20位:『《書籍版》その者。のちに… 第二部』
作者:ナハァト
なんやかんやあって、邪神を倒したワズ。これでやっと、のんびり出来ると思ったが、そうそうそんな事にはならない訳で。奥さん達と挙げる結婚式まで、後7日。それまでに、どうにかこうにかしないといけない。……もちろん、原因は執事のフロイドです。 注)こちらは書籍版の続きになります。無印版から色々と変更されていますので、ご注意下さい。主要な変更点は、新ヒロインのキャシーが追加され、アリアとの出来事が変わったのと、敵キャラだったシロと闇女神が改心して生き残っているという事ぐらいでしょうか。……あれ? そんなに変わってない? ……い、いや、細かい部分も色々挙げたらキリ無いしね! ……うん。
19位:『はいそっ』
作者:相野仁
私立英陵学園。名門女子高校として有名な学校は、経営戦略として男女共学化を決め、男子を好条件で受け入れる事を発表した。赤松康弘はその条件にひかれて入学する。しかし、男子生徒は彼一人だった。美人揃いで性格もいいお嬢様達に囲まて、甘く優しい高校生生活を送る事になる少年の日常コメディ。この小説は「カクヨム」にも投稿しています。
最新話まで読んでませんが、あえてレビューしましょうこれは単純に主人公がひたすらかっこ良くて、美少女達に囲まれてイチャコラする物語って訳ではありませんでした。主人公は「普通の少年」です。多感などこにでも居る普通の少年が超お嬢様学校へ一人入学してしまってからの物語です。少年の周囲は年商数千万円~数百億円、または数兆円を誇る企業の御息女が通学する、世間と隔絶したような超お嬢様ばかり…でした。とある理由でただ一人入学出来たラッキーボーイですが、言葉一つ間違えたり誤解されると退学の恐れまであると自覚してから、慎重な言動と行動を目指しますが、普通の共学ではあり得ない男女の感性のズレでなんとなく好感ポイントが上がりつつある主人公と美少女達の成長をニマニマする物語です。なろう転成成り上がりのお口直しにいかがでしょうか?
北海ひぐま
18位:『いきなり大魔導! ~地主の息子で天才魔導師! だが魔法は目とか尻から出る~』
作者:あけちともあき
2018年2月15日、アース・スターノベルより発売されます!活動報告にて表紙のイラストを公開しております。地主の次男坊、つまりは後継ぎである長男のスペア扱いである主人公、ウェスカー。これで長男が亡くなれば、彼に家督が巡ってくるのだが……。当の長男が極めて健康なせいで、跡を継げる可能性もなく、将来性もなく、おかげで女にも相手にされずに友達もいない。ウェスカーは完全無欠のぼっちであった。だが、そんなことは気にしない。俺は俺だ! とばかりに毎日のプータローライフをエンジョイ。彼は超絶的にポジティブな性格をしていたのである。ある日、ひょんなことから、ゴリラ並のパワーを持つ姫騎士を救ったウェスカーは魔法に目覚める。特に魔法に秀でた血筋であるとか、そういう伏線も過去も歴史も何もない。だが、ウェスカーは異常なほどの魔法との親和性を見せる。それと同時に、平和だった世界に暗雲がたちこめようとしていた。復活した魔王の軍勢と、何の脈絡もなく魔法の天才として覚醒した男の戦いが今始ま……。始まる……かもしれない。
――――闇の祝福を世界に! かの哲学者ニーチェに曰く「深淵を覗く時深淵もまたあなたを覗いている」ということである。本作読者諸兄は、かの名状しがたき大魔導がいかに大成していくかの過程を追うとともに、その認識と感性とを徐々に徐々に崩壊させていくこととなるだろう――――。 しかし恐れるべくはない、かのメリッサ女史ともども、何故ならその深き暗黒よりも暗きこの世の真理の一端にさえ触れうる「ふわっと」した何かは、すなわち読者諸兄が子供のころに抱いた無邪気な感情に他ならない。気が付けば誰しもがその口角を良い具合に吊り上げていることだろう。 さあ、後はほんの少しの探求心と、己が変えられてしまうことを恐れない勇気のみ。異世界(ある意味異世界)への扉は、常に全裸で我々を待ち構えていることであろう。
黒羽光一 (旧黒羽光壱)
本作「いきなり大魔導! ~地主の息子で天才魔導師! だが魔法は尻とか目から出る~」このレビュー名の指す“最初”は一話ではなく題名です。この作品を読もうと考えている方へ。取り合えず一話読んでみてください。もう最初のあの骸骨との抜けたやり取りが、特に「ふっ……魔法だ」 俺は思ったまま口にして、青く光る拳をぶんぶん振ってみせた。 骸骨どもが、「おお」とか「ぬう」とか言いながらちょっと後ろに下がる。この部分からもう笑わせに来てます。これで引き込まれない読者はいないでしょう。これは、いきなり天才からスタートの主人公が異世界を舞台に奮闘(笑)していく時折シリアス(笑)の冒険譚(笑)であります。笑いたい方へおくる王道ファンタジーです!!
熊猫丸
17位:『蒼海の魔槍(グングニル)~超高速ロケット魚雷で日本が無双』
作者:もろこし
現代でも回避する事が困難と言われるロシアの超高速ロケット魚雷「シクヴァル」。そのシクヴァルもどきの魚雷を太平洋戦争前に日本海軍が偶然の積み重ねで開発に成功してしまいます。当時としてはオーパーツのようなチート兵器を得た事で、日本の潜水艦は駆逐艦に狩られる存在から狩る存在へと変貌します。そして戦術だけでなく戦争の流れすらも大きく変わっていきます。無双のために技術開発史と設定にとことん頑張ってみました。それ以外はいたって真面目なIF戦記物を目指します。どうぞ物語をお楽しみください。この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
「蒼海の魔槍(グングニル)~超高速ロケット魚雷で日本が無双」は、タイトルこそ今風ながら古き良き時代の仮想戦記を今に伝える正統派の仮想戦記小説である。 ここでいう正統派の仮想戦記小説とは、主人公が転生者だったり、エスパーだったり、幼女だったりしないという意味である。もちろん落ちこぼれたりしないし、ゲーム世界のできごとであったりもしない。物語の舞台はほぼ史実どおりの歴史を歩む太平洋戦争中の大日本帝国とその軍事組織である。 超高速ロケット魚雷という史実に存在しない要素を歴史の水面に放り込み、生じた戦局や戦闘の変化を見て楽しむことができる。 自作の地図や兵器開設図は分かりやすく、作者が物語世界を読者にわかりやすく伝えようとしている心遣いを感じられる。 間違いなく良心的なネット仮想戦記の一つである。
甲殻類
16位:『案内人は異世界の樹海を彷徨う』
作者:月汰元
中学卒業直後の少年、鬼島実言が世界各地で起こった異世界転移現象に巻き込まれ剣と魔法のファンタジー世界に漂着する。但し都合のいい神様は出て来ません。従ってチート能力など貰えず、試行錯誤と努力で少しずつ強くなります。 主人公は一旦日本に戻って来ますが、政府から異世界の案内人という仕事を押し付けられ、様々の依頼者を異世界に案内します。魔物の捕獲、迷宮探査、医療など依頼人の無理難題に応えながら成長する物語です。 予定として、主人公は仕事をこなしながら、異世界で人や獣人との繋がりを深め、それらを守るために迷宮都市で最強と呼ばれる存在になるかも?<お知らせ>マウセリア国王の地図は、第98話:『scene:96 案内人たちの鍛錬』に有ります。***初めての投稿ですので、稚拙な表現や誤字などはご容赦下さい。
異世界と日本を行ったり来たりという作品は他にもありますよね。多くが、異世界で得たチート能力を日本でどう面白く使うか?的になってしまうと思います。この作品は、主人公が努力と工夫を続けてゆっくりと強くなっていきます。その過程も比較的丁寧に描かれ説得力があります。異世界で得た能力を現世で一部使えてしまうこともあります。ですが、他にもたくさんの帰還者が存在するため、強いだけで高い評価を作中で得られることはありません。主人公に異世界の案内を依頼する、個人、企業、医療関係者、政府、自衛隊員、同盟国の軍人などから、信頼を得ていく過程が楽しい部分です。一人称と三人称が混在する独特の表現ですが、あえてわざとやっているのは読めば分かると思います。そういうのが気になる方にはオススメしません。いろいろな要素はありますが、この作品は、淡々と1人の少年の青春を描く物語だと思っています。
しるすけ
一言でいえばこれはレビュータイトル通りの物語です某自衛隊が異世界で活躍する話のように日本から物資が持ち込めたなら主人公に活躍する道は残されていなかったでしょうけれどこの転移門は人間の身体と下着だけしか転移しないという優れもの異世界からの大規模な侵略を予防したかのような傑作です典型的な剣と魔法のファンタジー世界で魔法と魔物を倒すことで地味に強化していく力地道に努力する事で実力を上げていった主人公は依頼人の横暴や上司の役人根性にウンザリしながらリアルに異世界で案内人を続けていきます異世界の魔法を研究する学者に解剖されないかと怯えながら異世界でしか使えない魔法を覚え信頼できる依頼人と仲間になり孤児を冒険者へと鍛え上げ普通の少年が成長していくこれはそんな王道物語皆さんも是非どうぞヘ(^-^ )ィ
OLDTELLER
15位:『愛も信用も得られない』
作者:水城雪見
幼い頃からの婚約者である王太子に、婚約解消を言い渡されたアリーティア。王太子が選んだのは、幼い頃からの同志であるアリーティアではなく、平凡な子爵家の令嬢だった。アリーティアの婚約解消とその後の顛末。4話くらいで終わります。
14位:『収納魔法都市~お前らみんな底辺に落としてやる』
作者:キツツキ
〜完結しました。皆様、応援ありがとうございます。魔王が現れ、女神から加護を授かった一人の勇者と四人の従者が立ち上がる。主人公ロイは、荷運びの従者に選ばれ、同じく従者に選ばれた幼馴染と近所のお姉さんと共に魔王討伐の旅に出る。だが、ロイに与えられた加護は戦闘の役に立たない収納魔法という物を収納するだけの能力だったため、勇者だけではなく幼馴染達までもがロイを軽蔑し、やがて彼女達はロイを裏切り勇者の築くハーレムの一員になってしまう。そして、全てに絶望し復讐を誓ったロイは、自身の収納空間からある物を取り出す。それは、時間の流れが現実世界の10倍の収納魔法空間で建設された巨大戦闘都市と魔王軍を遥かに凌駕する強大な軍団であった。
13位:『牢で死ぬはずだった公爵令嬢』
作者:鈴元 香奈
婚約していた王子に裏切られ無実の罪で牢に入れられてしまった公爵令嬢リーゼは、牢番に助け出されて見知らぬ男に託された。サブタイトルは mobipon様に考えていただきました。5月15日、元第二王子と似てしまい混乱しそうだったので、リーゼの実家の家名を変更しました。(ヴァネル公爵→サンティニ公爵)アルファポリスさん、マグネット!さんにも投稿しています。(C)2018 Kana Suzumoto
12位:『【IFルート】10年ごしの引きニートを辞めて外出したら自宅ごと異世界に転移してた【集団トリップ】』
作者:坂東太郎
【完結済み】※こちらは途中で分岐したIFルートです。本編の『10年ごしの引きニートを辞めて外出したら』はオーバーラップ文庫さまより発売中です! ※章名・サブタイトルに「★」がある場所がIFルートの分岐点となります。それ以前は本編同様です。 北条雄二、30才、無職、引きこもり歴10年。両親の死をきっかけに引きこもり脱却を決意し、家の外に出る。が、そこは見覚えのない景色とファンタジー生物が闊歩する異世界だった。これは家ごと異世界に来てしまった青年が、なぜか繋がるライフラインとネットを頼りに、愛犬コタローとともにわりとのんびり暮らしていく物語。家のまわりの森を探索中に異世界の幼女アリスを保護したユージは、食料確保のために森の開拓に取りかかる。そして異世界転移から3年目、ユージの家の庭に妹のサクラや掲示板住人、合計30人が姿を現す。元の世界からの、集団異世界トリップである。 ※本編は完結済みです ※本編よりコメディ色強めですので、ご注意ください ※投稿は不定期ですが、現在は週1回、土曜18時更新中です
集団でトリップ編も本編に負けず劣らず読み応えタップリ。現実世界でも異世界でもニート達頑張ってます。あーでもない、こーでもないと皆で協力。大口叩くも、ヘタレっぷりがいい!ヘタレっぷりにも意地がある。無理はしない、無理は出来ない。自分の事は自分が良く解ってる、そんな彼等の物語。もしかしたら異世界で最強の称号は「ニート」かもしれない?勇者なんて目じゃないぜ!ユージ、影薄いぞ…でも彼らの中では最強だからな、頑張れ。※コタローとアリスちゃんは除きますよニートじゃないのでね。
不可思議 なゆた
11位:『ジェネシスオンラインver.1.02』
作者:ガチャ空
「あなたの願いを叶えます」順風満帆な生活を過ごしていた俺、佐藤 空の元に1通のメールが届いた。メールの中身は新しくサービス開始するオンラインゲーム 《ジェネシスオンライン》のβテスト当選の通知であった。 βテストサービス開始日にジェネシスオンラインをインストールすると……。気付けば、俺はゲームであるはずのジェネシスオンラインの世界にいた。 「いいえ。ここはゲームの世界ではありません。新しい世界ジェネシスです。マスターは創造主により選ばれこちらの世界に来ました」 新しい世界ジェネシスに降り立った俺はかつての仲間を探して冒険の旅に出かける。 初めてネットゲームの世界に飛び込んだ頃の気持ちを思い出せるようなお話です。 主人公は最初から強い訳ではなく、コツコツと仲間たちと共に成長していくような、冒険譚です。 初めての小説なので拙い文章となりますが、お付き合い頂ければ幸いです。 ☆総PV10,000,000突破☆ ☆第一部完(2016年3月25日)☆本編完結(2018年6月14日)☆MFブックス&アリアンローズ新人賞 MFブックス部門新人賞佳作受賞☆(2016年3月15日)
この作品はMFブックス新人賞を受賞しました。受賞される前から読んでいたのですが、展開の早さそして構成、1人1人のキャラが存在感がありキャラが生きています。なので読んでいるとその世界観にどっぷり嵌まり時間を忘れて読んでしまう作品。現代では希薄になってしまっている友情なり絆なり人との繋がり等が色として出ていて、イベント等の1つ1つの出来事に対し他の作品よりも胸が熱くなります。ゲームの様な世界でありながら、リアルであり出会いや別れが作品としての魅力を引き上げている様に感じます。どの作品も出会い、別れ等々ありますがここまで一喜一憂する作品は読んだ事がありません。どの主要キャラもその世界の中ではトップクラスの強さを誇ってますが、最強ではありません。他にもっと強いキャラ、強くは無いけど人望がある者多種多様なキャラが居ます。
オンラインゲームの経験者、或いはRPG好きの方にお勧めします。ゲームの世界に転移する・・・よく見かけるありふれた設定です。では、この作品は何がいいのか? 作者様が非常にゲームに精通していると事です。読んでて共感できる部分、或いは懐かしさを感じることが多々あります。 非常に軽い感じで書かれているので、サクサクと読めます。 気付けば寝不足にw本当に時間泥棒な作品ですwこれからも応援しています。 毎日の更新大変だと思いますが、頑張って下さい!
リヒト
10位:『時間遡行で学生時代に戻った僕は、妻の恋を成就させたい』
作者:鹿ノ倉いるか
【書籍情報】※宝島文庫より発売中! よろしくお願い致します。※ 妻が不妊症と診断されてから夫婦の間には気まずい空気が流れてしまい、離婚に至ってしまう。失望した綾人は生きる気力を失い、投身自殺を図ってしまった。 ところがなぜか飛び降りたことで時間遡行してしまい、妻と知り合った大学時代に飛んでしまう。それは死神がくれた『過去をやり直せるチャンス』であった。ただしそれは過去の悔いをやり直せた時点で綾人は魂を奪われてしまうという条件付きで。 二度目の大学時代に戻れた綾人は迷わず妻の幸せのために生きることを決意する。 それは自分ではなく、元々妻が恋をしていた綾人の親友と結ばれること。 果たして綾人は妻の恋を成就させることが出来るのか?
この小説に関して、ネタバレなしに語ることは不可能かもしれません。※ある程度本編の内容に触れますが、ネタバレにつながると判断された場合削除してください4人の登場人物を中心に繰り広げられる青春物語です。色々なイベントがあって、その都度、妻を幸せにするために奮闘する俺。結末に至るまでに、何度も重要な伏線がありますが、きっとあなたはこれを見逃します。(断言結末に至って、もしも僕が彼ならば、彼女に「幸せにしたい人ができた」と言うかもしれない。結末に至るまでの、全ての描写に意味を感じました。誰にでも、面白いと思わせる作品だと思います。
山本駅
いつも読んでいるファンタジー系もだいたい読み終わり、何かいい作品ないかなと四半期ランキングでいつもは読まないジャンルで探していたところこの作品に出会いました。すごくいいなと思いました。同系統のタイムリープ系作品で言えば『僕だけがいない街』と相通ずるところがありますね。主人公の自己犠牲と葛藤と逡巡どれもすごく伝わりました。妻への愛もうまく表現されていて、親友と付き合い始めるところと子供ができるところで胸が痛くなりました。その後の主人公の行動に胸が熱くもなりました。死神少女の機械の鳥が病院で集中治療を受けていることの暗示であったり(勘違いかも)、鳴き声のピッピッピが心電図の音だったりとすげぇと思わずつぶやいてしまいました。最後に死神少女が現れるところがいいですね。素晴らしい作品をありがとうございました!
りゆう
9位:『払暁』
作者:戌島百花(旧100y)
「賭けでもするか?」戦場にてうっかり言った言葉を本気にされてしまった。騎士と男装魔術師の、双方の思いがすれ違う。試練と葛藤の話。
ある魔術師と、ある騎士の運命的な出会いの物語。 時に淡々と語られる文体に、読みにくいと感じる人もいるかもしれない。 しかし、ゆっくりと、引き込まれていく。同じ色でも、人によって見えている色が違うように、同じ事象でも人によって感じかたが違う。 この作品を読んで、久しぶりにこんなことを考えました。 特に、運命的な出会いのお話に飢えている方へおすすめする作品です。
ゆら
登場人物の心理描写や背景、表現がとても素晴らしい作品です。作成にかかった年数以上の価値があり、読者を手放さない魅力のある作品だと思います。どの話も、素晴らしく、必要不可欠なものです。特に、最終話の“払暁”において、伏線とタイトルを一気に回収するというスゴ技を見せられました。100yさんには、裏切られ続けましたが(いい意味で)、この作品は、常に一貫した安定感をもっています。本当に、名作だと思います。これほどの名作は、今まで見たことがありませんし、きっと今後も見ないと思います。もっと多くの人が見るべきですし、本当に、書籍化してほしい作品です。
KS
8位:『ヒロインな妹、悪役令嬢な私』
作者:佐藤真登
公爵家の令嬢として生まれたクリスティーナは、ある日屋敷に引き取られ養子になった妹と対面することで前世の知識を得る。その知識により、この世界が妹のミシュリーをヒロインとした物語に収められることになることを知った。その物語の中でクリスティーナは悪役令嬢としてヒロインとなる妹をしいたげる立場にあったのだが、実際のクリスティーナはそんな知識は関係ないと妹を思う存分かわいがるシスコンと化していた。 けれども、そんなクリスティーナもいつの日か気が付くことになるだろう。 最愛の妹の最良の幸福は、思い出した知識のストーリーの結末にこそあるのだ、と。 それに対してクリスに訪れるのは、処刑か、自殺か、島流し。前世のストーリーに沿えば必ず訪れる悪役令嬢としての破滅の選択肢を知っても、きっと彼女は迷わない。 すべては、妹の幸せのために。 これは自分の運命を顧みず、妹の幸せのためにいつかは悪役令嬢になるシスコンな公爵令嬢の物語。※PASH! ブックス様で書籍化しました
登場人物、特に女の子が非常に魅力的な作品です。タイトルのとおり物語の中心に姉妹がいるわけですが、能力は高いのにちょっとお馬鹿で自信家の姉と、見た目は天使のようにかわいいけど実は腹黒で猫かぶりの姉史上主義の妹の掛け合いが絶妙。ついついくすりと笑ってしまい、読み出したら止まりません。しかし実はそこは乙女ゲームの世界で、姉は悪役令嬢で妹はヒロインだったのです。妹を幸せにするために、姉は悪役令嬢の役を演じることを誓います。しかし妹にとって1番大切なのは愛するお姉様。果たして姉は愛する妹を幸せにできるのか。それとも妹が運命に逆らいお姉様を取り戻すのか!?誰よりも妹想いの姉、クリスの暴走っぷり(と空回りっぷり)が楽しいとっても素敵な作品です。夜遅く読み始めると寝不足必至ですのでご注意を!
7位:『寄生してレベル上げたんだが、育ちすぎたかもしれない』
異世界の神が行った儀式に巻き込まれ、鳥海栄司は異世界に転移してしまう。儀式を行った異世界の神は転移に際し栄司の可能性の具現化であるクラスを引き出そうとするが、普通なら数十のクラスがあるところが栄司にはパラサイトのクラス一つしかなかった。しかたがないのでその一つだけを身につけ異世界に行く栄司は気落ちしていたが、力を使ううちにその真価に気付く。他者の得た力を何倍にも増幅して自分も得ることができるパラサイトの力を使い、栄司のレベルは上がりすぎていくかもしれない。追記:カドカワBOOKSさまより書籍化しました。
一見タイトルから、ニートしてても無双といったものだろうと読み始めていたが、まったくそんなことはない。 むしろ自身の能力の使い方を考え、手に入れた能力を超える事態が起きても果敢に挑み、ちーと無双ではなく仲間との協力や助け合いでもって展開していくという。タイトル判断は罠だと思わせてくれる作品。 自身が寄生能力により強化されたが、その強化された能力で、寄生主であったものを育てるなど寄生を通した循環が生まれるというのは、この作品でしか見られない状況だと思う。 すでに人気策となっているが、タイトル判断により飛ばしてしまうといったご判断を下しているかたに「読んでみて」と教えたい作品。
鳴瀬 斑鳩
6位:『僕を見つけて』
作者:九重
魔女で流れの傭兵だったメルは、三十歳の時、魔の森でエルフの血を引く少年チェムを拾った。養子としてチェムを育てていたのだが、いつの間にかチェムはメルを愛していた。しつこい溺愛に絆された彼女はついにはチェムと夫婦になる。しかし、メルは人間。チェムは寿命の長いクォーターエルフ。死で二人は分かたれ、そこで終わるはずだった。ところが、チェムは「生まれ変わって”僕を見つけて”!」とメルに強引に約束させて――――これは、転生して前世の夫を見つけはしたものの、どうしてよいかと悩む少女の話。全6話完結済です。書籍化御礼番外編を投稿します!
5位:『生まれ変わったら第二王子とか中途半端だし面倒くさい』
作者:みりぐらむ
★PASH!ブックス(主婦と生活社)様から書籍しました!イラストはシロジさん!★何もないところで転んだら、前世の記憶を思い出した。27年分の日本人女性としての記憶と5年分の王国王子としての記憶。やっと落ち着いたと思ったら、王位継承争いがどうのって?そんなの面倒くさいし、全部第一王子が継げばいいと思うよ。ボクは気ままに少しの異能と魔法を使って生きていくよ!★不定期更新中★R15は保険です★甘々所により台風、ざまぁ少々、異世界転生微量、TS微量、腐なし、チート能力あり。
4位:『ドラゴンと王子の結婚生活』
作者:新山サホ
【KADOKAWA様より書籍化】浮気されて婚約破棄、さらには体がドラゴンと入れ替わり捕まってしまった子爵令嬢のニナ。そんなどん底のニナを、妻にして助けてくれたのは第二王子だった。外見はいかついが中身は乙女なドラゴンが、人間と同じような行動をして騎士隊員たちに驚愕されつつも、優しい(少し腹黒な)王子と過ごすほのぼの結婚生活。
読みはじみたらとまらず、最後まで見てしまいました。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、とてもほっこりできる可愛らしい素敵な作品です。最後のお別れの場面では、まるで自分の事のように悲しくなりつい泣いてしまいました*笑長すぎず短すぎずの作品、とても読みやすいのでいろんな人にも読んでもらいたいです!とても癒やされました。ありがとうございます^^次の作品も期待します!
YH
ちょっとした息抜きに読むのは最適の小説だろう。文章や表現力については拙い部分もあるが、全体的に悪い人間が出てこず、ストレスのない作品に仕上がっている。ちょっと精神的に疲れている人や、何か癒しを求める人にはうってつけの小説であると言える。ドラゴンというと、強さや凶暴さといった内容か、はたまた逆に徹底的にかわいさを強調する作品が殆どだが、本作品はそれらとは一線を画し、人間味があふれる内容になっている。書籍化が待ち遠しい。
言葉巧
3位:『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』
作者:秤 猿鬼
オンラインゲームのプレイ中に寝落ちした主人公。 しかし、気付いた時には見知らぬ異世界にゲームキャラの恰好で放り出されていた。装備していた最強クラスの武器防具以外はアイテムもお金もない現状に放心状態。そしてさらに悪い事に主人公は、課金して変更していた特殊アバター『全身骨格』アバターの骸骨人間状態のまま異世界へと来ていた。 主人公は目立たないように生きていく事を決意するが、ひょんな事からダークエルフのアリアンという女性と知り合い、彼女の依頼を受ける事になる。◆◆◇「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 Ⅷ」発売中◇◆◆コミックスⅠ巻、Ⅱ巻も好評発売中です。
>誤字・脱字等ありましたら、ご連絡宜しくお願い致します。と自ら後書で言いながら、誤字修正も感想も受け付けない設定。なら後書も削除すべきではありませんか?誤字はあります。濁音清音の誤字ですが、ベッ「ド」(Bedは寝台。こちらが正しい)だったりベッ「ト」(Betは「賭け」なので誤り)だったりが混在しています。全て間違っているなら勘違いだと判るのですが、混在するのは意味が分かりません。つまりは雑ということです。
Veno
異世界もの、主人公チート最強の基本設定はありがちなのだろうが、主人公と相棒(ペット?)の魅力的な性格が当作品の最大の魅力ではないだろうか。世界の秘密は暴かず、開示されぬまま終わるが、この主人公ならそれでも良いなと思わされる。ヒロインは複数登場するがチョロインたちのハーレムではなく、異性関係は比較的穏やかで、物語のちょっとしたスパイスになっている。この辺りの表現・構成はかなり絶妙。主人公アークの小旅行のような冒険譚がここにある!
くっくー
2位:『姉上。スカートをまくって股を開いて見せてくれませんか?』
作者:サクチル
弟が人探しを始めた。仮面舞踏会の夜に童貞を捧げた女性を探しているらしい。……うん、ごめん。それねーちゃんなんだ。無論名乗り出る気はない。※義姉弟ものです。本編7話+おまけ(多いです)※酷いタイトルですが割とまともな恋愛小説…なハズ。●書籍版双葉社のⅯノベルズから出版されております。●コミカライズ、2019年7月31日に1巻発売予定です。※感想に対する返信を行っておりませんが、読んではいます。有難うございます。
エロ全開で禁断の関係っぽいタイトルだけど、読んでみるとびっくり( ^ω^ )少しだけイヤラシイ表現があるだけで全然エロくなく、むしろ主役の女の子が可愛らしい、ほのぼのとしたコメディです。本編は7話と短いですが、地の文も読みやすく誤字も少なく一話の長さもちょうど良いので、一気に読めちゃいます。ラストのスッキリ感はとても気持ちがいいですよ(๑˃̵ᴗ˂̵)本編後のエピソードも面白くオススメできる小説です。
優雅
これは読まずにはいられません!魅力的なタイトル、そして読者の期待を決して裏切らないストーリーとなっておりまして、幅広い年代層の男性の方が満足することでしょう!感想やポイント数が、ものすごいのにレビューが、これまで書かれていなかったことを不思議に思われる方もいるかもしれません。ですが、今後もっとたくさんの方から注目されること間違いありません!
1位:『寵妃の連れ子は、自国の第一皇子を振り回す』
作者:タイガーアイ
第一皇子アレクの元を、ある日、第四皇女ヴィアトーラが訪れた。実はこの皇女、五年前に亡くなった寵妃の連れ子。 皇帝の血を引く弟と二人、宮殿でひっそりと隠れ暮らしてきたのに、昨日、急に皇帝がヴィアの元を訪れ、後宮入りを仄めかしてきたのだと言う。 後宮に入りたくないヴィアは、それまでの病弱設定を捨て、弟込みでアレクに庇護を求める。「どうかわたくしを、殿下の妾妃にして下さいませ(ただし、一生は嫌です!)」 美しい容姿に、庶民のたくましさを併せ持った皇女が、大国の皇子を振り回していく話。 本編は、34話で完結しました。 いくつか、外伝を書き足しました。
王族同士の政争を背景とした、王族と元平民な二人の男女の王道恋愛物語です。王子とヒロインはそれぞれの思惑が有り、それを互いに理解した上でドライで一時的な婚姻関係を結ぶのですが、情が移って段々と本気の想いに溺れていくのが主な展開です。女慣れしてはいるけれど、貴族には無い自由な感性を持ち、更に優れた容姿を持つヒロインに、自戒しつつも魅かれてしまう王子。世俗慣れしていてクレバーに自分の望みを叶える為に行動しつつも、年相応な少女らしい感性が少し年上で大人な王子に絆されていくヒロイン。この男女両者の内面が、ほのぼのとした空気の中で少しずつ変化していく描写がしっかりなされているのが非常に読みやすいです。政争も二人の関係もまだまだ始まったばかりなので、今からこの二人の少しビターな恋模様を追いかけてみるのは如何でしょうか?
ファルム@まったり中