20位:『敵性最強種が俺の義母になってしまいました』
作者:中文字
数年前に天涯孤独となった青年――テフランは、片親だった父の後を追うように、迷宮を抜けて地底世界に至ろうと奮闘する渡界者の新米となった。彼は迷宮の転移罠によって、自分では決して勝てない魔物や魔獣が現れる場所に跳ばされてしまう。逃げに逃げた果てに出会ったのは、『告死の乙女』と呼ばれている、絶世の美女ながら迷宮内で発生する人型の最強敵性種族だった。それなのに、なぜかテフランのことを主と定め、やがて義母を名乗るようになる。彼女の魅惑的な肉体やその自覚有り無しの誘惑や、常識はずれな突飛な行動に、テフランは頭を悩ませる。果たして彼は、渡界者の本願たる地底世界にたどり着けるのか。はたまた絶世の美女の肉体に溺れてしまうのか。
19位:『闇ギルドのマスターは今日も微笑む』
作者:溝上良/水星
僕はとある闇ギルドでマスターをしている。ギルドの構成員は僕含めても10人と少ないが、皆僕の娘のような存在で仲は良い……と思う。闇ギルドということであまり目立たないように活動していたんだけど、最近皆の様子が少しおかしいんだ。何やら不穏な動きがあるような……え、なに?『世界をプレゼント』?※書籍化決まりました。詳しいことは活動報告を見ていただけると嬉しいです。
素晴らしい! 個性とキャラクター背景が妖艶なまでに魅力的なキャラクターと作品の根幹技術がしっかりとしている非の打ちどころがない作品ですなぁ。ハーレム作品でありハーレム作品ではないその先にある融合的な面白さを表現できている数少ない作品ですなぁ。商業レベルで鑑みてもラノベ系ではトップレベルに位置するのではないでしょうか。読めば読むほど味が出る作品と言いたくなりますなぁ。皆様、冬の夜長にこちらの優れた作品を読まれてみてはいかがでしょか。
かきくけ虎龍
国中にその名が轟く闇ギルドのマスターの周りで忙しく働くメンバーたち。その目的はマスターに世界をプレゼントすること。 数少ないギルドメンバー(全員美女・美少女)全員がマスターと添い遂げることを夢見ているため全員が恋敵。その強い想いのあまりお互い隙あらば殺そうとしているが、目的のため本腰を入れることはない。 そして彼女らを娘のように思っているため気付かない甘々なマスター。 基本的にマスターにセリフというセリフはなく、喋るのは周りの登場人物というのも珍しいです。 最初はメンバー全員を覚えるのが大変そうだなと思いましたが、一人一人のストーリーがあるため読み進めるとそれぞれの性格・能力・性質がよく理解できます。 それぞれどのメンバーがお気に入りになるか、そういった楽しみ方もできると思っています。 ぜひ読んでみて欲しい作品です。
岡崎佳凪
18位:『乙女ゲームのハードモードで生きています』
作者:赤野用介
『銀河の王子様』は、2038年発売の乙女ゲームだ。ヒロインは1,700年後の宇宙を舞台に、様々なキャラクターと恋をする。そんな夢を見た遙か未来の少年は、次第に現実との繋がりを確信していった。これが通常版のお花畑展開であれば、彼も笑って過ごしただろう。だが移植版のハードモードが進行中らしく、これから星間大戦が勃発する。首星壊滅の未来を知る彼は、宇宙要塞に乗り込むべく、士官学校に進学した。
17位:『王太子と婚約していましたが、婚約解消されたら幸せになれました』
作者:乙原 ゆん
恋愛結婚に憧れていた侯爵令嬢アリシアは、十歳で王太子と政略結婚が決まり婚約することになった。婚約者とはあまりうまくいっていないながらも、己の役割を果たそうと努力してきたアリシアは、ある日、王太子より婚約解消を申し渡される。そんなアリシアを公国の王が見初め、かっさらって行くお話。全五話+別視点全部予約投稿済のため毎日更新します。***2018/5/16 ジャンル別 恋愛 日間 1位達成2018/5/17 総合 日間 1位達成レビュー、感想、ブクマ、評価どうもありがとうございました!!!
16位:『魔王の娘は世界最強だけどヒキニート! ~廃教会に引きこもってたら女神様として信仰されました~』
※書籍版2巻は3月15日発売です。大魔王の遺伝子を元に作られた、最強の生物兵器アイリス。人間を抹殺しろという使命を与えられ、人間界に解き放たれた。しかし大魔王たちは知らなかった。アイリスが引きこもりでニート気質だということを。人間を滅ぼすという使命を無視し、アイリスは荒野の廃教会に引きこもり、食べては寝てのニート生活を送る。しかしアイリスが垂れ流していた膨大な魔力が、荒野を肥沃な大地に変えてしまい、だんだん人が住み着き始めた。そして人間たちはアイリスを女神様として讃え始める。アイリスは無事にヒキニート生活を送ることができるのか!?
15位:『最強錬金術師のゆったり放浪旅』
作者:しっぽタヌキ
勇者パーティーの雑用をしていた俺。面倒くせぇ勇者たちとようやく別れ、これからは悠々自適の一人旅。――だったはずが、なぜか幼女に懐かれてしまい。「わたくしを連れていってくださいませ」
14位:『異世界釣り暮らし』
作者:三上康明
※※書籍化に合わせてタイトルを変更しています。(旧題:異世界釣行記 ~ 最新ルアーを持ったおれ、「釣ったヤツが偉い」世界に転移する)※※ボウズで終わった磯釣りの帰り、おれ、牛尾隼斗は異世界に転移した。転移先の漁村では、折しも年に一度の釣り大会を開催中。釣り帰りだった隼斗は当然タックルを持っている。人々が持つ前時代的な延べ竿や質の悪いリールに対し、こちらは最新鋭のシーバスロッドにルアー。だが勝負なんてどうでもいい。目の前に広がっている豊饒の海……見たところ魚種は同じだけど、魚影の濃さは現代とは比べものにならない!夢中でキャストしたらばんばん釣れる。中には紫色に輝く「魔ダイ」「魔イワシ」「魔グロ」なんかもいる――魔力を持っているからふだんはまったく釣れない魚だって? そいつら、おれのルアーにバカ食いしてくるんですが……。しかもこの世界はどうやら「釣れるヤツ」が「すごいヤツ」という価値観。あちこちで日常的に釣り大会が行われているとか。魚がいるのに釣り人が自重するわけがない! 釣るぜ、いやっふぅぅうう〜!
釣り好きの人が読めばクスッと笑いつつロッドを磨いて週末釣りに行きたくなるでしょう釣り好きじゃない人が読めば、クスッと笑って今夜のオカズに魚を食べたくなるでしょうそんな、釣りがテーマのほのぼのストーリーが魅力の本作品派手な戦闘シーンも、俺tueeeもありませんが俺turuuuはマシマシで楽しく作品に釣り上げられますよ。
犬派
釣りのこと、知らなくても楽しめます。魚の名前がわからなくても、大丈夫。囲碁のことがわからなくても「ヒカルの碁」が面白いのと一緒で、釣りの経験がなくてもちゃんと楽しめる物語になっています。その分野の経験が無く、物語を書くために勉強して執筆すると、得た知識と専門用語を駆使して「説明」してしまうことが多いのですが、この作品は違います。作者さんご本人の経験を元に、どれだけ釣りが楽しいかを、物語として「表現」されています。作者さんの、釣りへの愛が伝わって来るのです。もし主人公が近くにいたなら、彼と一緒に釣りに行ってみたくなる、そんな素敵な物語です。
mahkalahke
13位:『出戻り令嬢の再婚』
作者:jupiter
浮気した夫に叩かれ、衝動的に殴り返してしまったミランダ。離縁された彼女は実家に身を寄せていたが、ある日彼女の代理人として離婚の手続きを行った弁護士が訪ねて来て、自分の甥と結婚しないかと提案する。何やら訳ありらしく、初めは断ろうとしたミランダだったが、いつまでも両親の世話になるわけにはいかないと思い再婚を決意。ところが式当日、ようやく顔を合わせた結婚相手の反応の薄さにミランダは不安になり―――。顔に火傷の痕がある不器用なヒーローと、一度結婚に失敗してしまった心優しいヒロイン。それぞれ事情を抱えた二人が少しずつ距離を縮めていくお話。(基本的にほのぼのしていますが、後半に少しだけすれ違いが入ります)【一迅社アイリスneoにて書籍発売中】
12位:『[完結しました!] 僕は、お父さんだから(書籍名:遺伝子コンプレックス)』
作者:舛本つたな
遺伝子最適化が合法化され、日本人は美しく優秀であることが一般的になった。そんなご時世に、最適化されていない『未調整』の布津野忠人は、三十歳にして解雇され無職になってしまう。ハローワークからの帰り道、布津野は公園で完璧なまでに美しい二人の子どもに出会った。「申し訳ありませんが、僕たちを助けてくれませんか?」彼は何となく二人と一緒に逃げ回ることになり、次第に最適化された子どもの人身売買の現場へと巻き込まれていく……。<本作の読みどころ>現代日本でのおっさん主人公最強モノ。遺伝子操作された周りの仲間は優秀だけど、主人公はごく普通の人。だけど、とても善人だから、みんなが彼についてきて世界まで救ってしまう系のノリ。アクション要素あり。主人公が必死に頑張ってきた合気道で爽快に大活躍。そうやって心を開いていく子どもたちを養子にしちゃう話です。※プライムノベルス様より『遺伝子コンプレックス』として出版させて頂きました。
社会的に圧倒的弱者である、冴えないおっさんが、何故か武術の天才で無双し、周囲から好意を集めまくるお話。と、書くと単なる無双ものと思われるかもしれない。しかし本作は、遺伝子操作という科学的な背景と、親子の情や子供の成長というテーマが独特な空気を与え、えもいわれぬ魅力を醸し出している。登場人物はどのキャラクターも主役をはれる、癖のある人物ばかり。父親おっさんの引き立て役であるはずの、美少年息子が凄く良い味を出している。意外と女性向けの話なんじゃないかなあ、と思う。ロク君がすごく可愛いから。読んでみて損はない。完結おめでとうございます!
空色蜻蛉
親と子の関係性とはなんだろう血の繋がり、というものを越えたところにある人と人の関係性から見つめ直してみる。 能力の有無、才能と、人の価値との関係とはなんだろう。教育、出来不出来、そのような、余計なもの(世間的価値観)に左右されず、人を人としてみる、その当たり前のところをうまく物語にしているように思います。 全ての子どもに等しく向ける視線大人とは何か、子どもと何か、本当に大切なものは何か、それをもう一度考えさせてくれる作品だと思います。 もちろん、そんな考察めいた部分ではなく、物語としても、主人公のキャラ、子どもたちのキャラもユニークで、とても楽しめる作品だと思います。 余談ながら、この作品を読んで、合気道って興味深いと、私は思いました。
まるまるまるた
11位:『クラリッサ・オルティスのささやかな願い』
作者:ナツ
クラリッサ・オルティスは、途方に暮れていた。増えゆく一方の家の借金、寝たきりの父、二人の妹。侯爵令嬢とは名ばかりの極貧生活を送っているクラリッサの前に現れたのは、王子様ではなく成金の貿易商リュシアン・マイルズだった。「俺と結婚すればいい」「お断りします」素直に甘えることができないクラリッサと、甘やかしたいリュシアンの恋の行く末は……?(※一迅社アイリスNEO様より書籍化済み)
10位:『張り合わずにおとなしく人形を作ることにしました。』
作者:遠野九重
アリアンローズより書籍版発売中です。ぜひにお買い上げくださいませ! どうやらここは前世でプレイしていたファンタジーな乙女ゲームの世界らしい。 “私”ことアルティリアはかませ犬のライバルキャラ、主人公にやったらめったら突っかかったあげくに手痛いしっぺ返しを食らうことになっている。魔法学院を追われるばかりか婚約解消、さらに実家の公爵家は取り潰し。そんな波乱万丈は勘弁して! というかあのゲームの主人公、心が鉄壁すぎて怖い! ゲーム知識を生かしての逆ハー? 攻略対象の男どもって現実に付き合うには面倒な連中ばっかりだからお断り! というわけで本編には関わらないことにしました。学院には絶対進みません。海外に脱出します。新天地で魔法人形師として生きていければ最高です。え、魔眼の人形姫? 冥府魔道の女王? 真面目に頑張ってただけなのにラスボスにクラスチェンジしていました。なんで!? ちょっと待って誤解なんですやめて許して――。
どんな作品でもジャンルというものが存在しますが、この作品は転生、ファンタジー、恋愛、戦闘、陰謀、コメディ、勘違いと要素が盛り沢山で分類が難しいです。最初に読んでいて余りにも多い要素に破綻せずに書けるのか疑問に思っていたのですがよい意味で裏切られました。驚くことにこんなにも沢山の要素を入れているにも関わらずバランスよく繋がりを持って話が紡がれているのです。破綻するかと思っていた沢山の種類の要素は同じ様に沢山の種類の笑い、ハラハラ、熱さ、ドキドキ、感動を味併せてくれました。之ほど色んな種類の楽しいと面白いを感じさせてくれる作品は中々無いと思います。伏線の張り方も大変上手く、予想する楽しみも味わうことができます。まだまだ話は序盤である為にあえて傑作ではなく良作と評価しましたが、遠くない先で傑作になると確信しております。まだ読んでない人は是非読んで貰いたい作品です。
Kok
9位:『ダンジョンを造ろう』
作者:渡良瀬ユウ/ロウ
気が付くと彼はダンジョンの玉座の間にいた。そして彼は一冊の本を見つけ、導かれるままダンジョンを増築、人間の駆逐、世界征服――――をせず、安全に生きる方法を模索し始めた。 皆様の応援のおかげでMFブックスにて書籍化され、完結しました。 ただいま誤字脱字の修正中です。☆の印があるものは修正したものとなります。
8位:『青薔薇姫のやりなおし革命記』
作者:枢 呂紅
【2018/9/28 主婦と生活社様 PASH!ブックスより最終巻『青薔薇姫のやりなおし革命記 3』が発売されました。】 歴史あり、誇り高きハイルランド王国。その建国を祝う<星祭>の夜、王妃アリシアは城に乗り込んできた革命軍に胸を貫かれ、命を落とした。―――はずだった。 愛する王は寵姫と逃げ去り、臣民には見放され、絶望の中に<傾国の毒薔薇>として虚しく死んだはずのアリシアは、なぜか、もう一度おなじ人生をやり直していた。 10歳のある日、ふとしたきっかけで<革命の夜>の記憶を取り戻し、自分が“やりなおしの生”を生きていることに気付いた王女アリシアは、混乱をしつつも状況を見極めるべく動き始める。そのさなか、アリシアは前世で自分を亡き者にした謎の美青年、クロヴィスと偶然の再会を果たした。 運命のいたずらで“やりなおしの生”をあたえられた王女が、王国を待ち受ける凄惨な未来を変えるために、革命首謀者あらため王女付き補佐官クロヴィスと共にたちあがる。※R15指定は、保険です。
実はまだ姫が殺されて起きるまでしか読んでませんが、そこで混乱してもう一度プロローグを読み直してみました。そしたらやはりちょっと誤字があったので念のため読み進める前に報告しようかと。先王を殺したのは自国のハイルランド兵になっていますよ。姫が目を覚ますまでてっきり勝ったのはハイルランドかと思っていました。それでは続き読んできます!出だしいい感じなので楽しみです^ ^
ペケペケ
7位:『タナカの異世界成り上がり』
作者:ぐり
成績優秀、運動神経抜群、美形でありながらちょっと鈍感な高校生|剣崎神威《けんざきかむい》は青春真っ盛りの学園生活を送っていた。 そんなある日、異世界にあるプリン王国の魔術師たちによって勇者として召喚されてしまう。 これは様々な国難に立ち向かう異世界に召喚された勇者カムイの物語……ではなく、かの召喚に巻き込まれ異世界に放り出されてしまった若干厨二病ぎみのオッサン田中太郎(仮)の物語である。◆書籍版「タナカの異世界成り上がり」は全五巻。HJ NOVELSより好評発売中です。
勇者として召喚された、成績優秀、運動神経抜群、美形でありながらちょっと鈍感な高校生の剣崎神威。 その陰で、こっそりと巻き込まれ召喚された主人公:平凡な人生を歩んでいる三十路過ぎのサラリーマン田中太郎(仮) しかし、世界は、彼に力を与えてしまった。 只、巻き込まれただけのオッサンが、気づかぬままに無双する。そう、中二病全開で! あまりに惨いヒーロー像。戦うシーンが別の意味で痛々しい。そして、その勝利でさえも空しく感じる。 だけど、カッコ悪くても良いのだ! 少年の頃の気持ちを無理に失う必要はない! そんな勇気を与えてくれる作品です。
地の文の面白さにタナカの奇行が合わさって、とにかく笑わせてもらいました。最初は主人公のノリについていけないかもしれませんが、読み進むにつれてクセになって行きます。まだ読んでいない方で一風変わったギャグを読みたい人は、完結もしたことですし読んでみてはいかがでしょうか?異世界転生物としては異色ですが、きっと好きになると思います。
バーンナッコウ
6位:『おっさんたちの戦いはこれからだ!〜勇者の商人』
作者:necodeth
旧題:おっさんたちの戦いはこれからだ!〜勇者パーティーの初期メンバーだった商人は勇者を使い捨てた大国にブチギレました。勇者ヴェルクトの最初の仲間、商人バラドは魔王軍幹部への敗北を機に勇者パーティーを離れた。だが、その後もバラドは資金や物資、装備の面から勇者を支え続け、魔王との決戦に送り出す。しかし勇者は帰らなかった。魔王を討ち果たしたものの、魔王が放った呪いで命を落としたのだという。その筋書きに疑念を抱いたバラドは勇者最後の地である魔王城へと赴き、勇者を手にかけた犯人が勇者パーティーの最終メンバー、大国アレイスタの王子メイシンらであること、そして殺された勇者に蘇生の可能性があることを知る。勇者を救うべく、勇者の遺体が運ばれたアレイスタの王都に向かうバラド。金物屋上がりの中年商人は、実は稀代の傑物だった。勇者支援のために作り出した武装経済組織、マティアル勅許会社を動かしたバラドは勇者奪還のために勇者の国葬への潜入、さらに『裏切り者』たる大国アレイスタへの包囲網構築を画策する。しかしその一方、勇者の死によって命脈を保った『邪悪なもの』もまたアレイスタに根を張り、新たな災厄を生み出さんとしていた。腐敗した王都に勇者に関わる者たちが集い、最後の戦いが幕を開ける。それは勇者を救う戦い、一つの時代を終える戦い。
魔王を倒して世界を救った勇者が、悪意ある仲間に裏切りを受けて殺される。 正直、このパターンの話は結構な数がある。 勇者本人が何らかの要素で蘇って復讐するところまでセットで。 今作の復讐劇は少し変わった展開を見せている。 この勇者が本当に陰謀を考えつく頭の無い単純に優しい子で、正しさを持った沢山の大人がその子を認めて全力で助けていた。 一言で書くなら、世界を救った人が救われない訳ないじゃん?っていう、お話。 勇者が復讐物を見て、この世界の人達情けないなぁと思った人ぜひ。
ハルノブ
異世界勇者パーティ物を創作する時にこのような構成で捉えて執筆すると素晴らしい作品が出来上がるのだなぁと思わせてくれる作品ですなぁ。全体的に巧く纏まって文体も読み手様を作品世界観に誘う技量とセンスが作品全体に花咲いていている素晴らしい作品ですなぁ。主人公である商人と勇者や他のキャラクターの位置取りは実にバランスが良く作品を構成する上で読み手様にわかり易くなっていますなぁ。皆様、冬の夜長にこちらの作品を読まれてみてはいかがでしょうか。
かきくけ虎龍
5位:『北海道の現役ハンターが異世界に放り込まれてみた』
作者:ジュピタースタジオ
小学校の近くにクマが出たって通報があったので駆除に出動したら、手負いのヒグマに襲われて死にました……。 ……気が付いたらここ僕が知ってる地球じゃない! 頼りになるのは、死ぬとき持ってた散弾銃のレミントンM870だけ。 こんなので僕、異世界で生き残れるの? 異世界でハンターの猟銃は通用するのか? そういうのなにも現役のハンターに頼まなくてもいいじゃないですか女神様……。 実銃のウンチクと射撃ノウハウ満載でお送りするリアル系本格的狙撃アクション。使える銃が(非常に少しずつ)増えていきます。完結しました! 書籍化二巻2019/9/19発売予定です! イラストは引き続き夕薙様です! 現在コミカライズ企画進行中!※文末に主にガンマニア系の方へのサービスといいますかトリビアで、注釈が記載されています。これは作者注であり、本文とは関係ありません。※書籍化に伴い、タイトルを変更しています。また、一部名称の変更をしています。※シリーズ作「北海道に魔物が出たので地元ハンターが出動してみた」完結しています!※シリーズ作「北海道の猟師のじいさんが異世界に行ってみたら」完結しています!※ ※印がサブタイトルに付いている場合は、キャラのイメージ画像(作者筆)が最後に載ってます。
「学研まんが」など、科学・文学・伝記などを漫画で読みやすく表現した作品は過去に多く出版されている。本作はその一種として完成された作品である。異世界から主人公が事実上の転移を果たし、美女を娶り成功を収めるありきたりな展開の本編は、あくまで解説の為の土台でしかない。様々な状況をもとに行われる丁寧な猟銃の解説こそ本作の特筆すべき長所であり、著者の狙いが最も成功している部分である。とはいえ、本作は土台から洗練されている。主人公は、自分の知らないことに敬意を払う礼儀正しい好人物で、傲慢さや好色さなどの不快要素は慎重に排除されている。作中に時系列や視点の入れ替えなどの煩雑な構成は無く、単純な分理解しやすく解説が生きている。そして解説は実体験が基本で、各方面からの知識を実際に試した結果が多く反映している貴重なもの。猟銃、あるいは銃の世界に興味のある方には特にお勧めしたい。
まぷ
1つ注文があるとすれば銃の解説が細かいですね。但し現在の日本の猟師の現状や猟師の専門的な解説などは非常に分かりやすくお子様にも理解出来る内容です銃オタならば飛び付くネタ(まぁ銃解説に関しては中途半端に書くとアホ共がこれ見よがしに攻撃して来るから敢えて解説してる様にも感じるし ただの銃オタ?かも知れない微妙〜〜)たがそう興味無い方からすれば長いし邪魔ですね。
熊達磨
4位:『私、聖女。魔王の城で居候してます。』
作者:夕月 藍
魔王討伐のため、聖女に選ばれたセイラ。見た目も生まれもスペックも普通オブ普通のド庶民だけど、魔王を倒したあかつきには美麗な王子との結婚が褒賞として与えられるらしい。正直荷が重いと思いつつも王子や仲間達と旅をしなんとか魔王を討伐したセイラは、彼らに裏切られ魔王城に置き去りにされてしまう。途方に暮れるセイラに救いの手を差し伸べたのは、ついさっき倒したはずの魔王だった。色々と残念な聖女と魔王の異文化交流とゆるゆるラブコメ。※完結しました。番外編を随時更新しています。
優しい!優しすぎる!シンプルな文章で聖女視点で紡がれる優しいラブな話。個人的に私の琴線に触れまくりで、この作品に出会えて今、幸せを噛み締めています。癒されたい貴女、ドキドキが足りない貴女、優しさを求める貴女、オススメの作品がここにありますよ!素敵な魔王様と、純粋で可愛らしい性格の聖女。幸せを応援したくなる、そんな話です。
ゆいみら
3位:『訳あり令嬢の結婚』
作者:jupiter
結婚式当日になって結婚相手に逃げられてしまった伯爵家令嬢マーガレット・アディントン。残された手紙には『君の妹のアリシアと生きていく』と書かれており、マーガレットは呆然とする。そんな彼女の元に現れたのは苦手な人物、オルフォード公爵レイモンド・グレヴィルで、彼は彼女の足元にひざまずくと、突然プロポーズし―――。不運な訳あり令嬢が自分のことを嫌っていたはずの美青年に溺愛されるお話。※ゆっくり進みます。本編完結済み。【一迅社アイリスNEOより書籍発売中】
2位:『農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。』
作者:しょぼんぬ
●双葉社、モンスター文庫様より、書籍版1~5巻発売中です。●モンスターコミックス様にて、コミカライズ連載中です。P.S:2018年6月30日に漫画発売しました。超一流の農民として生きていくため、農民関連のスキルと、たまに友人の仕事の手伝いで他のスキルレベルも上げていたアル・ウェイン。ある日、最後のスキルのレベルをMAXにしたとき、彼の生活は一変する。「俺は農民として生きたいんだよ!!」※ちょくちょく修正します。主にステータス表記の仕様、主人公の言動など。なので、修正途中に閲覧した場合、辻褄が合わない部分が出てくるかもしれませんがご了承ください。
この作品を知ったのは、店頭で見てから。タイトルに惹かれて読んでみたけど、面白かった。農民だけど、己の固執とも言えるような努力の末、手にしたチートクラスの能力。最初はコメディに、徐々にシリアスに。ちゃんと意外な展開も盛り込まれていて、評価されるのは納得の一言。作者がとても気持ち良く書いているのが良く分かった。書籍化しているのも納得できる。主人公が最近チートではない気がするが、それはそれで味があるし良いと思う。これからも見守っていきたい作品の一つです。
1位:『指輪の選んだ婚約者』
作者:茉雪ゆえ
見た目と中身の一致しない美貌の騎士様と、刺繍に没頭していたい淡々としたお嬢様の、のんびりほのぼのした契約的婚約ライフのお話。(本編完結、たまーーーに番外編更新)※一迅社アイリスNEOから2016/9/30に書籍版が出ました。2~5巻も発売中です(書き下ろしました)※2018/11/06からFlosComicでコミカライズが始まりました!