20位:『ゲームの通りなん・です・が……』
作者:嘉胡きわみ
ライバル登場により、婚約者との仲に不安を感じていたマリエール。 鬱々と悩む彼女の前に現れたのは、小さな子供と青年だった。 二人との出会いにより、マリエールは、ここが『ファンタジック・ノーブル』という乙女ゲームの世界である事、自分はこの世界に召喚された人間である事を思いだす。 さらに、今のポジションは、婚約破棄され、いずこかへ消え去る運命である可能性が高い、悪役令嬢である事に気が付いた。 このままでは、路頭に迷ってしまう! 危機感を募らせた令嬢は、望む未来を手に入れるため、奔走する。
19位:『異世界武勇伝〜格闘王が異世界を行く〜』
作者:外神克
「ふう、また勝ってしまった」生涯無敗の男、ちょっと中二病気味の32歳、最強の格闘王こと花村天が、ひょんなことから日本に似た異世界に行ってしまい。そこで様々な問題の渦中に身を置き、その中で数々の武勇伝を築く物語。※未熟者ですが、シリアスあり笑いあり人情ありの物語に出来るよう日々精進しておりますので、どうぞよろしくお願いします!この小説の続きはこちらで連載中です。異世界武勇伝〜格闘王が異世界を翔ける〜https://ncode.syosetu.com/n4499fl/【この小説はカクヨムでも掲載されております】
この物語りの主人公、花村天はひと味違う。なろうらしいが、なろうらしくない。彼は完成された最強だ。しかしそれは元からだ。別にチートをもらったから強いわけではない。もともと最強なのだ。その証拠に、彼は魔法を使えない。彼は魔力を持っていない。しかし彼は誰よりも強く、そして男らしい。これは近年のなろう主人公にしては非常に珍しいと言える。ヘタレでチートだけもらって最強。そんなありふれたキャラとはひと味違う。彼は純粋な強者であり、教養人であり、そしてなにより男前だ。顔は地味かもしれないが、男としての魅力はなろう主人公の中で一二を争うだろう。そして他のキャラ逹もひとりひとりが生きている。ひとりひとりにドラマがある。ひとりひとりが魅力的だ。ストーリーも文章も素晴らしいと言わざるをえない。最後にもう一度言わせてもらおう。この作品はひと味違う!
サム
話がわかりやすく、とても面白いです エタらない程度に頑張って頂ければありがたいですちょっと更新が遅いかな…とは思ってしまいますがそれで話が面白くなっていると思うのでゆっくりと待たせて頂きますまあ、更新が早くなって尚且つ面白いと良いのですがエタってしまっている作品も多いので頑張ってください!これからも楽しみにしてます
葵
18位:『異世界召喚の巻き込まれ女子!』
作者:志藤るぅ
幼馴染はフラグ建設者なイケメン。そのハーレムどもからの嫌がらせ&イジメもスルーしていた女の子、愛良(あいら)が、ある日幼馴染の勇者召喚に(強制的に)巻き込まれた!目が覚めた所は森で、目の前には獰猛そうな狼っぽいもんがいて巻き込んだ張本人いなくても、別の保護者(と書いて被害者と読む)を発見したから特に問題なし!自他ともに認める酷い性格を矯正しながら、異世界ライフを頑張ります!※勇者がウザすぎるので、気を付けてください。※エブリスタにて投稿しているのを若干修正しながら再投稿しています。
17位:『異世界で『賢者……の石』と呼ばれています』
作者:小元 数乃
魂だけになって輪廻転生の輪をぐるぐる回っていたら、異世界を作った新米女神にクジ引き感覚で輪廻転生の輪から引っこ抜かれた主人公。 唖然としてたたずむ魂に女神が望んだのは、『勇者として魔王を倒して!』ではなく『暇つぶしに世界をどうにかしてみろっ!!』でもなく、『魂の運営関係上必要だっただけで、特にどうこうしろといわけではないですよ?』でもない!!『貴方の世界の知識を、私の世界の発展のために生かしてみませんか?』 まるでどこぞの会社の勧誘のような言葉とともに、半ば強制的に生まれたての異世界に落とされ魂は、ため息をつきながら「祟られても嫌だし……」と渋々世界の運営を行うことを決意する。 が、「人間どころか……生物ですらない、無機物なんだけどぉおおおおおおおおお!?」 これはとある石が、原始の神話の時代から、一つの国を作り出し世界を変えていく物語。…†…†…………†…†… 編集ページを開くのに時間がかかるようになったので、物語を分割しました。 第二部「異世界で『賢者……の石』と呼ばれています ――乱歩日記帳――」(https://ncode.syosetu.com/n3849ey/)で引き続き継続投稿していきます。 今後とも応援よろしくお願いします!
ここまで、主要登場人物が不要までに無双しまくっている作品が、あったでしょうか!?いや、ない!地球の歴史をトレースしつつ、「別物」にしてしまっているのも凄い。主人公が、傍観者と「影の指導者」を両立するというのも他ではないですね。こういうおもしろさは、他ではないでしょう。また、いい意味で「ご都合」というものを使いこなしているように思えます。
SHIN
全知無能な神が活躍しない小説。設定は面白いし、それぞれの話も面白い。とても上手く書かれている小説だと思う。ただ、主人公に感情移入する人にはお勧めできない。主人公が何かしようとしても意味が無い。今度こそ努力すると誓っても、その努力に意味は無い。結局、主人公の仲間が頑張って物語が進む。転生も行動も意味の無い主人公を見て思うのは、問題解決に動き失敗し仲間が解決する「また無意味な行動になるのか」という絶望感だった。私の感想は「面白いけどストレスがたまる物語」だった。批判的なレビューになったけど、最初に言ったとおり物語は面白いので読む価値は十分にあると思います。あとはそれぞれの好みだと思います。
iminasi
16位:『うわっ…俺達(アンデッド)って弱点多すぎ…?』
作者:夏川優希
ダンジョンで命を落とした俺は気が付くと幽霊になっていた。俺の肉体はアンデッドに貪り食われて無惨な姿になっているし、ダンジョンから出ることも叶わない。しかし俺を殺したはずのアンデッドたちは意外にも愉快な奴ばかりで、なんとなくダンジョン暮らしにも馴染んでしまった。今日も俺たちは冒険者と殺し合いをする傍ら、食レポにチャレンジしたり健康診断を受けたり料理を作ってみたりと楽しい日常を繰り広げる!だいたい一話完結。
「アンデットダンジョンで繰り広げられるドタバタコメディ」という、設定を思いついた時点でもう勝ちでしょ。基本的にアンデットダンジョンが舞台という枷にもなりかねない設定なのに、レイス、吸血鬼、ゾンビちゃん、スケルトン、オオカミ男といったレギュラーキャラクターの濃さで飽きさせない。一話完結の短編集でサクッと読める。現在不定期更新ではありますが、次の更新が楽しみな、週間少年○ャンプのような作品です。ぜひブックマークの片隅に。更新通知をお忘れなく。
読専さん
不慮の事故(捕食)によってその生を終えた冒険者A氏は目が覚めたら新人アンデッドになってしまったのだ!眠ることもできず、物も食べられず、外にも出れない……そんな極限状態の最中ピッカピカの新人アンデッドになり果ててしまった彼は……意外と満喫していたりしていた。食欲全壊(誤字にあらず)のアホの子ゾンビにいまいち頼りにならないダンジョンボスの吸血鬼、しゃべれないくせにやたらと自己主張の強いスケルトン共らと一緒に時に元同僚(冒険者)を一掃したり一掃されたりしていた。ある意味平和な不死者共の日常はこんな感じかもしれない。
瀬戸内海
15位:『家賃1万円風呂共用幽霊付き駅まで縮地2回』
作者:タクティカル
アパートで幽霊の少女と同居を始めるところから始まるラブコメディです。平凡(仮)な主人公が変人要素高めな少女達に囲まれるギャグ成分濃い目なハーレムものでもあります。基本的にシリアスな要素を薄めです。サクサク読める小説を目指しております。続編始めました↓真・家賃1万2千円風呂共有駅まで縮地2回https://ncode.syosetu.com/n5927exこの小説はarcadia様、ハーメルン様にも投稿しています。
コメディ。 まさにこの一言に尽きる物語。 青年が安いアパートを探し求めていたら、一万という破格で手に入れいることができた。が、そこはいわくつきの場所。なにが出るかと言えば、幽霊。 ですが、幽霊少女はなにもしない怠け者の青年に尽くす姿が可愛い。しかも、彼女は露出狂なのです。それはよい。幽霊だから姿が見えないけれど、露出狂。うん、いいね。 ラブコメ感覚で読めるから、どうぞ。青年と幽霊少女が過ごす部屋でなにが起きるのだろうか。
Victor
14位:『可愛すぎる幼馴染のための成り上がり戦記 ~早く結婚したいから全国制覇を目指します~』
作者:ミズノみすぎ
魔法が当たり前の世界。 魔法で人は死なない世界。 男は戦士に。 女は魔女に。 それらが普通の世界。 しかし魔法が使えず無能と呼ばれてきた少年レヴァン・イグゼス(16歳)。 そんな彼には誰よりも何よりも尽くしてくれる幼馴染がいた。 その幼馴染を高校入学の義務として行われる『魔女の召喚』にて召喚してしまう。 幼馴染をパートナーとして召喚できたレヴァンは同時に魔法をも入手する。 最強の戦士と魔女になるために、相思相愛の二人は帝国へ戦いを挑んでいく。
魔法によって成り立つ「死なない戦争」で領土を巡る世界観で、主人公レヴァンは魔力がないことで長らく無能と罵られてきた。しかし、魔女召喚の儀式に成功し、幼馴染のシャルと契約したことで事態は一転、元よりの戦士としての強さが認められていたこともあり、国の代表として戦うことになります。主人公とヒロインが最初からくっついており、葛藤や悩むシーンが少なく、展開も早いため、かなり読みやすい部類の作品です。魔法の設定もかっこいいし、魔女が創る武器もかっこいい。いい感じの中二病を感じられますので、読んでみてはいかがでしょうか?……あ、でも授業中にこっそり読んじゃダメですよ?
阿東ぼん
主人公レヴァンは、剣の腕こそあれど魔法の素質はない戦災孤児だった。レヴァンが召喚した魔女は幼馴染みの少女シャル。レヴァンを一途に愛するシャルもまた、できそこないと呼ばれる魔女だった。バカにされてきた二人に目覚めた力『ゼロ・インフィニティ』インフィニティの名のままに、二人はその身に無限の可能性を秘めていた。レヴァンは愛するシャルのため、戦争を終わらせる決意をする。レヴァンの親友エクト、その魔女レニーも二人の夢を支える。熱い恋と友情、たゆまぬ努力に胸が熱くなります。ラブラブすぎだお前ら! とはやし立てたくなるくらい互いを信じ愛する彼らの物語を、是非堪能してください。
ちはや れいめい
13位:『世界再生GAME』
作者:新月 乙夜
《ゲームの参加者を募集します。ゲームは異世界を舞台にして行われます。参加者は初期設定の後、異世界に転位します。プレイヤーはゲームの途中で元の世界に戻ることはできません。ゲームクリア後、プレイヤーは元の世界に帰ることができます。 警告! これはデスゲームです。プレイヤーがゲーム中に死亡した場合、救済措置はありません。 ゲームのクリア目標は「世界の再生」。ゲームをクリアすると、プレイヤーは各自が保有しているポイントに応じて願いを叶えることができます。願いは複数個叶えることも可能です。ゲームに参加しますか?》
転生ではなく、転移物です。舞台は、生命が消えた世界異世界。複数の世界から異世界人が転移、時に協力し、時に争いながら世界の謎に挑み、生命を再生させるための冒険を繰り広げます。作者は、なろう古参の実力派で、これまでの連載作品を確実に完結させてきた人です。過去作品との軽いリンクもあり、作者ファンには二度美味しい内容です。この作品をお気に入りに入れた人は、過去作品も読んでみてはいかがでしょうか。市販のラノベに負けない、熱く楽しい物語をお楽しみください。
シルディ
転移モノは数多くあれど、文明はおろか自然すら崩壊した、真に「無」の世界に放り込まれるというのも珍しいでしょう。純にして醜悪な力の塊たる”瘴気”が、水も大地も大気でさえをも全て塗り潰す。絶望と暴威を以って侵攻してくる、魔物達の【津波】が絶えず飛沫き寄せる。こんな世界、一体どうやって「再生」すれば良いんでしょう?他作品であれば”チート”を張れるだけの高汎用性な能力を、互いに組み合わせ、なんとか”瘴気”浄化の術を編み出す主人公カムイ達ですが……。それすら、荷車いっぱいの薪の炎にコップ一杯の水で挑むような無力感と徒労感。強いて言えば、「絶望」を前に誰もがかろうじて一致団結している姿が「希望」の芽であるかもしれません。暗く荒涼とした、負の意味での”壮大さ”が広がるダークファンタジーです。
右左 一奥
12位:『モテる幼馴染みをもった私の苦労』
作者:桜月
小学校でいじめにあった。多分。相手は自分こそがいじめられたと、まわりを味方につけて私を孤立させた。やたら大人びた私は相手にせず戦線離脱。バカに構う暇があるなら読書したい。新たな幼馴染みと仲良くやってる所に、またもやヒロイン面してやってきた。暇なの? 追いかけてきたのに被害者のふりするバカ共に、ついに幼馴染みがキレた。本編完結。番外編更新中です。
11位:『殺されて井戸に捨てられたチート怨霊がイケない勇者とハーレム美少女達にコワーイお仕置きイッパイしちゃうゾ!』
作者:谷尾銀
【超健全版】 チート、最強、俺Tueeの三拍子揃ったナッシュ・ロウはイケメン勇者である。 モテモテなナッシュは、三人のハーレム美少女を引っさげて、大冒険の果てにすべてを闇に包まんとしていた魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした。 そのあと、褒美を与えるとの王様の言葉に、彼はこう答える。「俺に、この三人を妻とする権利をください」 巨乳ツインテ魔法少女のティナ・オルステリア。 魅惑の美少女戦士、ガブリエラ・ナイツ。 イケてるエルフガールのミルフィナ・ホークウインド。 かくして勇者ナッシュ・ロウは三人の美少女達と一緒に、ラブラブ新婚スローライフを送る事となった! 日夜繰り広げられるコウノトリ競争の栄冠は、果たしてどの美少女の手に?! ちょっとエッチで泣ける心温まる異世界ほのぼのハートフルラブコメディが幕を開ける……はずがなかった。 何故なら四人は忘れていたからだ。 あの夜に犯した罪と、井戸の中の彼女の事を……。 クズ勇者と糞ビッチヒロイン達がひたすら破滅してゆく残酷劇、ここに開幕!※アンリミテッド版はミッドナイトの方で連載しております。アンリミテッド版の閲覧は18歳未満の方は、堅くご遠慮願います。※本作ではグロテスクなシーンが多々あります。苦手な方は閲覧を控える様にお願いします。
最初に読もうと思ったきっかけは、タイトルから受けた第一印象があまりに酷かったからでした。なんでそのタイトルでなろうの恋愛カテに投稿するかな、と。この作品は、途中でタイトルが変更され、またなろう版と年齢制限版の2タイプに表現が分岐された上で完結されました。自分はタイトル変更の少し前から読み始めましたが……旧タイトルで女性読者に強く嫌悪されたのは、勿体無かったなと思います。一定のグロ耐性が必要ですが「ハーレムクズ男もげてしまえ、取り巻きビッチ滅びろ!」の人にはすごく楽しめた部分もあると思うので。セカイ系を匂わせる結末含め、話の構造はそこまで目新しくないと思います。しかし、ヒュー、ヒューという擬音の使い方。呪詛の対象たる三女性の、死に際での彼女の回想描写。などなど。お約束部分の仕掛けがホラーとして、とてもよくできてます。それだけに、やはりカテゴリーエラーが強く惜しまれます。
morica
※完結のネタバレ含みます。 とにかく、これでもか!という復讐に次ぐ復讐のオンパレードが目白押し。復讐系の小説が読みたい人にはおすすめしたい作品です。 夏のホラーにもピッタリ! とにかく鬼畜な勇者たちの所業と、主人公でありチート怨霊であるサマラのただひたすらグロテスクでホラーな復讐が終始繰り広げられます。 怖気を震う戦慄の描写が圧倒的で、作者さんの本格ホラー小説がすごく読みたくなるような文章力でした。 妊娠や妊婦さんに結構辛い描写が多め。※以下、めっちゃ最後のネタバレします。 ラスト「サマラ」では、最高のハッピーエンド。結局、あの子はサマラなのかしら?だったら嬉しいなー。 だとしたら、消滅するはずだったサマラはいったい?女神様が助けてくれたのかな?それとも、名前だけ同じの別の女の子?そんなふうに謎が残ったけど、それも良い余韻でした。
君影 草子
10位:『そのへんのダンジョン』
作者:どっすん権兵衛
平凡なレトロゲーマー高校生の笠木詠介はひょんなことからそのへんにあったダンジョンに迷い込んでしまう。そこは古典RPGを彷彿とさせる割とガチめなダンジョンだった。レベルを上げたりスキルを鍛えたり魔法を覚えたり宝箱で*おおっと*したりしながら詠介はダンジョンに挑む。廃ビル地下から始まり、地下水路、学校へとダンジョンの侵食は進む。たった一人が生き延びるためのダンジョン攻略は、やがて世界を巻き込んだ大騒動へと発展していく。
9位:『むしゃくしゃしてやりましたの。後悔はしておりませんわ。』
作者:緑谷めい
「むしゃくしゃしてやりましたの。後悔はしておりませんわ」 そう、むしゃくしゃしてやった。後悔はしていない。 私は、カトリーヌ・ナルセー。17歳。 ナルセー公爵家の長女であり、第2王子ハロルド殿下の婚約者である。父のナルセー公爵は、この国の宰相だ。 その父は、今、私の目の前で、顔面蒼白になっている。「カトリーヌ、もう一度言ってくれ。私の聞き間違いかもしれぬから」 お父様、お気の毒ですけれど、お聞き間違いではございませんわ。では、もう一度言いますわよ。「今日、王宮で、ハロルド様に往復ビンタを浴びせ、更に足で蹴りつけましたの」 * ハッピーエンドです。
8位:『灰と王国』
作者:風羽洸海
長く続いた帝国の衰退期、治安の崩壊した北部辺境では闇の獣が人々の生活を脅かしていた。粉屋の少年フィニアスは家族と共に風車小屋を離れ、山賊化した軍団兵が支配する町へ避難する。だがそこにもまともな暮らしは無かった。一人の少年が家族や仲間と支え合いながら、安全と平穏を求めてさすらった末に故郷を再建するまでの物語。 ※個人サイトから転載。『閑話』は読まなくても支障ない番外です。※書籍化に伴い、各部の幕間と補遺を削除。ウェブ版との差異詳細等は個人サイトの方に書いております。(2014/6/13)
感想を書いただけでは飽き足らず、レビューにもお邪魔させていただきました。そうさせるだけの力が、この作品にはありました。あなたは感じたことがありますか? 命すら奪われるほどの恐怖を。あなたは想ったことがありますか? 存在全てを包み込んでしまうくらいの深い愛を。あなたは願ったことがありますか? 心からの安寧と安からか日々を。私はどれもありません。しかし、この作品を通して、人が生きるために、もがき、抗い、助け、愛すことの尊さを感じました。人の生きる力を感じました。作品の中に確かに生きているキャラクター達の生き方や想いが、それを読む私たちの心を震わせていきます。壮大な世界観と確かな文章力、そこから紡ぎだされる物語の数々に、あなたは必ず没頭することでしょう。まずは、読んでください。そうすれば、目の前に確かな世界が広がっていきます。
卯月 みつび
7位:『俺に世界を捧げよ!』
作者:もちもち物質
剣と魔法の世界に王族として転生できたのに、魔力も地位も奪われた。魔力が無いから魔法を使えない!それどころか生命維持すらままならない!しかし魔法を諦める気は無い!もがいてあがいて華麗に返り咲く!これは捻くれ者が魔力を得る為の旅に出て、仲間を得て、名声を得て、ついでに魔王を倒して、更についでに玉座をぶんどってふんぞり返ってやろうとする冒険譚。*世界地図あります*
6位:『紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる』
作者:もり/もりふみの
のどかな農業国フロイトの王女アマリリス――リリスは病弱なためによく眠り、人々から〝美しきフロイトの眠り姫〟と呼ばれている。 しかし、病弱設定は表向きのもので、リリスは不思議な力を持っているのだ。 リリスが眠りの中で見る夢は、過去・現在・未来の出来事であり、それは遠い地であったり、異なる世界のものであったりする。 そして、その夢で知識を得たリリスの助言もあり、ここ数年でフロイト王国は多大な発展を遂げていた。 だがそれに目をつけた隣国フォンタエ王国のフロイト侵攻計画を夢で見たリリスは、強大な軍事力を持つエアーラス帝国に同盟を求め、〝紅の死神〟と異名をとる皇太子ジェスアルドの許へ嫁ぐことを決意した。 幼い頃から呪われた皇子と呼ばれ、全てを拒絶するジェスアルドは妃となったリリスにも冷たく当たる。 そのため、故郷を遠く離れたエアーラスの地で、リリスは泣き暮らすことに……なるはずもなく、その性格と知識でジェスアルドをはじめとした周囲を振り回していく。※主婦と生活社様「PASH!ブックス」より書籍発売中です!
かなり面白かったです(*´∇`*)最高です‼攻めの王女様と受けの皇太子ですか~大好物ですo(*⌒―⌒*)oリリスが最高格好いいです‼いやぁ新年そうそうに良い買い物したな~‼あっ私、書籍からなんですよ!この物語知ったのはワクワク&ドキドキしますね。アマゾンで先生の新刊を発見したのは良いんですが、何処にも売ってなくて焦りました!最後の頼みってジュンク堂に電話したら在庫1冊しかないので即取置きしました(笑)私、沖縄なんですよ。通販だと時間がかかるし色んな書店に電話しましたね大変でした(笑)沖縄で一つしかないジュンク堂であったのは良かったです本当に良かった!
ほたる
先ずはこの破天荒なアマリリス姫、リリスの性格を知って頂きたいっ。この魅力的なキャラを考え出した作者様に敬意を表します。どこまでも前向きに突き進むリリス。死神と恐れられている男でも屁とも思っていません。この性格だけは読んでもらわないと説明できません。そしてその言動に振り回されながらも、好きにならずにはいられないキャラのため、彼女の周りには愉快な信奉者が集まって来るのです。この人たちとの掛け合いも面白い。その上彼女には秘密があるのです。どうして眠り姫と呼ばれているかわかりますか?さぁ、あなたもこの世界を覗いて見て下さい。のめり込んで帰ってこられなくなること請け合いです。
秋野 木星
5位:『クールな旦那さまが笑う時』
作者:弓原もい
仕事一筋で恋愛に興味がないルーテシアは結婚せずに行き遅れかけていた。世間的に未婚のままというわけにもいかず、親同士が決めた相手と結婚することになった。相手も同じく恋愛に興味がない男、“笑わない騎士”という異名を持つヘルマン。愛のないドライな結婚だったが、ルーテシアは家でも表情を崩さないヘルマンを見ていると「笑った顔が見てみたい!」と興味が湧いてきた。「だって“笑わない騎士”ですよ? 笑わないって断言されたら、笑わせてみたくなるじゃないですか」。好奇心が抑えきれなくなったルーテシアはヘルマンと仲良くなろうと試みる。政略結婚をした二人が徐々に距離を縮めていくお話。段々と甘さ増していきたいです。
4位:『幼馴染みで悪魔な騎士は、私のことが大嫌い』
作者:編乃肌
「俺はあんな女、好きじゃない。むしろ嫌いだ。大嫌いだ」――――大好きな幼馴染・レイスのそんな発言を偶々聞いてしまったスーリアの初恋は、木端微塵に砕け散った。泣きながらレイスに全力で腹パンして、「私もあんたなんて大嫌いよ!」と勢いで口走り逃走した、苦い思い出から数年後。貴重な存在である『精霊使い』として成長し、国からとある大役を任されたスーリアの元に、護衛として訪れたのは、冷酷非情な『悪魔騎士』の異名で知られるレイスであった。 行動を共にすることになり、古傷抉られまくりなスーリア。だけどレイスには何か秘密があるようで……。そんな二人が報われるまで。★本編完結済み。番外編を不定期に更新します。★KADOKAWAビーズログ文庫様より書籍発売中です。
既に素敵なレビューが書かれているので、私自身がこの作品に対して謝りたかったことを一つだけ書かせて頂きます。それは、タイトルで「幼馴染君は、やや拗らせたツンデレなのかな?そこから、主人公ちゃんと仲直りして幸せになるお話かな。」と軽い気持ちからこの話を読み始めてしまったことです。作者様、本当にすみませんでした。……この作品は、そんな単純な話ではありませんでした。初見で本編を最初から読み切った私は、声を殺してボロ泣きしてしまう程感動していました。主人公である二人の思いの強さにです。ネタバレはいけないので、詳しい感想は書きません。ですが、このように素敵な作品を作って下さった肌/編乃肌様には心から感謝を。
言の葉
――レイスは今、幸せ?快活で精霊たちに愛される精霊使いスーリアと、どこか陰のある美麗な護衛騎士レイス。幼い頃、『大嫌い』の言葉を互いに投げつけ、袂を分かった二人が再び出会った時、物語はもう一度廻り始める――目が覚めるほど鮮やかな表現で彩られた本作は、読者の心をグッとつかんで離さない魅力に溢れています。特にヒロインであるスーリアが、次々に襲い掛かってくる難事を懸命に打開しようとする姿からは、目が離せなくなるのではないでしょうか。気が付けば『どうなるんだろう?』と物語の先を追うのが止まらなくなってしまうこと請け合いです。行動力のあるヒロインってこんなにも魅力的だったんですね。また、レイスが『大嫌い』の言葉を発するよりもずっと前から、己の中に隠してきた想いも――大切な誰かを一途に想い続けることが、時に絶望すらも覆す力となる。そんな素敵な奇跡を見てみたくありませんか?
秋津呉羽
3位:『平凡なる皇帝』
作者:三国司
ハルはとある領主の元で下女として働く、普通の少女だ。しかし亡くなった母親が遺した指輪に使われている宝石が、竜の国でしか採れない希少なものだと分かってから状況が変わってくる。――自分に懐いてくるドラゴンに、黒い軍服の怪しい男。人間の下女として地味に生きていくはずの未来が、どうやら変わっていきそうだった。【書籍版全4巻発売中&ヤングエースUP様でコミカライズ連載中です】
竜族と人間のハーフで竜族の王族⁉︎一見、平凡で地味な見た目の主人公ですが、竜族を惹きつける王としての才能、素質を持ち。無自覚ながら周りの竜族を惹きつける。地味、平凡と本人は言ってますが、平凡の見た目とは違いいろいろやらかすその行動力にドキドキさせられます。序盤はちょっと重たい描写がありますが、読むうちにほっこり、ワクワクさせられる。皇帝になりたくない主人公と、皇帝になってほしい周囲。その関係性や生い立ち、世界情勢……読み進めていくと平凡ってなんだっけ?と考えさせられる、そんな作品です。長い間、停止されてましたが、再開されましたので是非一度読むことを勧めます。
こばとん
2位:『異世界建国記』
作者:桜木桜
異世界に転生した主人公。どうやら捨てられた子供に転生してしまったらしい。目の前には自分と同じように捨てられた子供たち。主人公は生きるために彼らを率いて農作業を始める。少しづつ孤児が集まり、村の噂を聞いて難民がやってくる。ただの子供だけの集団がいつしか村になる。そして周囲の国々に目を付けられ始め……後に神帝と呼ばれる男の英雄譚これは異世界に転生した主人公が、孤児のリーダー→村長→大豪族→国王→皇帝と成りあがっていく物語。古代世界を舞台にした、内政系ファンタジーです。テンプレを踏襲しながらも、独自の内政をしていきたいと思います
文調は軽めですが、内容はハーレム・恋愛要素薄めで、なかなかに硬派な政治・軍事物となっています。見識が高くよく調べていると感じる部分が多く感心します。優れた構成力で設定が深く丁寧に作り込んでありながらも、説明や状況などは広げ過ぎたり深く掘り下げ過ぎる事がなく、必要最低限にまとめてあり、読みやすく疲れません。登場人物も多くなりがちな作風ですが、取捨選択をしたり展開に必要なキャラも、なるべく役職のみや無名で登場させるなど配慮されています。建国物に多い内政チートで国が発展する様子を描くのではなく、戦乱に身を投じ侵略者として勢力を伸ばしていくのが特徴です。捨て子の集まりから始まり、村を作り国王となり、内政、外交、戦争を軸に勢力を伸ばしていく過程が丁寧に描かれているおすすめ建国作品です。既読 第二百六十三話 時点
弐円
よくある異世界知識で出世して平和的に統治していた主人公の国に侵略者が…という建国物ではなく、主人公が侵略者側なのが良い。何となくフンワリといい話で支配するわけでも無く、反乱が起きたり粛清したり、リアリティのあるストーリー展開があり、同時に味方がバタバタ死んでいく鬱展開という程重くもない為、読み応えある割にサクッと読めちゃいます。主人公は知識や能力はあれどチートな訳でなく、戦争シーンが多い割に軍才に恵まれている訳でもなく、個人戦闘シーンも読み進める毎にほぼ無くなっていくという主人公ですが、キチンとキャラが立っている為存在感は大きいです。主人公の性格や考え方は多少読む側を選ぶものではありますが、個人的には大変楽しく読ませていただいてます。
けろこ
1位:『勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話』
作者:書店ゾンビ
はじまりは、嘘だった。青年は馬鹿正直な馬鹿であり、嘘を信じて戦った。その嘘が誰かを傷つけることもあった。けれど、彼は戦い続けた。そのくだらない嘘が、真実に変わるように。
すごく面白いです。序盤はちんけな村の村人から始まります。主人公が持っているのは正義の心と純真な精神、それと露天で買った一降りの剣。剣はまあ残念な由来なので、何事もなければ村で普通の人生を歩んだのでしょう。ただ事件が起きてしまいますので、その正義の心に従って旅に出ます。露天で買った剣は勇者の剣ですのでつまりそれを装備した主人公は勇者ですから。勇者は悪を倒して世界を平和にする使命がありますから。さて、旅をするなかで仲間ができ、名声も得て名実ともに勇者になります。が、そこでライバルが現れて仲間の離脱イベントが発生。チキショークソイベかよ!と思わされます。まあそのあともう一度会えますが、それが良かったのかどうかは……どうなるのかは是非読んで確かめてください。読後はまるで超大作RPGをプレイしたあとのような、爽やかな達成感を味わえますのでおすすめです。
卵屋 桔梗
三話の短い話ですが、展開が早い点もあるが不思議とその早さが心地よく読めます、なろうでたくさんの作品を読んできましたが長い作品でキャラブレがある作品もある中、短いからこそキャラブレがなく、キャラの魅力に気づく事ができれば大変良い作品だと思います。ただよくも悪くも長い作品を読みたい人にはおすすめしません。ただ短くても良い作品を読みたい人にはおすすめします三話という短さに始まりから終わりまで詰め込まれた作品です。たまには短い作品もどうですか?
アーサー王