道と噂の狼侯爵との結婚命令が下される。「金は適当に渡してやるから、愛人囲うなり、宝飾品を漁るなり好きにしろ、ただし迷惑はかけるな」「こんな理想的な結婚が転がり込んでくるなんて……はぁはぁっ……興奮で夜も眠れそうにありません!」愛のないところから始まる、とんでも結婚物語。開幕。
4位:『女王陛下と呼ばないで』
作者:柏てん
ひょんな事から、三人の貴公子たちと王位を争うことになってしまった公爵令嬢フランチェスカ。ひきこもりで社交力皆無の自分が女王になんてなれるはずない!そんな中、他の候補者からプロポーズを受けていたことまで判明して!? チェス大好きおうち大好きな彼女は、果たして無事に王位争奪戦から離脱することができるのか!『ひきこもりを女王候補に選出なんてあんまりです』より改題9/1に角川ビーンズ文庫様より書籍化しますどうぞよろしくお願いします~
タイトル・キャプションの通り、ひきこもり令嬢が遺言で女王候補として担ぎ上げられ、他の候補者の3名と交流を通して自身の不甲斐なさや甘えを自覚し、亡き陛下や国の為に王として相応しい人物を見出そうとする。文章や登場人物、貴族や国家制度がわかりやすく描かれていて、令嬢視点のままストーリーが進むのでとても読みやすいしコメディテイストでもあるので楽しかったです。山場からエンディングにかけてはハラハラして、最後はシンプルにテンポよくまとまっていて気持ちよく読めました!個人的にはとっても満足です。難点ではありませんが、内容に対して恋愛要素が薄い印象を受けました。(割合は私のイメージです。)ジャンルが恋愛っていうとかなりのラブ要素を求めすぎてたみたいです。続編を描かれるなら、ぜひ恋愛シーンの増量希望いたします!
夢賭
3位:『完璧な淑女のふしだらな契約』
作者:六つ花 えいこ
学院一の完璧な淑女と名高い伯爵令嬢フリーダ・クレヴィング。白百合の君と称され、誰をも魅了する彼女にはひとつだけ、致命的な欠点があった。誰にも言えない彼女の秘密を知った男は、まるで悪魔のように囁く。「取引する気はあるか?」お互いが望むものを手に入れる、偽りの恋。「私はきっと貴方を、大切にできない」「思い出せ。これは取り引きだ。面倒な感情は互いに要らない」それが、この上なくふしだらで甘く、ほろ苦い契約の始まりだった。
2位:『エルフ転生からのチート建国記』
作者:月夜 涙(るい)
天才魔術師は、魔術を極めないまま死にゆく運命に抗うため、記憶を残して輪廻転生する魔術を作り上げた。輪廻転生を繰り返し、三十一周目の世界で魔術師はエルフの村に住む少年シリルとなる。しかし、その村は人間に支配され、エルフは家畜のように扱われていたのだった!十四才になり、過去の経験と知識を取り戻したシリルは幼馴染の少女を助けるために立ち上がる。一つの村からはじまり、ありとあらゆる種族が共存する理想の国を作りあげる物語。モンスター大賞 最優秀賞受賞しました。2016/3/30に三巻発売決定
面白くないわけではありません。ただ作者の「ほら!シリルはご都合主義の俺tueee主人公とは違うでしょ?」みたいな意図が見えるんです。その割にご都合主義満載。例えば輪廻回帰の魔術の12時間以内の連続使用の危険性を大いに煽っておきながら大したダメージもなく、勇者の魂をそのまま取り込んだことで意識に乗っ取られると思いきや…俺tueee!!!!で回避。そもそもシリルを凄く見せる為に相対的に勇者を小物にしたせいで魂喰いで消化出来ないことに対しての説得力が…。ルシエだけと言いながらすぐキツネと関係を持ってしまう…31回も転生しているのに「お◯んちん坊や」なのはどうかと思います。ハーレムだとしても説得力がないのはダメです。この小作品からは悪い意味で『なろう臭』がします。文章から滲み出る…自己肯定感。そう、これは「おちん◯ぽエルフ転生記31」です!
じぇいそん
主人公の能力が異常に高いのに、物語として破綻をきたさないよう、丁寧に世界観が構築されている。人々の思惑の交錯もよくよく考えられていて、まさにゼロから国ができあがっていく過程をリアルに追体験できる。社会科学的なものの見方がとても深い。特筆すべきは料理や武器に関するうんちくで、それらを読むだけでも十分楽しい。個人的に残念な点があるとすれば、主人公の思考の描写の重点が大きすぎて、他の人物のキャラが十分立っていないこと。特にヒロインたちが、男にとって都合の良い要素を組み合わせているだけのように見える。もう一つは、物語の展開として、ダウンが全くなくて、「どうせ主人公が勝つんでしょう」ということがあからさまなこと。他の作品もいくつか読ませてもらったが、どの作品にも共通するように思われる。とはいえ、こうした問題をはるかに上回る作品としての魅力を感じた。
koharak
1位:『男爵令嬢は、薔薇色の人生を歩みたい』
作者:瑞本 千紗
継母に疎まれ命を落とした精霊術師の王女は、500年後、同じ国にセンゲル男爵の娘フェリシアとして生まれ変わった。今度は前世のような最期を迎えないように、良い子の仮面をかぶるのはやめる。欲しい物は欲しいと素直に主張し、存分に楽しんで笑って生きよう! と、決めたはいいが、財に乏しい下級貴族の男爵家では、フェリシアの望む贅沢三昧暮らしは不可能だった。そこで、自身の精霊術を用いて領地を富ませるものの、父が投資詐欺にあってしまう。詐欺を働いた者たちは上級貴族であり、太刀打ちできる相手ではないと父は諦めて項垂れる。しかし、フェリシアは諦めるなど考えない。相手が上級貴族の権力者であるなら、それ以上の権力を持つ者を味方に取り込み、その者たちの逃げ道をふさぐ。特権を取り上げ惨めな暮らしに叩き落とすと決めた。フェリシアはそのために第一王子を味方に取り込もうと考え、王宮を訪ねる。運よく一度で面会できることとなり対面した王子は、前世で唯一優しくしてくれた宮廷術師と同じ顔をしていた……。