20位:『エンディング後の魔法少女は己の正体をひた隠す』
作者:鉄箱
「ごめんなさい! ……私、もう、少女じゃないんです……っ!」///異世界転生して、魔法少女として世界を救って十六年。二十六才になった元・魔法少女、観司未知(みつかさみち)は英雄として祭り上げられるかつての仲間たちを尻目に、彼女だけは正体を隠し、超能力者学校の教師として地味に生きていた。地位も栄誉もお金も望めば手に入る。けれど彼女には、どーしても正体を隠さねばならない理由があって……。///これは、魔法少女を名乗れない成人女性が、かつてのイケメンな仲間や好青年な同僚や美少女生徒に無自覚にフラグを立てながら、己の正体を必死に隠す異能現代ファンタジーである。
皆さん、考えてみたことはありませんか?ラスボスを斃した魔法少女の、その後の姿を。多くの魔法少女は、ラスボスを斃したら力を失い(或いは手放し)、普通の女の子に戻ります。或いは力を残し、次なる敵と戦うこともあるでしょう。そして、セカンドシーズンでは、視聴者サービスの意味も込めて、新コスチュームが披露されるのです。少女が大人になった時。魔法少女は女魔導師として、美しく、或いは格好良く。でも、もし美しく、成熟した大人の女性になった『元』魔法少女が、……往年の子供時代のコスチュームのままだったら?ヒロイン、観司未知。最強の戦力と最弱のメンタルを併せ持つ、そして規格外すぎてその実力を披露することも出来ない、悲劇(笑)のヒロイン。彼女はその衣装を身に纏い、自身のメンタルを削りながら、少女たち(と一部の変態共)を惹き付けながら、今なお悪と戦っているのです。
たかあきら
舞台は魔法・魔術、能力が使える人がいる、現実に似た異世界の日本。かつて魔王を倒した「魔法少女」はやがて大人となって、再び悪と戦う事に。ーたとえ、戦うたびに死んだ目になろうとも。隠れ最強主人公が、魅力的なイケメン・美少女キャラ達とフラグを建てたり、悪やいろんな葛藤と戦ったりして成長する物語。悪役キャラ達も個性があって面白いです。※隠れ最強モノ一部正体バレ済みからのスタート。実力を明かして相手を倒す展開は、柔らかめの表現です。※異世界転生について「死んだ普通な日本人が異世界転生。チート能力で第二の人生を華々しく!!」という話の流れが好きな人は注意。※一級フラグ建築がっつり逆ハーレムで主人公を取り合って欲しい人は注意。実は魔法少女だった先生は今日も正義を貫きます。表向きは、地味な教師のまま。平和な(一般人の)毎日を願う心が(羞恥心に)折れない限り。
書きミン
19位:『逆鱗のハルトⅡ』
作者:奏
http://ncode.syosetu.com/n8573dr/逆鱗のハルトの続編です。↑↑第二回モーニングスター大賞ファンタジー賞をいただきました!2018.09.21に1巻が発売。2019.03.04に2巻が発売。2019.07.31に3巻が発売されます!↑↑冒険者養成学校を卒業して6年半が過ぎた。4人で旅をしていたバッファーのハルトのパーティーは、有名な2つ名を持つ双剣使いのディティアと、銀色の毛並みのフェンリルを仲間に加え、全員が2つ名を持つパーティーへと成長を遂げた。とはいえ、まだまだ名を広げる場所はありそうで……。仲間と共に成長する、バッファーハルトの冒険譚Ⅱ。こちらもひと区切りついています。逆鱗のハルトⅢは新作のあとに投稿開始予定!活動報告にもあげますので、よろしくお願いします。王道ファンタジー(を目指しています)です。
18位:『職人は魔工兵器を持って迷宮に挑み、軍用傀儡は戦場を疾駆する』
作者:月汰元
とある世界の創造神が残したと言われる天霊文字を元に創られた魔導紋様。その魔導紋様を使って様々な魔法効果を生み出す魔導刻印術を学びながら、エイタ・ザックスは自動傀儡《ロボット》を作る職人として懸命に生きていた。 ある日、同じ師匠の下で学んだ兄弟子に裏切られ罪人となってしまう。刑罰の一つとして地下迷路採掘場の商人に売られ、自分が採掘させられる場所が魔物が住む迷宮だと知る。 迷宮で生き残る為に魔物と戦い、希少価値の有る魔煌晶を採掘するエイタは、迷宮に隠された魔導紋様の知識を発見する。 大いなる知識を得たエイタは迷宮で生き残り、日本人の幼女モモカと出会う。 強国に囲まれた小さな国で魔導紋様の知識と自動傀儡作りの技術を武器に成長する主人公とモモカ。裏切った兄弟子への恨みを胸に秘めながらも職人として生きていこうとするが、不運にも周辺国が戦争準備を始め戦いの気配がするようになる。 ………………………………………… 2015/12/11にタイトルを変更しました。 旧タイトルは『職人には職人の戦い方が有るのだ』でした。 投稿は不定期になります。
17位:『他力本願英雄』
作者:寒天
世界は魔王に滅ぼされます。そんなよくある『ゲーム』のシナリオを知っている主人公は、自分がいる場所と知識の類似性に気がついてしまう。このままいけば、自分が知る限り世界は滅び自分も最悪な未来を辿ることとなる。それを確認してしまったのだ。しかし世界には勇者がいる。世界を救ってくれる勇者がいる。それをただ待っていれば、滅びの未来は回避できると希望があった。が、同時にやはり主人公は知る。その勇者を救う物語のキーマンの一人、それこそが自分――冒頭で勇者を救って名誉の戦死を遂げる英雄レオンハート・シュバルツであることを。最低限自分が犠牲にならなければ世界は滅びる。しかしそもそも犠牲になるだけでも膨大な力が必要になる。産まれ持った最強の力なんて持ち合わせていない。そもそも、世界のための人柱になんてなりたくない。でも、自分が逃げて世界を道連れにするなんて絶対にイヤだった。故に、彼は決意する。己を鍛え上げ、和を広げ――自分も世界も助かる絶対的なハッピーエンドを作ってくれる最強の勇者を救う存在になると。勇者を救って世界を救ってもらう。それを大目標とした、微妙に他力本願な英雄の戦いが始まる。そもそもの『ゲーム』という怪しい以外の感想を持ちようがない知識を疑うこともなく……。2018年12月31日_完結しました。
設定はゲーム世界に転生してしまったというテンプレから始まります。ただし主人公とか名も無き一般人ではなく、イベントで死亡確定の上、数々の悲劇に巻き込まれる重要人物。しかも強くて天才。けど中身の入れ替わりで…。そんなキャラに生まれ変わってしまったが為に、主人公は生き残る努力を惜しみません。というか、生き残らないと死後も酷い目に遭うし、家族を始めとした人類自体が悲惨な目に遭います。そこで勇者にしか倒せない魔王は任せるしかないけど、それ以外で悲劇を回避し、なんとか自分も生き残った上で勇者覚醒イベントを起こそうとします。そして中身が日本人から始まる勘違いの数々。喜劇的なまでの死亡フラグ大量襲撃。もうこれは、笑って読むしかない。登場人物誰も彼もが個性的で癖があって、一気読みして更新を楽しむこと請け合いです。さあ、一緒に努力という名の脳筋勘違いファンタジーを楽しみましょう。
壊れた風見鶏
16位:『信仰値カンストの神官、我が道を行く』
作者:栗木下
『Full Faith ONLine』。『フェイスシステム』と言う特殊なシステムを搭載した『剣と魔法のファンタジー』ならぬ『信仰と魔法のファンタジー』。極めてよく出来たこのVRMMOは多くのプレイヤーから高評価を受け、5周年を迎える……はずだった。気が付けばそこは『Full Faith ONLine』の舞台であったはずの異世界『フィーデイ』。現実化したゲームの世界で、茨と封印の神スィルローゼを心の底から信仰するとある神官の物語は動き出した。
15位:『薬の魔物の解雇理由』
作者:桜瀬彩香
ネアは、歌乞いだ。魔物を捕らえ契約し、一つの働きに対して、対価として命を削って一つの願い事を叶える。しかし異世界に落とされ最弱の魔物と契約してしまったネアは、この世界での唯一の庇護者である第二王子からも婚約破棄を宣言されてしまう。おまけに、捕まえた魔物のディノは、その凄艶な美貌からは想像のつかない明らかに特殊な嗜好の持ち主だった。ネアは決意した。一刻も早く転職して、この厄介な薬の魔物と縁を切ろうと。一人ぼっちだったネアが、一人ぼっちだった魔物の王様に出会い、ご主人様大好きな魔物やその他の人外者達と過ごすほのぼのな日常が主線軸です。美しい世界の季節の祝祭に、おかしな生き物達、そして美味しいご飯と時々大惨事になる事件とお仕事の物語。時々魔物は魔物らしく酷薄になり、時に純粋無垢に、強欲な人間に苛められてびゃっとなります。時々主人公は狩りの女王になり世界を震撼させ、元王子様は常に胃痛。※名前がサブタイトルのお話は特定の人物の幕間の物語になります。また、本編外には主人公以外の人物目線のお話もあります。本編を補填する幕間の要素が強くなり、本編とは時系列が前後しますことご容赦下さい
作:桜瀬彩香『薬の魔物の解雇理由』という小説は約800万字、全980話完結の物語。文字数のボリュームに負けず劣らず内容がとても濃い。緻密な伏線に感服したり、壮大な歴史に驚嘆したり、華やかな情景描写に目を瞠ったり、旅行記のような異文化を楽しんだり、味も香りも伝わりそうな食事風景に魅了されたり、人外者の存在の巧みな書き分けに心踊ったり、多様な心囚われる要素満載。特筆するは心理描写。主人公ネアを通して育まれていく登場人物の愛情と友愛がとても切なくあたたかく満足感を与えてくれる。この物語は関係性の喪失と再生を丁寧に書き綴っている。だとしてもと選択し、積み上げてきたからこそ得る絆、移ろいゆく想いが、時に泣け時に微笑ましく、心をうつ。独特な魔術のあるこの世界で『歌乞い(うたこい)』の主人公の日常は穏やかで刺激的でおもしろく美しい。作品のタイトルの回収もとても鮮やか。大好きな物語。
さみあどん
まるで外国の小説を読んでいるかのような物語。よく見かける異世界もの、登場種族たちだというのに、こうも目新しい見方ができる物語は他に見たことがない。一見淡々とした文書で綴られていると感じるが、その中で登場人物たちは生き生きとし、吸い込まれるような魅力を放っている。所謂モブを含むほぼ全ての登場人物たちの物語や心情が語られ、むしろモブという存在はおらず、それら全てがあるからこその本編なのだろう。桜瀬先生の発想力、語彙力、表現力、文章力は見習いたい。何故書籍化やアニメ化がなされないのか不思議。映画化も切実に希望。尊すぎてできないか、なろうで二次創作を作りたいと思った初めての作品。完結してしまったが、ずっとネアたちの歩む世界を覗き見ていたい。短く言えば、好きすぎてやばい。アルテアさんマジ推し。大好き。魅力を語り尽くせなくてつらい。この物語に出会えたことと桜瀬先生に感謝を
14位:『彗星乙女後宮伝』
作者:江本マシメサ
双葉文庫様にて書籍化決定!伯爵令嬢コーラルは近衛騎士を務める男装の麗人である。ある日、華烈(かれつ)という国に外交使節団として向かった先で王子が問題を起こし、処刑されそうになったところを身を挺して守った。代わりに殺されそうになったが、ある男が待ったをかける。「この者は美しい。利用価値がある」と。代わりに科せられた刑は「宮刑」。それは、後宮で働かされる刑罰だった。男にはある思惑があり、異国人であるコーラルを後宮へと連れてきたのだ。ただ、周囲はある勘違いをしていた。コーラルが男であると。仕える妃に意地悪をされても気付かなかったり、見張り役の男を振り回したり、唯一秘密を知る女官を無意識に誘惑したりと、コーラルの愉快な後宮生活が今、始まる。
13位:『異世界から帰ったら江戸なのである』
作者:左高例
異世界で長年過ごしてようやく日本に戻ってきたと思ったら江戸時代だった主人公、見た目は少年中身は老人の九郎。 蕎麦屋で居候をしながら江戸の日常にギャップを感じつつ飯を食べ美味いと楽しんだり、酒を飲んで遊び歩き妙な友人を作ったり、時には悪党と喧嘩をして岡っ引きから逃げたりと小さくて賑やかな世界、江戸での九郎を取り巻く時代小説風日常コメディ。 ※フィクション江戸世界ですので実際の江戸の描写、年代、事件、歴史人物の生没年等に若干違いや拡大解釈があります。 ※2014年11月29日、エンターブレインから書籍化。12月5日、壱巻重版決定。3月30日、壱巻電子書籍化。 2015年5月30日、書籍弐巻発売。2015年12月26日、書籍参巻発売。
異世界に飛ばされて老人になるまで過ごした主人公の九郎。なんやかんやあって若返って日本に戻ってきたけど、そこは江戸時代だった、というところから始まるお話です。 時代劇はラノベやミステリばっかり読んできた自分には正直敷居の高さを感じるジャンルでしたが、この作品は非常に読みやすい。 作者様の文章力の高さに加えて、考証が非常にしっかりしているのでしょう。史実にアレンジを加える際も非常に“それっぽく”なっていて違和感がありません。 そして、なんといっても食事描写の巧みさが秀逸です。ほぼ毎回、少なくとも数回に一回は食事シーンが入るのですが、それがどれもこれも非常に美味そうなのです。私もこっそり自作の参考にさせて頂いています。
悠戯
現代から異世界へ飛ばされ、ようやく元の世界へと戻ったらそこは江戸時代であった……。そんな出だしで始まる本作。控えめに言って名作である。個性的に過ぎる登場人物もそうだが、その舞台となる江戸の空気を現代風に見事に描き切っている。江戸独特の文化、風習。本作を読み進めれば読み進めるほどに、ひとたび時代が変われば、そこもまた異界であるのだな、とそう実感できた。重くもなく、しかし決して軽すぎもせず。まさに「堪らぬ」といった風情が味わえる作品である。名作であり、怪策でもある本作。第二部も始まり、ますます目が離せない。秋の夜長に、如何だろうか。
12位:『エリクサーの泉の水を飲んで育った村人』
作者:ぷにちゃん
とある世界のはじっこにある名もなき村では――普通の水の代わりに、湧いてくるエリクサーを飲んで生活していた。 エリクサーを飲み生活した結果、人間はエルフという種族へ進化した。 それによって得たものは、強大な治癒の力と、精霊魔法。自然を愛するエルフだが、それは近くにほかの村がなく交流できないゆえにそう見えただけだった。 そんな村から旅立った一人の少女シーラだが、村では不得意だった治癒魔法が伝説の聖女を凌駕するという事実を知る。さらに、村では誰もが普通に召喚している精霊が絶滅したことになっていた!
11位:『武家の嗜み』
作者:澪亜
武門の侯爵家に生まれ、父はこの国の英雄。母が夜盗に殺されたのをキッカケに、私も剣を学ぶことを決意した。目標は、父と同じく軍に入って母の悲劇を繰り返さないこと。思いの外、剣は性にあって強くなったのだけれど……女は軍に入れないことを知ってしまい。その上、貴族のマナーも何一つ学んでこなかった私に代々宰相を輩出している公爵家との縁談が持ち上がってしまった……。
10位:『生まれ変わっても一緒にはならない』
作者:小鳥遊 郁
カイルとは幼なじみで夫婦になるのだと言われて育った。十六歳の誕生日にカイルのアパートに訪ねると、カイルは別の女性といた。カイルにとって私は婚約者ではなく、学費や生活費を援助してもらっている家の娘に過ぎなかった。カイルに無一文でアパートから追い出された私は、家に帰ることもできず寒いアパートの廊下に座り続けた結果、高熱で死んでしまった。輪廻転生。私は生まれ変わった。そして十歳の誕生日に、前の人生を思い出す。
9位:『北海道に魔物が出たので地元ハンターが出動してみた』
作者:ジュピタースタジオ
北海道の農業と牧畜が中心の田舎町、そこに突然モンスターが現れた! 放っておいたら町営牧場の牛が食べられちゃう! スライム? ヒドラ? 巨大毒グモ? ゾ、ゾンビ? トリケラトプスに勇者様!? ティラノサウルスって……、え? それ僕らが出動しないといけないの? 猟協会だよ? 猟協会がそれやるのは違うんじゃないの?! 次々現れるモンスターの駆除を、「銃刀法を守りながら合法的に」やるんですか。 はい、やります。やりゃあいいんでしょやりゃあ。 現代の日本におけるモンスター駆除のノウハウと、銃刀法と害獣駆除のウンチク満載でお送りするムリヤリファンタジー! ※完結しました! たくさんの感想、ありがとうございました! ※この小説はフィクションであり、実在する人物、団体、公的機関、法律とは無関係です。 ※シリーズ作「北海道の現役ハンターが異世界に放り込まれてみた」完結、書籍化しています。 ※シリーズ作スピンオフ、シンのおじいちゃんが主人公「北海道の猟師のじいさんが異世界に行ってみたら」完結しています!
まさに、試される大地。こんなに魔物出てきたら布団かぶって怖くて震えるしか…。牧場にスライムとか散歩したらヒドラとか怖くて外出できません。むしろ家とか吹き飛ばされるんじゃ…猟友会について目から鱗のアレコレが沢山ありました。ハンターって大変なんですね…。吹き矢、まさに、某獣医学漫画の世界…。主人公が理論武装でモヤモヤを吹き飛ばす感じと、ハンターぶりがいいです。描写と盛り上がりもなかなか凄い。ヒロイン…ヒロイン??なのか?な先輩も、ウザ可愛いというか、時々イラッとくるんだけど、許容できる不思議。ほかの登場人物も、別に主人公に沿わないから悪とか敵とかありがちな単純な勧善懲悪ものではなくて、こういう人いるいる、と思ってしまう。クオリティ的にも楽しみな作品です。過去作読んでいないので読んできます。
ゆさ
前作「北海道の現役ハンターが異世界に放り込まれてみた」の続編というかifというか、シン君が異世界に行かず魔物の方がこちらに来てしまった話になっています。まだ連載開始したばかりですのでこれからの展開が楽しみな作品です。前作は銃ウンチクがすごかったですが、今作では銃刀法ウンチクがすごい!思わずへぇー、と唸ってしまうこと請け合いです。ハンターって苦労してるんですね…前作を読んでなくても全く問題は無いと思います。が過去作を読んでるとニヤッとできる要素を作者様は結構入れてくれるので他の作品も読んでおくとよりきっとより楽しめる話じゃないかと思います。あともう一点ですが、こちらの作者様他作品見てても最後まで書き上げてから毎日投稿するというスタイルを取られているので皆様の恐怖のエタりとは無縁になっています。(あくまで推測ですがきっと安心して更新を毎日楽しみにできますよ。
干物
8位:『バームベルク公爵領の転生令嬢は婚約を破棄したい』
作者:くまだ乙夜
2018/12/08 完結しましたある日、目覚めたら公爵令嬢だった。それはいいけど、私、悪役令嬢っぽくない? 王子様もなんだかクセがありそうだし、このまま婚約していたらある日突然破棄を言い渡されそう。冗談じゃない、不幸な脇役になってたまるか! 私は私の力で幸せをつかんでみせる! 一億の借金だってまとめて返済してやるわよ!――ツッコミ属性の主人公が領地経営で私TUEEしたり強気な婚約者に迫られて困ったりするラブコメです。2018.03 書籍化/番外編『ショコラと貴婦人』連載2018.11 二巻発売記念番外編『チェルリク戦争』連載2018.12 完結
この作品は、中世ヨーロッパ風の異世界で、現代日本の知識を持つ令嬢が、誇りをかけて婚約者に立ち向かうラブ・コメディです。公爵令嬢のディーネは、儚げなブロンドの美少女で、幼少期から厳しい教育を受けてきたハイスペック女子です。しかし、婚約者が人類史上最高のスペックを持っていたため、彼女は自信をなくし、思いつめていました。我慢の限界に近付いたある日、彼女は前世が日本人だったことを思い出します。さらに、婚約者が、日本ではありえないキモ男であることに気づきました。そして、婚約破棄のため、一年間で大金を稼ぐ戦いを始めるのでした。この作品の面白い点は、中世の価値観と擦り合わせをしながら知識チートをする令嬢、妙に格好良い婚約者、作者の豊富な知識に基づくリアルな世界観です。私は読み直す度に、新しい発見があります。文字数は多いものの、1部あたりの文字数は少ないので、ぜひ読み始めていただきたい作品です
sleepy moon
緻密な時代考証に裏付けされたリアルさと、ファンタジーらしい設定が織り込まれた良作です。逆ハーレム設定ですが、主人公自身の気持ちは一貫しているので好感が持てます。知識チートで私スゲー的要素があるので、読者にとって神経を磨り減らして読まないといけない部分が少ないです。それでいて、問題が発生し苦労して困難に立ち向かう描写があるので、続きを読む手が止まりません。ヒーローが俺様不遜系かと思いきや強がっている部分も多く、無自覚に嫉妬してるシーンは最高に可愛いです。ヒロインもヒーローも互いにお似合いなのに、擦れ違って話が進む様はまさに王道ラブコメだと言えるでしょう。作者様の活動報告では参考にされた記事が掲載されており、大変勉強になります。話が進むごとに引き込まれていく魅力的な作品ですので、皆様に御一読頂ければと思います。
千鶴
7位:『やる気なし英雄譚』
作者:津田彷徨
【MFブックスより書籍化し、1〜6巻発売中】大陸西方の小国であるクラリス王国に、「王都のごくつぶし」と呼ばれる青年士官がいた。彼は魔法全盛の時代にほとんどの魔法を扱えず、出来損ないの士官として地方へ左遷されてしまう。しかしやる気のない彼は左遷を喜び、田舎都市で楽隠居を決め込むつもりであった。だが彼の願望とは異なり、時代の激動は彼に歴史の表舞台へと立つことを要求した。この物語は「王都のごくつぶし」、「カーリンの昼行灯」と呼ばれた、やる気なし青年士官であるユイ・イスターツが、「救国の英雄」と呼ばれることとなる大陸騒乱の物語である。(Unmotivated hero’s tale Ω)
主人公ユイ・イスターツはとある王国の駄目軍人。苦労せず悠々と楽な生活を送ることを夢見る駄目駄目軍人です(大事な事なので二度言います)。しかして、その実態は……知力チートの天才将軍だったのである!それだけの能力を持っていながら楽な暮らしがしたいが為に能力を隠しているのである!だがそんな天才チートを運命(っていうか作者と読者)が放っとく訳もなく、望みとは裏腹に彼は時代の激動へと放り込まれていくのであった!地位も名誉も金も求めない主人公ユイはその生まれ持った能力をひたすらラクラク~な生活の為に費やそうとします。その潔さが非常に共感を誘います。そりゃ戦争とか政治とか面倒なこと、やりたくないよね。家で寝てたいよね。
Rima
主人公は極度の効率主義者である。そして途轍もない才能があるにも関わらず爪を隠しているのだ。その理由は「面倒臭いから」である。何故だろうか此処までの能力は自分にないのに共感を覚えてしまう主人公達の存在…個性的な仲間と共に問題を解決しては望まぬ出世と左遷を繰り返し成り上がる主人公。痛快なストーリーは計算された会話のテンポとあいまって、読者を物語の中に引き釣り込もうとしてきます。過去現在と無理なく背景を描きつつストーリーは進んでいきます。作者の知識が散りばめられた手法や発想は「そういう捉え方もできるのか」と思わされる事必然です。読み始めたら最後まで完走してしまうでしょう。
せおはやみ
6位:『没落令嬢の異国結婚録』
作者:江本マシメサ
貧乏貴族の令嬢たる娘は、言葉も文化も違う家に嫁ぐこととなった。冷たく病弱な夫と金使いの荒い義母に戦々恐々としながらも、愉快な使用人に囲まれてそれなりに楽しく暮らす。この先も安心平和な暮らしが続くと思いきや、とんでもない事件に巻き込まれてしまい……!!真面目なのに周囲から見たら面白行動に見えてしまう異国出身の娘と、頭が固く融通の利かない堅物男の、絆を深める物語。ビーズログ文庫様から書籍化します!タイトルを『没落貴族令嬢の異国間結婚奮闘実録』から、『没落令嬢の異国結婚録』に変更しました。
5位:『日陰姫の陰謀論』
作者:蜜柑
50人ほどの令嬢が住まう皇帝の後宮の奥深く、日当たりの悪い部屋に、決して姿を見せない令嬢が住んでいるという。その令嬢にかけられた嫌疑は、諜報?クーデター?「陰謀?よく分からん話を持ってくるな。俺は暇じゃない」後宮のどの令嬢の居室にも足を踏み入れたことのない皇帝が、日陰に住む陰謀疑惑のかけられた令嬢の部屋に行き、疑惑を検証することになったのだが、なんだか調子が狂う。令嬢は何故後宮の奥に住まい、嫌疑をかけられることになったのか。皇帝は令嬢に何を思うのか。甘々ラブストーリーを目指しております。本編完結しました。12/13ティナ編完結しました。
4位:『親友王子と腰巾着』
作者:真籠 縁
「お前はヴィンセント王子の為に生まれてきたんだよ」 ――そう言われて育ってきた生まれながらの王子の遊び相手役という名の腰巾着、レノアは王子の身代わりに女になる呪いをかけられてしまった。 女嫌いを拗らせた王子は親友であるレノアと結婚するのが一番楽と「責任をとって結婚する」と言い出した! 性転換した主人公が親友の完璧王子とすったもんだする恋愛ストーリーです。【6話完結】★挿絵がある場合がありますので苦手な方はお手数ですが非表示設定をお願いします。
3位:『スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます』
作者:月夜 涙(るい)
オーバーラップノベルス様から書籍化しました。月刊少年ガンガン様でコミカライズ連載中!死の間際、大賢者は大魔術によって生み出した【無限に進化し続けるスライム】に転生した。あらたな人生、もといスライム生を楽しもうとしたが、養女であり弟子のエルフにつかまりテイムされてしまう「スラちゃんは弱いの。遠くに行っちゃだめよ」養女エルフにぎゅっと抱きしめられる日々。これはこれで悪くない。使い魔スライムとして娘を見守りながら、こっそり【進化】し続けよう。やがて、人間の姿になれるまで正体を隠しながら……可愛い娘に近づく悪い虫を始末してやるのだ
とっても面白い 語彙力無くてすみません後は文字稼ぎはなさたさたさたしたはまさまさたさたかたかあきたなさたやたはたはさましまさたさたはさたさたさてあさたしたさたかたかたきたさたはあなやたらたらまらまはなさなはたひたはたさたさたはたさたさたさたさたかたかさたさたさはたさたさたさたさたかやきやかやさやはかまかた語彙力ない自分が恨めしい
刺身食べたい
スライム転生と聞くとどうしても彼の有名なスライムの魔王の話を連想してしまいますが、物語の方向性の違いがはっきりと区別できるくらい異なるので、スッと入り込めました。「おいおいお父さん、それは不味いでしょう」と思う場面もしばしばありますが、基本的に真面目に娘達を想う父親視点で話が進んでいくこともあり、不快感なく読むことができます。惜しむらくは、タイプミスや誤字、日本語として引っ掛かるものが目立つところです。しかし、それらを差し引いても、読み手が楽しめる物語だと個人的には感想します。続きが楽しみです。
雅樹灸
2位:『生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい』
作者:のの原兎太
エンダルジア王国は、「魔の森」のスタンピードによって滅びた。錬金術師のマリエラは、『仮死の魔法陣』のおかげで難を逃れるが、ちょっとしたうっかりから、目覚めたのは200年後の錬金術師が死に絶えた世界だった。スタンピードで出現した迷宮と、魔の森を管理するために王国跡に作られた迷宮都市には、ポーションは数十年前から保管されている劣化した物しかなく、超供給不足で値段は高騰。ポーションを作れる都市で唯一の錬金術師になってしまったマリエラが、こっそりポーションを販売したり、迷宮都市での暮らしをのんびり楽しんだりするお話です。☆★☆KADOKAWA/エンターブレイン様より小説6巻、コミックス2巻が8/1同時発売です!☆★☆B’s Log COMICSでコミカライズ連載中!☆★☆TVCMをyoutubeにUP頂いておりますので、よろしければご覧ください。第1弾マリエラverはコチラ→https://youtu.be/ip30XatO6_8 第2段 ジークverはコチラ→https://youtu.be/QLXE8LgvYCs ☆★☆
ポーションの作り方など、細かい設定までよく決められていて面白い。ファンタジーでありがちな「魔法でパーっと出来ちゃった」ではなく、処理をきちんと描かれているところが、物語をより身近にしている。ほのぼのパートではギャグセンスが光る。終盤までは日常が主に描かれており、思わず笑ったり泣いたり楽しめる。終盤のシリアスパートでは辛い戦いも多く、しんどい中でも少しの笑いが癒しとなることもあった。迷宮都市という街一つを主な舞台としているのに壮大な世界を感じさせ、大きく広げた風呂敷を最後にはきっちり畳みきり、その上で今後の話(番外、スピンオフなど)に期待を抱ける。これほど綺麗にまとめることはネット小説に限らず難しいだろう。ファンタジーが好きな方には特にお薦めする。ぜひ読んで欲しい。
櫟 維緒
外見は平凡、ちょっとうっかりな性格、決して器用には立ち回れないヒロインには、何物にも代えがたい天質があった。素直で思いやりにあふれた心と、錬金術が好きであることである。他の者ならば投げ出したであろう厳しい修行も、うんざりするような複雑な精製手順も、辛いことだとも思わず、特別なことだとさえ認識せず、彼女は愚直なまでにポーションを作り続ける。器用で、他のこともできてしまうようなヒロインだったなら、この物語は辿り着くべきところには辿り着かなかっただろう。努力が、人々の協力が実を結ぶ、大きなカタルシスが得られる物語だ。性格のいい主人公が踏みにじられたり搾取されたりという理不尽な目に合う展開は精神的に苦しいので苦手、という方にもお勧めしたい。基本的にほんわか。
麻田こはく
1位:『目覚めた二千年後はまるで異世界でした』
作者:とうもろこし
「氷河期が訪れ、人類は滅亡します」 そう宣言された時代に生きる御影秋斗。彼は勤めている研究機関の同僚に渡された睡眠カプセルを使い、自宅地下のシェルターで眠りについた。目覚めた時、氷河期が終わっている事を願って。そして、目が覚めて外に出ると――「どうなっちまったんだ!」外に出れば目の前には森が広がり、見知らぬ生物が徘徊する世界。そして、目覚めてから最初に出会った人物は、ファンタジー小説の中でしか存在しなかったエルフだった。異世界のように様変わりしてしまった世界で、魔道具を片手に異種族の人々を助け、変わってしまった世界の謎を解きながら生きる男の物語。 ※ 作者素人&処女作につき色々おかしくてもご容赦下さい。
なろう系では珍しい! 読み手様へのストーリー展開の多角視点の魅せ方が巧い作品ですなぁ。物語の紡ぎ方、構成やキャラクターの配置、全体を通じて商業レベルに近いものを感じ取れる作品ですなぁ。既存のなろう系とは一線離れた感じがする物語は読み手様を想像はためかせる世界に誘ってくれることでしょう。読み進めば進むほど『なるほど!』と納得できる作品ですなぁ。皆様、冬の夜長にこちらの作品を読まれてみてはいかがでしょうか。
かきくけ虎龍
一気読みしました。長かった…個人的には読み終えて大満足な作品だったので、久々にレビュー書きました。【よかった点】・魅力的な謎を節々で提示しつつ、ファンタジー&ハーレムなろう展開&naisei?という作風が新鮮(好みは激しく別れるかも)。・(特に中盤元仲間のケリーの手記が出てきてから)作品世界の様々な謎に引き込まれ止まらなくなる。・世代と時代を超えた壮大な大河ドラマ感が凄く、読み終わったとき感動する。後半は泣ける展開が多かった。【気になった点】・通して読むとプロットに改良の余地がかなりある。前半と後半でチグハグ感が…・魔法技術論が小難しすぎるし、冗長。SFやそういうラノベになれてる人なら大丈夫か。・面白くなるまで話数がかかりすぎる。序盤で挫折する人が多そう。【こういう人におすすめ】・SFやミステリー好きな人。・壮大な物語が好きな人・なろう展開やハーレムに拒否感がない人
イトウ シゲタカ